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…それでも、心配はする、か。
[ジョエルの言葉に、微笑んで目を閉じた。
こうなったことがきっと嫌ではないという言葉には、少し間を置いて、また頷いて。]
─…そう、だな。
何も出来ないことがもどかしくはあるが…
それでも、こうして見届けるだけでも出来るなら、悪くない。
…いや、見守るの方が正しいのかな。
それもいいかもしれない♪
[固体としての名前はまた後でいいものを思いついたらつけなおそうと、すでに興味は先の捕食をしようとする相手のことに意識がいっていたから。
宿主が少しおかしなことにも、ωの宿主が少しおかしいのにも気づかず。
まだまだ子供っぽい部分を見せていた]
[>>+8フランと顔を合わせるのを悩むジョエルの顔を見て、小さく息をついた。]
それは、実際に顔を合わせてから決めたらどうだ。
どうせもう死んでいるんだ、好きだ嫌いだと言った所で何も変わらないさ。
大体お前のことを嫌っていたなら、私も嫌われている可能性は高いんじゃないか?
[フランとは面識は無かった為に彼女とジョエルの関係がどうかは知らないが、ジョエルと普通に接していた自分に対して過剰な反応を示すものは少なくなかった。
彼女が自分を知っているかは知らないが、知っていたなら嫌われている可能性は大いにある。
それでも一人にしておくつもりは無いが。]
― 朝・第二階層通路 ―
[それはまだ暁闇と言って良い時刻。
居住区を出て歩いていった先には一体の犬が倒れていた。
周囲に争った様子はなく、武器も使われること無く沈黙させられたのだと分かる]
どうやったんだか。
[生体部品である脳は千切られ食われていて。
記録が無事だったのは視覚センサーの一時メモリだけだった。
そこに残されていたのはリディアの姿]
ほう。
これはまた見事な。
[どうみてもリディアとしか見えない。
けれどリディアは死んでいる。つまりは、擬態ということになる]
あれ、痛いよな
[心配という言葉に、呟いた。
痛いという感覚は、未だに解らないけれど。表情は歪む。]
見守る
[その言葉を繰り返す。
守るという単語が使われているそれを、自分がするという事に少しの抵抗を感じる。
けれどその言葉の意味は、当てはまっていた。]
…うん
─ →第二階層・自室 ─
[歩調が緩まると>>21嬉しそうにひょっこりひょっこり付いて行った。
だから部屋に入るなり肩を掴まれて、突然言われた言葉には盛大にぽかーんしていた。]
へっ?
[とりあえず、言われた意味が頭に浸透するまで時間がかかった。
30秒ぐらいしっかり固まった後で。]
うん、かーちゃんきれーだけどすげーたくましかったから!
あととーちゃんの子供だから強いよ!
[母親はどこぞの令嬢だったのだが、しおらしい、可憐、とは何だか無縁な人でもあった。
だから軍人の父親とくっついたのか、くっついたからそうなっていったのか、そこは子供には解らないままだが。
ともあれ言われたことにはこっくり頷く。
ただ何があってもの部分はいまいち理解していなかった。]
― 朝/第二階層・通路 ―
まったく。
[感心と呆れとが入り混じったような声で呟き。
パトラッシュの損傷部位を確認していく]
武器は使用前に壊されている。これはレーザー痕。
首の傷は研究主任やリディアと同じ。脳が引き出されている。
他の生体部分も殆ど残っていないのは絶対量が少なかったから。
分析としてはこんなところか。
[他の場所に移そうかとも考えて、思い直すと部屋から毛布を持ってきて上に掛けた。証拠隠滅を疑われても嫌だし、こうしておけばオーフェンがいきなりご対面してパニック、という確率も減るだろう。毛布を捲ってしまえば同じかもしれないが]
何か飲みながら待機かな。
[誰も来なければそのまま食堂の方へと向かった**]
─ →第二階層 自室 ─
[普段も実験室の前室に泊まることの多い、あまり活用のされていない自室。
カードでキーを開けると、左側頭部を押さえたまま中へと入った]
然程じゃねぇな…。
洗い流しちまった方が早いか。
[流れていた赤も止まり、肌に多少こびり付いているような状態。
直接圧迫に使っていた焼き切れたバンダナはゴミとして捨て、洗い流しついでにシャワーを浴びることにする。
バンダナが外された頭に噂されたような機械が埋め込まれているようなことは無く、手の加えられていない生身の人間であることが分かる。
自分が持ち得る記憶力の良さは、機械ではなく自前の能力のようなものだった]
[烏の行水と言わんばかりの時間でシャワーを浴び終わると、今まで手に入れた情報を頭の中で整理する。
頭の中では関連する事柄ごとに情報が”文字通り”纏められ、一つのグループとして頭の片隅に置かれた]
撃たれた者、食われた者。
その中のどこにもPMCの気配は無い。
あの五名の中に居る。
……ってのは誰にだって分かることだな。
接点の少ない連中を見極めろってのが無理な話だ。
[父との接点があった通信士ですら、個人的な付き合いと言うものはほとんど無い。
細かな行動からの差異を見つけ出すと言うのは、自分にとってはかなり困難なことだった]
…明日生きてたら、悩むことにするか。
[PMCが昨日と同様、夜中に誰かを襲う気で居るなら。
それが自分へと向けられるのであれば。
今あれこれ考えても無意味だろうと、その日は直ぐに休息を取ることにしたの*だった*]
[ロザリーのことを言われれば、その記憶にある彼女のことを思い出す。
いいとこのお嬢様でありながら、おてんば娘と言う言葉が似合いそうな面を持つ彼女。自分の愛した女性。
その相手との忘れ形見である息子に微笑みかける]
いい返事だ。男の約束だぞ。
[くしゃりと頭を撫でてから、彼の持つレーザー銃を出すように言う]
整備しておいてやる。
[まるでやり残したことを無くそうするかのような様子は、まだ幼い息子には感じ取ることはできなかったかもしれないが]
そうだな、痛いな。
でも、どれだけ痛かろうがあのくらいで死にはしないさ。
[ジョエルの呟きに頷いた後、淡々とそう言って。]
大体スティーヴが簡単に殺されたりするものか。
どんな手を使っても自分の敵より先に倒れないタイプだぞ、あれは。
[至極真面目な顔でジョエルを見上げ、違うか?と首を傾げた。
見守ると、繰り返し呟いたジョエルには柔らかく微笑んで。]
/*
結局赤猫が赤なんですかね。[そんな認識]
だってあの人の赤率は異常…。
そしてノブがどっちだか分からなくなった。
PC視点でノブが疑惑濃い目に移動中。
…と思ったが、改めて情報整理するとそうでも無くなる気がしないでもない。
[痛い>>+13といわれた言葉にやっぱり、という顔をする。
けれど続く言葉にリディアを見て、彼女の真面目な表情にひとつ瞬いた後、]
ははっ、ちがいないや
[そう笑った。違いないや、本当に。
…
そうして、スティーヴ>>20が集会室を出て行くのを視線で追う。]
…
[今日もまた、誰かを道連れにするんだろうか。
今日もまた、生き残る術を模索するんだろうか。
彼らは何を考えているんだろう。
集会室に残っている面々を一度見回し、怪我をしたパトラッシュとオーフェンの様子に少し目を細め。
暫くはこの場で見守る。
*リディアに何か提案をされたら、そちらについていくだろうけれど*]
なら呼びかけるときはこちらで。Lady?
また気に入る名が浮かんだら教えてくれれば良いから。
[いつでも変更は出来るのだと宥めるように笑う。
最後の1欠片がどうしても取り込めなくて、ω自身も少しだけ苛立っていた。ただしそれは極力向けないように。先行者の意地]
うん♪そのときは教えるね♪
[ωの意地とかそういうものに気づくほどの機微はまだない。
そしてωを超えるかのように宿主を捕りこむのも、そうかからず後の話となった]
― 夜 ―
Lady?
[浅い微睡の中、同胞から名を呼ばれて眸を開く]
それはそれは……おめでとう。
[一瞬苛立ちが掠めて、すぐに拍手の気配。
見事にやり遂げたことを讃える意識も嘘ではなかった]
取り込み切れれば自由度も上がる。
後々も楽になるだろう。
[だから早く「ノブ」も取り込まなければ]
/*
オーフェンが違うならカルロス−ノブしかないんだよな。
しかしカルロスがPMCなら俺が脅威になりそうなことは理解出来そうなものだがなぁ。
俺が襲われない理由は何だ。SGか。
エリカ?
最初から選択肢から外れますが何か。[中身的な意味で]
おまかせにして飛んできた可能性は否めないが。
[>>+14ジョエルの笑顔を見て、少しだけあれ、と思った。
生きていた時と同じのような、違うような、何とも言えない感覚があったのだけれど、それがなんなのかは解らなくて。
けれど、以前の笑顔よりも今の笑顔の方が良いなと思ったから、口には出さずに笑顔を浮かべた。
>>+16自分の言葉にジョエルが頷いたのを見て、ようやく突きつけた指を下ろす。
あのな、と彼から言われた言葉には気恥ずかしそうに少し頬が赤くなりつつも、嬉しそうな表情に変わって。]
…そう、か。
そう言ってくれると嬉しい、ありがとう。
[微笑んで礼を言って。
不思議そうに瞬きをして聞き返されたことには、苦笑と共に頷きを*返した。*]
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