[出口がありそうな方向には人の気配が二つある。多分、ふたつ。二人分の声が聞えるからきっとそう。一つは目覚めた時に聞いた声と同じ。もう一つは――?]――――。[一瞬そちらに意識が無いたけれど返事聞こえると彼女>>+52に意識を戻し]ん、どうかな。それなら、迷子じゃないのかも。あなたは、帰りたくないの?私は、おうちに帰りたいの。