[向けられる視線>>+12に、黒狼は現から瞳を逸らして亡霊を見る。こて、と首を傾ぐ仕草も瞳にある楽しげないろも、どこか、生前の青年と似通ったもの。言葉は発されてはいないが、「それがどーした」と言わんばかりの雰囲気はしっかりにじみ出ていた]