ベルナルト。だいじょうぶって、言ったじゃない。なんでそんなこと、言うの―――…[アレクセイの呼びかけに対して、何の返事も聞こえなかった。メーフィエが出したコエにも、また、ベルナルトからの返事は聞こえなかった。叫びそうに、泣きそうになるのを、駆け出しそうになるのを、辛うじて堪えた。それでも瞳だけは、震えを隠し切れずにいた。**]