情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
─夜更け〜夜明け前─
[ヴィリーが殺されたその日の夜中。
オレの頭は既に切り替わっていて、喰らうことだけが頭を支配していた。
とは言え、行動に移すまでにはいつもより時間がかかっていたけど。
エーファがどこに居るか探ってたってのはあるかな]
ディナーっつーよりはブレックファーストになっちまったな。
こんな朝飯も悪かねぇ。
[嗤いはリートに届いてたかどうか。
オレは獣の姿で闇に紛れ、エーファが居るエーリッヒの部屋へと向かう。
そういやコイツ、何でここに居るんだろな。
そんなに仲良かった印象はねぇんだが]
[…ふん? フォルカーは向こうの部屋っぽいな。
二人ともバラバラなのか、こりゃ好都合だ。
両方一気に襲うのも良いが、ちぃとリスクが高い。
今回はエーファだけにしとくぜ。
オレは足音無く静かにエーリッヒの部屋へと近付き、気配を探った。
…うん、一人だけだな。
けどなんだ? 新しい血の匂いもするな。
ま、そんなことどーでも良いか]
そんじゃあ……豪華な朝飯の始まりだ。
[にぃ、とオレは獣の姿で口端を持ち上げる。
最初はそっと扉を開け中を窺い、部屋の中に身を滑り込ませる。
エーファが一息ついて扉へと振り返った時、オレは目の前に立ちはだかった]
Bonjour, mademoiselle.
Comment allez-vous?
アンタを喰いに来たぜ。
[オレはそう言って嗤うと、声を上げられるより先に爪を上から振り降ろした。
爪は喉を裂き、胸を通り腹まで到達して。
鮮血を飛び散らせるエーファを、オレはそのまま後ろへと押し倒した]
はっはぁ!
簡単に裂けるもんだなぁ、柔らかい肉ってのは!
[聲を上げてオレは口をエーファの傷へと押し当てる。
甘く漂う雫の先、脈打つものを口に含み、その鼓動を舌で感じ。
そして一息に、噛み潰しエーファの身体から引き千切った]
んっ、ふ、んぐ。
……ふはぁ、甘ぇ……。
ちょっと酸味もあるな。
[オレは口の周りに着いた紅を舌で舐め取る。
舌に届く味には二つのものがあった。
酸味として届いたものは、人狼に対抗する護り手の味。
今はそれには直結せず、ただただ、エーファを貪った。
エーファの中から欠けるものが増えて行く]
[鼓動するものを喪った身体は巡るものを失って痙攣を起こし。
オレは破けた服から覗くエーファの肌に舌を這わせ、オレ達にとっての甘露を舐めとった。
まだ未発達な場所も舐めたのはオレしか知らねぇ余談だ。
甘露は舐めてもまた同じところに溢れて来る]
はふぅ……。
おい、リートも喰うか?
コイツ、護り手だぜ。
[だいぶ満足した頃、オレは聲をリートへと投げた。
聲はいつもよりも格段に艶のある中性的なものへと変わる。
聞く者には異性の聲として伝わることだろう。
舌で感じた味が護り手であることも理解し、リートへと伝えた。
が、少し時間をかけ過ぎたせいか、部屋の外に気配を感じる]
ちっ、誰か来たな…。
仕方ねぇ、朝食はここまでだ。
[言って、オレは毛に着いた血を身震いで弾き飛ばすと窓に手をかけた。
ふと部屋の隅に本紫を向けると、真っ白い猫が小さくなって震えている。
それを見て一度にぃと嗤うと、オレは窓から外へと身を躍らせた]
[一旦浴室へと入って人の身となり、余計な紅を洗い落とす。
また一度外へ出ると、自分の部屋の窓から中へと戻って行った]
悪ぃな、リート。
今度別の獲物喰わせてやるよ。
[分け前を与えられなかったことにオレは謝罪の言葉を向ける。
リートにとっては他の奴を喰わなくて済んだかもしれねぇが、内に居る獣は納得するかねぇ?
衝動に抗ってばっかりじゃ、苦しいばっかり*だぜ*]
/*
今までの流れの副題は「ねこの受難」。
飼い主と拾った子が立て続けに死んでいる。
くっそー、やっぱ表出れ無さそう。
夜頑張る。
―二階廊下―
[自分の存在が大事な弟を苦しめているのだと女は未だ知らない。
大丈夫と告げるライヒアルト。
彼の身を案じる気持ちはその言葉だけでは消えない。
けれどそれ以上言われたくはないかも知れない、と
納得しきれぬ様子のまま、小さく頷く]
――…ん。
無理はしないでね。
[言い添えて共に階下へと向かう]
―広間―
[階段を下りればアーベルとフォルカーの姿が見えた。
一方は血に濡れて、一方は怪我を負った風。
其れは何かが起きたのだと知らせるには十分なもの。
アーベルの説明>>38を聞けば菫は驚愕に見開かれる。
名を紡がれずとも誰のことかは知れて]
……そうでしたか。
[未だ少女であるフォルカーに傷を負わせた当人が其処にいれば
大人気ないと責めたであろうがその人は居ない。
人狼でないと知るその人は命を絶たれた。
一瞬過ぎるくらい面持ち。
怪我をした彼女と手当てするゼルギウスに何か手伝えることはと
歩み寄ろうとするが傍で心配するエーファの姿も見えたから
結局、彼女らに任せることにした]
[牙を持たぬ者が命を絶たれた。
それは惨劇は終わらず再び犠牲者が出る事を意味する。
朱花である義兄が襲われ、次は――。
そう思えば義兄の対である存在が案じられた。
エルゼリートからの知らせ>>45は厨房に届き
ブリジットやゲルダの姿は広間から見ることが出来ただろうか。
ゲルダの無事を確認すれば、微かに安堵の色を眸に滲ませる]
――……。
[告げるべき言葉があるのにその時は口を噤んだまま。
特に引き止められる事が無ければ黒衣を手にし一度リネン室へと向かった]
─厨房 カウンター側─
[広間の人物をじっと見詰めていた翡翠は、驚きのものから徐々に通常へと戻り、一度姿を隠してからまた瞼から覗いた。
表情に感情は籠らず、どこか呆とした態。
ようやく紡ぎ出した声も、いつもとあまり変わらなかった]
──…オレ、ヴィリーどうにか、してくる。
[そのままカウンターから広間に出て、オレはリネン室からシーツとタオルを取ってこようと進路を向ける。
誰がヴィリーを殺ったのか理解したのに、激情なんてものは湧いて来ず、凪いだような心持ちだった]
─ →納屋─
[リネン室には先にナターリエが居たかも知れないけど、オレは何も言わずシーツとタオルを手にする。
動きは緩かったけど、心許ないとまでは行かず。
きちんと持ちやすいように纏めてから外へと向かった。
納屋へと戻って来て再びヴィリーを目にする。
外傷は首の後ろだけみたいだけど、出血量が尋常じゃあなかった]
………んっとに。
ナニやってんだよ、お前は。
[コイツが死ぬとは思ってなかった。
こんな状況でもしぶとく生き残ると思ってたのに。
オレは血溜まりからヴィリーを引っ張り出して、何枚か重ねたシーツに転がした。
一人だから扱いが手荒になっちまうのは許せ。
転がしたヴィリーをシーツで包む中で、オレはコイツの顎に痣がまだ残ってることに気付いた]
……悪かったな。
[ぽつりと言いながら、オレは痣の部分を指で弾く。
後で具合を聞こうと思ったのに聞けず仕舞いになったな。
その時にちゃんと謝れたかは怪しいところだけど。
シーツに包み終えたら、オレは汚れた手をタオルで拭いて。
厨房から入るのは気が引けたから、一旦玄関口まで回って中に入る。
広間の方には目もくれず、オレは二階へと上がって行った。
アイツの部屋って*どこだったかな*]
/*
ネット環境がダウンしててキシャーってしてたら、エルザのログもふえていた件について。
くっ…
箱でうって携帯で打ち直すとかバカじゃないの私
―リネン室→井戸近く―
[リネン室で毛布やシーツ他に衣服等の洗濯すべきものはあるか探す。
エルゼリートがシーツやタオルを取りにくる気配>>55に
一度顔を上げるものの声を掛けられる空気でなく口を挟まずに。
勝手口から外へと出る彼に遅れて続き、井戸で水を汲んで洗濯をする。
彼の居る納屋にその時は足を運ぼうとは思わなかった。
先ずは白いままの毛布、シーツ、それから着替えの類。
盥に張られた水が濁ればその都度、水を汲みなおして――。
最後に洗うのは血の染みたその黒衣。
暫く水に浸していれば水面には赤がじわりと滲んだ。
赤は徐々に色濃くなり生々しい血の匂いが鼻につく]
――…う、……ッ。
[気持ちが悪い。濡れていない腕の方で一度鼻と口許を覆い眉を寄せた。
血の濁りが消えるまで、その匂いが消えるまで――
洗い終わる頃には手はかじかみ感覚が薄れていたけれど
それをさして気にせず苦とも思わず物干し用のロープに
水気を絞った洗いたてのそれを干してゆく]
―納屋の前―
[ふと納屋に足を向ける。
エルゼリートは既に屋内に戻っていたらしい>>56。
シーツに包まれた人のかたちをした其れを入り口から見詰める。
女は自分に祈る資格がないことを知っていながら
胸元で十字を切り聖句を紡いだ]
私の祈りなど届かぬでしょうけど……。
[祈りを紡ぐに相応しい義兄はもういないから。
自分が何も言わずに居たから命を絶たれたかもしれぬ人。
もっと罪悪感を感じるだろうと思われたのに
義兄を失った時ほどの罪悪感もなく感情は何処か薄い。
女はくるりと踵を返して屋内へと姿を消した]
―広間―
[勝手口から宿の中に戻るとおとうとの姿を探して広間に向かう。
ライヒアルトを見つけることが出来れば傍に寄り]
色々あって少し疲れてしまったみたい。
今日はもう部屋に戻って休むことにするね。
[そう告げてから何も無ければ部屋に戻り
言葉通り休むことになる**]
―早朝―
[義兄の死がよほど堪えていたのかその夜の眠りは深かった。
目覚めるのは常と同じ時間。身支度をして祈りを捧げ――力を行使しようと意識を集中させる。
結果は直ぐに知れた。見出せた時のあの悦びは無い。
けれど昨日見たそれとも何処か違っていた。否な予感がして部屋を出る。
エーファの姿を求めて廊下を歩めば彼女らの部屋に行く途中、異臭を感じて足が止まる。半ば開けられた扉を恐る恐る覗けば其処は噎せ返るような血の匂いに満たされていた]
――…え、
[二つ重なる姿が赤の中にある。エーファとフォルカー。
どちらがどちらか直ぐに知れたのは見極めた後だったからか]
エーファさんが、襲われた……?
フォルカーさん……。
[近しい者を失った悲しみは知れて労わるような控え目な声が
何時からそうしていたのか知れぬ彼女へと向けられる]
―早朝―
人を呼んできます、ね。
[双子である彼女らをこのままにもしておけない。
けれど女に出来ることは少なくて小さく紡いでから
人が居るであろう二階の客室の扉を一つ一つ叩いてゆく。
何があったか問われる事があればエーリッヒの部屋を指し示し]
エーファさんが襲われました。
[と、沈痛な面持ちで応えることとなるだろう**]
― 広間 ―
[驚いたようにこちらを見るエルザに、殴られるかな?とちらと思った。
だが予想は外れ、エルザはリネン室へと行く事に。
掴みかかってくる事を期待していたのに、拍子抜けした。それとも後で仇と殺しにくるかな?
そんなことを胸中で思った。
近づいたなら、蒼い花の事でも伝えようかな、と気まぐれに思っていたが。
今はまだ胸中にあるままに。]
― 二階・自室 ―
[広間で色々とあった後、もしくは合間にでも、こちらは服を着替えにと一度二階へ上がる。
自室に入り、血濡れた上衣とシャツを脱ぎ、ついでにそれで顔を拭う。
部屋に置いてあった古い鏡を覗き込むと、唇の端にまだ血が残っていたので其を舌で舐め取った。]
……不味いねぇ。
[そう呟き口の端を上げる。
歪んだ笑みを浮かべた自分が、鏡には映っていた。]
― 井戸 ―
[それから汚れの酷い服を手に、一階へ降り井戸へと向かう。
エルザはもう去って、ナターリエは選択を干していただろうか。]
おっと、シスター洗濯かい?お疲れサン。
…大丈夫?大分参ってるみたいだけど。
[顔色が悪く見えた彼女に声をかけた。言いながら、自身は血濡れた服を水桶につけて色を落とした。水はみるまに赤くなってゆく。
ナターリエはまた血に反応しただろうか。気分を悪くしたなら、案じるように声をかけ、吐き気が見えれば背中でも撫でるだろう。
もしそうでなくても、世間話をするように。]
こんな状況だしね。参るのはしかたないサ。
みんな苦しいよ?
大事な人が狼かもしれない、大事な人が誰かを殺すかもしれない、大事な人が――一人で何かを抱え込んで、苦しんでいるかもしれない。
そんな状況だしネ。
[言って労るように、彼女を見た。
表情におかしな所は見当たらないはずだが、相手がどう受けとるかはまた別で。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新