― →食堂―[今日の目覚めは昨日と同じではありませんでした。誰の声も響く事はなく、代わりに何かの音色が夢現に届いた気がしましたが、目を覚ますまでには至らず。お陰で僕が食堂に降りたのは、いつもよりも遅い時間でした]……。おはよ。……みんな、いる?[僕は尋ねて、辺りを見回します。今まで死んでしまった人たちと、昨日自衛団員さんたちが“処刑”した1人以外、誰一人欠けてはいませんでした]