人狼物語 ─幻夢─


87 紅の宴─人喰らい・鬼殺し─

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サーシャ

─ 大浴場 ─

[先程見た両開きの扉の前。
そこが何なのかはさっき聞いたため、唐突に扉を開けることはしない]

オリガー? まだ居るー?

[何度か扉をノックした後、その奥へと声をかけてみる。
しかし返事はなく、しんと静まり返った空気だけが返ってきた]

……もう出たのかな。

[体感経過時間的に、単純に考えればそれが妥当だろう。
それでも一応、中を確認しておこうと思った。
もし事故が起きたら………まぁ、その時はその時だ]

(14) 2013/09/11(Wed) 02:35:22

サーシャ

入るよー?

[声をかけながら両開きの扉の片方を開け、中へと身体を滑り込ませる。入ってすぐの脱衣所に人の気配は無い。
やっぱりもう出たのかな、と思ったところで、大浴場へと続く扉の前に鮮烈ないろが落ちているのが目に入った]

…………───── !!

[僕の顔から表情が消える。
今までにも何度か見た、鮮やかながら深みのある真紅のいろ。
アナスタシアやリディアの時とは違い、ひとひらだけであったけれど、嫌な予感を呼び起こすには十分なものだった。

僕は躊躇いなく目の前の扉を開ける]

(15) 2013/09/11(Wed) 02:35:38

サーシャ

う、 あ


   うあああぁぁああぁあああぁあぁああぁぁああ!!!


[最初は押し殺すように。
けれど耐え切れず、僕は喉が引き裂かれんばかりの悲鳴を上げた。
右目からは止め処なく雫が溢れ、表情は絶望に歪む。
両手は両側頭部を掻き毟るように動き、顔の左半分を隠していた前髪が大きく乱れた。

僕の片目に広がった光景は、美しくも残酷なもの。
湯面に漂う薔薇の花弁。
輝く金糸は放射状に広がり、その中央に白い肌、それを彩るように忌まわしき紅が散っている。
切り裂かれた胸元は、やはり空洞を作っていて、そこから湯面にも紅が零れ漂っていた]

(16) 2013/09/11(Wed) 02:35:54

サーシャ

なん、 なんっ で、

  なんで だ 、 『鬼』は、 死んだんじゃないのか!

[ジラントがころしたベルナルトが『鬼』だと思っていたのに。
もう誰も死ぬことは無いと思っていたのに。
思いは、最悪の形で裏切られた]

(17) 2013/09/11(Wed) 02:36:04

サーシャ

[乱れた前髪の奥から垣間見える、捩れ歪んだ肌。
右目からは滾々と雫が零れ落ちるのに、窪んだ左目からは何も零れてはくれない。
醜く歪んだ顔の左半分は、悲しみと同時に抱いた憤りを表しているかの*ようだった*]

(18) 2013/09/11(Wed) 02:36:16

サーシャ、メモを貼った。

2013/09/11(Wed) 02:41:58

ジラント、メモを貼った。

2013/09/11(Wed) 06:05:28

ジラント

― 一階・室内庭園 ―

[ぐ、と胸元に更なる痛みは、死の間際の鬼が残したもの>>3:142
反射的に、男の右手も更に力こもるけども。
そこで一度意識は途切れて。

来訪者に>>12気づくこともなく。
人と鬼はその場に崩れ落ちた。]

(19) 2013/09/11(Wed) 10:14:28

ジラント

[男が意識を失ってたのは少しの間。
ガラス越しの雨音に、男の漏れる息が混じる。]

……――っ。ぁ……。

[瞼が震え、ほんのわずか開く。
そこにあるのは、地獄の風景だと思っていたのに。]

あ………。

[覗き込むサーシャの姿。]

う、ぁ……

[視線だけを横へ。
血の気を失くしたベルナルトの顔。
それは、どこか愉しげなモノにも見えた。]

(20) 2013/09/11(Wed) 10:18:14

ジラント

[地獄へエスコートじゃなかったのかよ、馬鹿野郎が。
そんな事を毒づきながらも痛む胸元へ。
ナイフは突き立てられたまま。
もし、ナイフが抜かれていれば、失血死していたかもしれない。
もし、ナイフが数センチズレていれば、心臓を直撃していたかもしれない。]


……鬼は、死ん……だ、か――?

[絞り出す様な声で問いかけた。]

(21) 2013/09/11(Wed) 10:19:27

ジラント

[その後、男はサーシャに止血を頼む。
やり方がわからないようなら、指示をし。
ほどなくして、シャツの代わりに包帯を巻かれた状態に。]


……すま…ん……。
もう、大丈……夫……。

[ああ、どこかで言ったセリフに似てる。
紅に濡れ、仰向けに倒れているベルナルトの顔をちらと*見た。*]

(22) 2013/09/11(Wed) 10:29:21

ジラント、メモを貼った。

2013/09/11(Wed) 10:35:59

サーシャ

─ 数時間前:一階/室内庭園 ─

[近付いた先に倒れる、ふたつの身体。
片方は、骸。
もう片方は───]

……あ、生きてた。

[声と、薄らと開いた瞳>>20に、僕は思わずそんな言葉を零した]

『鬼』───  ベルナルトさんの、こと?

……………うん、死んで る。

[問いかけ>>21に視線をジラントからベルナルトへと向けて、息をしていないことを確認すると肯定の言葉を返す。
愉しげに見えるベルナルトの表情に、笑ったまま死んだアナスタシアの顔が重なって。
薄ら寒い思いが身を襲い、紡ぐ声が引き攣った]

(23) 2013/09/11(Wed) 11:17:00

サーシャ

[ジラントに刺さったナイフは際どいところにあるようで、止血と、その処置を彼に頼まれる>>22]

こう?

[軽い怪我の手当てくらいなら出来もしたけれど、こんな重傷者を相手に手当てしたことなんてなくて。
ジラントに教えられながら止血をして、彼を包帯でぐるぐる巻きにした]

ここだと落ち着かないだろうし、大広間にでも行きますか?
肩貸すくらいなら、出来ますよ。

………もう、『ゲーム』は終わり、ですよね?

[左足に関しては一旦捨て置いた。
流石に重傷者を放置なんてしていけない。
『鬼』が死んだなら、『ゲーム』は終わりのはず。
僕はそう思い込んで、ジラントに確認するように*問いかけた*]

(24) 2013/09/11(Wed) 11:17:28

サーシャ

─ 現在:一階/大浴場 ─

[僕の悲鳴で駆け付けた者は居たか。
周囲を気にする余裕もなく、僕はふらりと湯船へと足を進める。
服が濡れるのも構わずその中に入って、衣服を身に纏ったまま浮かべられたオリガへと手を伸ばした]

オリガ……………オリガ……っ!

[真一文字に切り裂かれた喉が痛々しい。
触れたオリガの肌は、お湯に浸かっているにも関わらず、どこか冷たい。
肩の後ろに右手を通し、彼女の腰に左手を当てて。
僕は身体を折り曲げるようにしてオリガを自分の方に引き寄せた。
一度は思い止まった行為。
失いたくなかった者、護りたかった相手。
零れ落ちたものを取り戻そうとするかのように、僕はきつく、彼女の骸を*抱き締めていた*]

(25) 2013/09/11(Wed) 11:30:20

サーシャ、メモを貼った。

2013/09/11(Wed) 11:33:05

ジラント

― 一階・室内庭園 ―

そ、か……。

[引き攣る声が告げる鬼の死>>23
短い返事は、それが鬼との肯定も含めたもの。

は、と乾いた嗤いが漏れた。
地獄の果てまで狩ってやるつもりだったのに、と。]

(26) 2013/09/11(Wed) 13:19:05

ジラント

あ……ナイフは、俺が抜く……
その、あとに……
ぐっと、ガーゼで……思いっきり、抑えろ。

[言って、ナイフの柄を両手で握る。僅かに抜くだけでも、悲鳴が上がりそうな痛み。
それならばと、男は一気に引き抜く。

紅が、散った。]

(27) 2013/09/11(Wed) 13:23:09

ジラント

  
      うぁぁぁぁぁーーーーーっ!

[意識を手放しそうなほどの激痛を、叫ぶことで必死に紛らせる。
散る紅は、直様サーシャが押し当てたガーゼに吸い取られた。]

……――っ、ぁ……。
そ、そのまま……。

[問う声に>>24、頷き。
やがて、流血は収まる頃に包帯を巻いてもらう。

止血してもらったとは言え、それでも。
ナイフを抜いた時の失血に震え、まともだった右目も霞んでいた。]

(28) 2013/09/11(Wed) 13:23:43

ジラント

……そ、だな……。
終わり、か、な……。

[ゲームの終了条件など、男は全く考えていなかったけども。

終わりを問われれば>>24

獲物を――、
鬼を狩ったなら、もう自分たち人が狩られる事もないだろう、と。
まだ鬼が残っていることを知らぬ男は、サーシャの肩を借りて、立ち上がり、共に大広間へ。

回復には食事と休息だと。
メイドに暖かいスープと肉を頼んで、無理やり腹に収めた後、やがて睡眠を貪るために*自室へと。*]

(29) 2013/09/11(Wed) 13:28:44

ジラント、メモを貼った。

2013/09/11(Wed) 16:10:32

アレクセイ

─ 地下一階・武器庫 ─

[地下一階まで降りたのは、事が起きたのが室内庭園とは知らなかったからと。
己の身守る為、『ゲーム』に勝つ為の牙を早く強固にしたかったから。

武器庫の中に入ると暫し物色に時間を費やし、選んだのは]

使いやすそうなのは、これかな。

[腰に括りつけているナイフを3倍程大きくしたような小剣を手に、独りごちる。
そのまま幾度か振って、その重さと間合いを身に覚えさせてから腰に取り付けた鞘に収め。
もうこの場に用は無いと、踵を返した]

─ →一階・室内庭園 ─

(30) 2013/09/11(Wed) 19:02:09

アレクセイ


─ 一階・室内庭園 ─

[武器庫から出て向かったのは、室内庭園。
青年が横たわるその場所に、ジラント達の姿は既に無く。
キリルやメーフィエがその場に居たならば、会釈位はしたが声はかけなかった。
誰がいてもいなくても、構わず青年の元へと近付いて]


ベルナルトさん。

[名を呼び、傍らに膝をつく。
その顔を見て、緩く細めた目を、伏せて]

借りにしておくと言っておいて。
…踏み倒していくのは、どうかと思いますよ。

[さらりと、金の髪を掬いあげて。
青年にしか見えないように顔を俯かせ、言葉を紡いだ後。
ふらりとした足取りで、この場を離れた]

(31) 2013/09/11(Wed) 19:02:30

アレクセイ

[それから、どこへ行き何をしたか。

少なくとも、生きている誰かの部屋を訪ねることはせず。
食事を取りに行くことも、しなかった。

この屋敷に着いたばかりの時は確かに空腹を覚えていたのに。
今は、まったく食欲が湧かなくて。


リディヤの部屋、女主人の書斎と辿り、彼女達の亡骸に触れ。

最終的に足を止めるは、三階の展望室**]

(32) 2013/09/11(Wed) 19:21:26

アレクセイ、メモを貼った。

2013/09/11(Wed) 19:22:52

サーシャ

─ 数時間前:一階/室内庭園 ─

[ジラント>>26から返る声は是を含み。
僕は彼がとびきりの獲物を仕留めたのだと改めて知る。
彼の指示通りに止血を手伝い、上がる絶叫>>28に思わず耳を塞ぎたくなった。
けれど目の前で弾け飛ぶ紅が目に入り、反射的に言われた通りにガーゼで傷口を強く押さえる。
問うた声に返されるままに押さえつけ、処置が終わった後に僕は深く長い息を吐いた]

終わり……ですよね。
うん。

[問いに返る声>>29に頷き返して、僕はジラントを支えて大広間へと連れて行った。
食事はついでに一緒に済ませる。
その後、彼が自室に戻る際にも手が必要なら、支えることもするだろう*]

(33) 2013/09/11(Wed) 19:40:40

サーシャ、メモを貼った。

2013/09/11(Wed) 19:42:53

ジラント

― 自室 ―

ん……。

[男は深い眠りから目を覚ます。
いつもの様に身体を起こそうとして、ずきり、胸に走る痛み。]

―――っ!!

[再び伏せ、痛む箇所に視線を向ける。]

あー、ちくしょ。
こりゃ暫くは大人しくしとかねぇと、か……。

[血は止まっている様だが、激しい動きには耐えられないだろう。
顰めっ面をしつつ、今度はゆっくりと身体を起こして、煙草に手を伸ばす。]

(34) 2013/09/11(Wed) 19:51:42

ジラント

[紫煙、深く吸い込み、吐き出した。

思い返すのはベルナルトとの戦い。
人を喰らうバケモノなのに、戦いぶりは人のそれと変わらなかった。]

なんなんだろな……鬼って……。

[ぽつり、零して。
嗤う。
小難しいことを考えたってどうにもならないとわかってるのに、と。]

(35) 2013/09/11(Wed) 19:53:09

ジラント

[煙草を吸い終えた男は、ゲームが終わったなら玄関が空いているかもと、念の為に腰に鉈を下げ、部屋を出た。
壁に片手を付きながら、なるべく傷に響かない様にそろりと廊下を歩いていれば、血の臭を近くに感じ、顔を顰めた。]

ここ、か……。

[血の臭が漏れている扉をノックする。返事はない。
用心のために鉈を抜いてから扉を開けた。

どす黒く変色した血に染まったシーツが見えた。]

→ ニ階・リディヤの部屋 ―

(36) 2013/09/11(Wed) 20:02:27

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生存者 (3)

メーフィエ
24回 残12163pt
ジラント
30回 残12460pt
アレクセイ
107回 残9070pt

犠牲者 (4)

アナスタシア(2d)
0回 残13500pt
リディヤ(3d)
54回 残11465pt
オリガ(4d)
35回 残12174pt
キリル(5d)
34回 残12444pt

処刑者 (3)

プラーミヤ(3d)
51回 残11824pt
ベルナルト(4d)
111回 残9450pt
サーシャ(5d)
122回 残9741pt

突然死者 (0)

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