情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―深夜―
それじゃあ、いってくるね
[ナターリエに告げるように聲を送ってから、部屋に篭るアーベルのもとを訪れる]
アーベルお兄ちゃん、ユリアンお兄ちゃんと人狼のことで大事なお話があるの。
[ユリアンと人狼のことを出せば、ドアを開けてもらうことはできるだろうか。
部屋へと通してもらい、少しの間俯いていいにくそうに]
あのね…、ユリアンお兄ちゃんのこと人狼だと思って殺したんだよね?
[突然の言葉は幾分か驚かせたか、あるいは自分のこともすでに気づいた時だったか、詳細はさだかではない。
そのまま飛び掛る時には人と獣の混じる姿で、のどを狙いするどい爪で裂く。
まずは声を奪う、父親から教わった狩りのやり方]
ひどいよね…、私たちのこと、悪者だって皆して……。
[ユリアンがどんなつもりで、アーベルに殺されたかはわからない。
でも、ユリアンは確かに人を襲う自分と同じ人狼だったけども、
人を思いやる気持ちももっていたしたしかに人でもあった]
皆だって生きる為に、食べるじゃない。
生きようとすることが、そんなに悪いことなの?
ユリアンお兄ちゃんだって、死ぬつもりはないはずだったのに……、
[本気ならば、少なくともアーベルが無事で済むはずがないとおもっていたから。
かける言葉はどれも感情に任せたままのもので、再度飛びかかると、力任せに床に押し倒し、
反撃は受けたかもしれないけど、気にせずに爪の生えた、獣の腕を振り上げ]
だから…今度はアーベルお兄ちゃんが死ぬ番だよ…。
[ユリアンがアーベルを殺さなかったのは、たぶん生きてほしいと思ったからなのかもしれない。
あるいは、最後に人の心が、アーベルを手にかけることを迷わせたのかもしれない。
いずれにせよ彼は人狼を見つける力をもっているらしく、そしてユリアンを殺すという行動を示した。
だからこれ以上、生かしてはおけない]
大丈夫だよ、ちゃんと…美味しく食べるから。
[それが命を奪う側としての礼儀だと、父親の教えのとおり。
振り下ろした腕がその胸を裂いて貫き、心臓をえぐりだして止めをさす]
いただき…ます……
[行儀よく?感謝の祈りをささげるように呟いてから、事切れたその身に内臓を中心に食らいつく。
飢えと渇きの果てに起こした行動ではなかったから、血に酔い過ぎることもなかったけども…、
仲間を奪われたことによる、衝動的な部分もあった。
だから、食べ終えた後のアーベルの体をベッドに寝かすときに、つい放るようにしてしまってから]
あ……
[うつぶせに倒れるアーベルにせめてというように毛布をかぶせる]
ごめんね、アーベルお兄ちゃん。
おやすみなさい……、私は……生きるから……
人間がそのつもりなら……
[呟く言葉は聲にもなって、ナターリエにも届いただろうか。
窓を開けてそのまま、その部屋を*後にした*]
/*
この調子だとヘルムート吊りいけるかな。
キリング(あるいはキリングされ)とかはわりと久々なので頑張れるといい…zzzz
[ナターリエの聲>>*1に途惑いの色。
何を知ったかはその響きで知れたけれど]
シスターナターリエ。
[眠るような状態で名を紡ぐ。
届かないともう分かっていても紡がずにはいられない]
泣くな。
泣かなくていい。
[泣かせた元凶は少しだけ焦ったような聲でいう。
護らなくていいんだ、と、言っておけば良かった。
人狼である己の存在を認めてくれるだけで十分だった]
――…死ぬつもりなんて無かった。
[生きたいと思っていたのも事実。
同胞の問い掛け>>*3には否の言葉を向ける。
応えても届かない。
生きていないのだから、仕方ないのだけど]
[アーベルの立ち去る気配を感じる。
それでいいと思いながらも引きとめようと伸ばされる手。
何も持たぬ右の手が空を掴む]
――…アーベル。
[思わずといった風に名を呼んだけれど
生者である彼に届かぬのは必然。
仲間にさえ聲届かぬと知れていたから。
上体を起こし胸に触れる。
身体を失った魂の形に剣はない。
ふと下を向けば死した己の身体があり赤に染まるが見える]
あっけないな。
[己に向けてそんな呟きを漏らした。
ふ、と思いだしたように左手を開いた。
形見の品は其処に無く、少しだけ残念そうに掌を見つめている**]
/*おはようございます、皆さん遅くまでおつかれさまです。
えーとアーベルさんは自室ですか……。
お部屋にいく口実、どうしよう……。
― 4日目早朝/黒珊瑚亭 ―
………。いや、僕が行ってくるよ…。
君は…宿の朝の支度もあるだろう。
[アーベルの様子を見に行った方がいいだろうか、
というような話になったなら。
ゼルギウスを発見した時の彼女の悲鳴>>3:84>>3:85と、震える手を
カルメンに支えられていた様>>3:139が、ふっと脳裡を過り。
“ユー坊”とユーディットを呼ぶアーベルの声と、
親し気だった二人の様を思い出して。
ユーディットは彼女が行くというようなことを言ったかもしれないが、少し強い口調で自分が行こうと口にした]
……アーベル?
[アーベルの部屋まで行けば、間を置いて数度ノックして。
暫くたっても応えの無いのに、そっと扉を開けた]
― 4日目早朝/黒珊瑚亭 ―
[部屋に足を踏み入れた瞬間、血臭が鼻をつくも、
開いた窓の為にそれほど濃くはなく。
部屋の中央あたりから広がる赤黒い染みと、
寝台に俯せに横たわる――それだけ見れば眠っているのかと
思えなくもない、毛布を掛けられたアーベルの身体が目に入れば。
咄嗟に瞳を逸らすも、ややあってから近づいた]
……アーベルが…。
[仰向けになおした身体の、臓腑を失い広がる赤黒い洞と、
酷い喉の様が見えぬよう、毛布を喉元まで引き上げて隠してから。
微かにふらつく足取りで階下に降りた時には、
他にも誰か、起きてきていただろうか。
ユーディットの顔を見れば――言葉が渇いた喉に張り付いて…漂うのは数瞬の沈黙。けれど、血の気の引いた表情と強ばった声で、
酷く悪い知らせなのは、伝わってしまっただろうか*]
/*
アーベルさんの身体が俯せなのと毛布は、
ユーディットさんを慮ってかな?
と思ったので(違ったらすみません)
顔が見えるよう仰向けにして、後は同じく毛布で隠す感じで。
― 回想 ―
[ユリアンの死を確認しにいったカヤたちが戻ってくれば、その表情で本当なのだとしれて。
小さく俯く。
その死を見にいくことはできないまま、アーベルの部屋の前に、簡単なスープぐらいは置いておいた。
そして夜、部屋にもどってもほとんど眠れずにいて]
― 四日目早朝/黒珊瑚亭 ―
[けっきょく眠れなくてかなり早い時間におきだした。
父親の心配そうな視線にはちからない笑みを返すだけで。
エーリッヒ>>24が降りてきたのに、おはようと返し。
昨夜置いたスープはなくなってはいたけれど、その姿は見てないと答えて]
アーベルの様子、見にいったほうがいいかな……
[どこか不安げに呟く。
夜があけるたびに誰かが死んでいるのだから、もしかして、という思いもあって。
けれど強い口調で止められれば静かに頷いて、エーリッヒ>>25が様子を見にいくのを見送り]
[心配だけれども、朝の支度は続けたまま。
どれくらいか時間が立って降りてきたエーリッヒ>>26の様子に、手がとまり]
え、……アーベル、も……?
[強張った声と、沈黙とに。
手にしていた皿を取り落としてかしゃんと破れてしまった]
[エーリッヒが引きとめる声も聞こえないままに階段を駆け上がってアーベルの部屋へと向かう]
っ!
――アーベルっ!
[見えた室内に悲鳴のような声でアーベルの名を呼び。
毛布に遮られて見えない身体と、その下に色がる赤い色に。
昨日見たゼルギウスの姿がかぶさって、その場に崩れ落ちた**]
─ 三日目/黒珊瑚亭 ─
[瞬きを繰り返すユーディットの様子>>3:214に、楽しげに笑む、ものの。
続いた言葉に、僅かに眉が落ちた。
答えようのない言葉には何も言わず、こちらの言葉の意も問われる事はなかったから、それ以上は言わず]
……んん?
あー……言われてみれば、そう、ねぇ。
[示された羅針盤の裏。
印象に残った図形や図案を覚えるのは得意だったから、団長の手にあった徴も、記憶に刻まれていた]
(同じ徴……だとしたら。
同じ由縁を持つ、ってことかしらぁ)
[そこに思考が至るのは早く、なら、それが何を意味するか、と。
思考を先に延ばせば、過ぎるのは複数の予感で]
……ベルくん、が。
ユリさん、を?
[伝えられた事実に、零れたのはどこか呆然とした呟き]
……いか、なきゃ。
[それならば、自分は見なければならない、と。
そう、思ったから、再度、立ち上がろうとする。
消えぬ霞にもたつく間に、カヤと、彼を追ってロミが駆け出して行き。
二人を追ったヘルムートにも僅かに遅れて、外へと駆け出した]
……っ!
なんっ、で!?
[知らず、上がるのは、上擦った声]
なんで……なんで、黒いの!
なんで……なんで、ゲルダちゃんたちと、いろ、違うの!
[問うた所で、誰にも答えられるはずのない問いが路地に響く。
足の力が抜けてその場に座り込んだ直後に、黒い火は消えて、視界にいろが戻った]
なんでぇ……?
[幼い頃から見知っていて。
戻ってきてからは、彼の手で生み出される細工に心惹かれて、足繁く通っていた。
細工を見るのも、身に着けるのも、どちらも好きだったから。
繊細な細工を見ている間は、余計な事は忘れていられたから]
……新作、楽しみに、してたの、に。
[そんな思いが巡るから、口をつくのは日常的な言葉。
他にもっと、言わなければならない事があるはずなのに、言葉が上手く結べなくて]
もう、やだぁ……。
これで、終わって……こんな事、もう、終わらせて……。
[黒が何を示していたのかはわかる、から。
零れ落ちるのは、今にも泣きそうな震え声の呟き、ひとつ。**]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新