人狼物語 ─幻夢─


91 白花散る夜の月灯

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視点: 人

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湯治客 アーベル

―談話室―

[ああ、俺もいい大人なのに。
大人の人を困らせてしまうなんて、まだまだ子供だ]

[謝る必要がないなんて言われて>>55しまえば、言葉はもう呑み込むことしかできない。
何か言われるのなら聞くつもりだったけれど、溜息のような大きな呼吸に掻き消えてしまった]

ん、助かる。
俺だけじゃあ運べる気がしなくて、さ。

[左腕を使わないようにすれば、動く事自体が減っていく。
だから右腕も一般的な人より劣っているだろう。
その両腕で、力をなくした人はきっと運べないから]

……うん。ありがとう。

[気遣うように掛かる彼の言葉>>58に、礼と共に頷く。
そうして、そっと赤に触れていたから。
彼がマテウスに問う言葉は気付けなくて]

(59) 2014/01/17(Fri) 23:06:44

自衛団員 マテウス

─ 談話室 ─

[オクタヴィアンがやって来て、アーベルに声を掛ける>>58
それは見遣るだけだったが、落とされた声が耳に届くと少しだけ思案して。
同じように声を落として返す]

……いや、今日は見ていない。
部屋以外の場所には居なかった。
だから部屋か、外だと。

[客室以外は見回ったからそれは間違い無い]

(60) 2014/01/17(Fri) 23:07:04

編物好き イレーネ

― 回廊→談話室 ―

あ、エルザさん。

[談話室に入る背を見かけて追いかけると、心臓がドキリと跳ねた。昨日のそれと同じようで、少し違うような焦り。
早く確認しなければ]

アーベルさん……ミリィお姉ちゃん。

[談話室の入口で立ち止まる。
父とアーベルの影になってか、ミリィの顔は見えなかったけれど。やはり見覚えのある足元と、オクタヴィア>>58がアーベルに掛けた声で、何が起きてしまったのかは悟れた]

……やすらか、に。

[いや、きっと安らげない。人狼を正しく探そうとしていたのはミリィだった気がする。それならきっと無念があるだろうと思うと、祈る声も揺れた]

(61) 2014/01/17(Fri) 23:08:20

司書 ライヒアルト

─ 雪原 ─

……月のいとし子、と言った。

鋭き爪と、牙持て引き裂く夜の獣。

人でありながら人でなく。
内に獣を秘めし者。

[聞き返され>>56、返すのは『幻燈歌』の一節。
何者だ、という問いかけと共に抜かれたレイピア、そこに宿る光に僅かに走った震えは押さえ込み]

双花支えしは見出す者たち。
神より授かりし力持て。
闇に潜みし、月のいとし子たちを見出さん。

一つの力は生ある者を。
一つの力は死せる者を。

それぞれ見極め、導となさん。

(62) 2014/01/17(Fri) 23:09:10

司書 ライヒアルト

[また、違う一節を諳んじる。
歌う声は澄んだ空気の中に広がって、消えて]

……生ける者を見定める力のある者、と言えば、理解してもらえるか。

神の使徒、などと、名乗る気はない、けれど。

[最後の部分を口にすると同時に感じた息苦しさは強引に押さえつける]

……力によりて、あなたが何かを見定めた、から。
終わりにするために、ここに来た。

(63) 2014/01/17(Fri) 23:09:16

雑貨屋 エルザ

― 談話室 ―

……え?

[まだ終わっていない、という感覚はあったけれど。
談話室の扉を開けて、鼻に届いた鉄錆の臭いにフリーズした。]

……、だれ?

[その場にいる人たちに問うたものの。
アーベルなどの様子を見て、問いの答えを察して口を噤んだ。]

(64) 2014/01/17(Fri) 23:09:52

旅人 レナーテ

─ 雪原 ─

そう……終わりなの。

そんなに
    
   ──死に急ぎたいのか。

[白い大地を踏みしめてライヒアルトへと疾駆する。
右手にはレイピア。

人の常を超えていないとはいえ、商人を追い詰めたときよりも数段その速度は上で。
それは人として人を殺すことにもはや迷いの欠片も無いから]

(65) 2014/01/17(Fri) 23:17:03

自衛団員 マテウス

─ 談話室 ─

任せろ。

[アーベル>>59に代わり運ぶ役目を請け負って、ソファに横たわるエミーリアの手を腹の上で組ませる。
揃えられた足の膝裏と、肩の下辺りに腕を滑り込ませて、エミーリアの頭を自分に凭れかけるようにして抱え上げた]

扉を開けてもらえるか。

[アーベルにそう頼み、エミーリアを談話室から運び出そうと。
その頃には娘やエルザも居て、短く息を吐いた。
が、集まる顔を見てふと違和感を覚えた]

……ライヒアルトはどうした?

[いつも食事や茶を用意するため、談話室には欠かさず顔を出すと思っていたのだが。
これだけ人が集まっているのに、彼の姿だけが無い]

(66) 2014/01/17(Fri) 23:18:17

ピアノ奏者 オクタヴィア

─ 談話室 ─

いいのよ。
アタシにとっても、ミリィは大事な子だもの。

…ミリィだけじゃなく、アンタも。
エーリやカルメン達も、ね。

[>>59アーベルからの礼に弱く微笑みを返し。
マテウスへの問いに声を落としたのは、出来るなら自分だけで事を済ませようと思っていたから。
既に司書が向かっているとはまだ知らず。
だから、>>60マテウスからの返答には頷きだけを返し。
礼を言う前に、>>61イレーネと>>64エルザの声が耳に届いた。
悲しませたくないのに、と眉を下げながらも、唇を開いて]

ミリィ、よ。
今から部屋に、連れていく所。

(67) 2014/01/17(Fri) 23:20:08

編物好き イレーネ

― 談話室→聖堂外 ―

[オクタヴィア>>67が改めて言うのに、目を伏せて。
ごくりと唾を飲み込みながら指折り数える。
今朝になって、あと見ていないのはレナーテだけ]

行かなくちゃ。
外に出たライヒアルトさんはきっと、あの人を追いかけて。

[疑問を浮かべた父>>66の顔を見る。
答えるというよりは自分の考えを表に出して、パッと身を翻した。
焦りは一段と大きくなって、とにかく外へと足を動かす]

(68) 2014/01/17(Fri) 23:23:25

湯治客 アーベル

―談話室―

[零れ落ちる声が聞こえて、振り返る。
祈るイレーネ>>61と何処か茫然とした様子のエルザ>>64が見えて。
苦く、笑みを零した。
紡ぐ言葉は見付からなくて]

[力無いからだがマテウスの手で抱え上げられる。
請われた願いにぱっと動き出す。
扉を押し開いて、そうして後ろから零れた問い>>66に]

……え、 あ、?

[集う人々を改めて見遣る。
蒼を乗せた天鵞絨は、何度見てもそこには姿が無くて]

……どこ、

[ひやり、と。嫌な予感が背を駆ける]

(69) 2014/01/17(Fri) 23:25:26

自衛団員 マテウス

─ 談話室 ─

ッ、 イレーネ、待てっ…!!

[駆け出す様子>>68に声を上げるが、エミーリアを抱えてしまった以上追いかけることが出来ず。
咄嗟、視線がオクタヴィアン>>67へと向かう]

(70) 2014/01/17(Fri) 23:25:47

編物好き イレーネ、メモを貼った。

2014/01/17(Fri) 23:25:55

司書 ライヒアルト

─ 雪原 ─

……っ!

[疾駆する動きの速さに息を飲むが、悠長に構えてはいられない。
とっさに雪の中に転がり、その直線状から避けていた。
肩から飛び立った小鳥が、甲高く鳴く]

死に急ぐ気なんて、ないっ!

でも、このままにしておくのなんてできないし、そうしないために、誰か任せに流されるのも嫌なだけだっ!

[身を起こしながら、叫ぶ。
戦いの経験なんてないし、身体的にも人並み程度。
それを思えば、やっているのは無謀なのはわかっているが]

…………。

[息を整えつつ、銀十字架を握り締める。
身に帯びた、唯一の──月に対抗しうる力、を]

(71) 2014/01/17(Fri) 23:26:56

旅人 レナーテ

─ 雪原 ─

今更……祈りなど届かない!

[言葉とは裏腹に直観的に危機を悟る。
あれは何かを隠している者の目だ。
生を捨て結果を得ようとする覚悟の目。

だが、そうとわかっていてもライヒアルトへ伸ばした剣は止まらない。

その切っ先は正確に彼の心臓めがけて──]

(72) 2014/01/17(Fri) 23:31:48

湯治客 アーベル

―談話室―

[イレーネが駆け出す>>68
その先に『彼女』がいるのなら。
『彼女』が『人狼』であろうとなかろうと、それは]

マテウスさん、追って!

[エミーリアを抱えたままの人>>70へ駆け寄る。
両腕を伸ばして、受け止める意思を]

貴方にまで、後悔させたくないっ!!

(73) 2014/01/17(Fri) 23:32:14

ピアノ奏者 オクタヴィア

─ 談話室 ─

[>>66マテウスがミリィを抱え上げる。
結局この子の氷は融けないままだったと、見つめる瞳に悔いを滲ませ。

けれど、>>66マテウスの口にした問いにそれを胸の内へと押し込み、周囲を見回して]

…居ない、わね。

[これだけ人数が集まって司書がここに居ないのは不自然だ。
此処にいないのは、彼ともう一人、だけ。
もしかしてと胸に過ぎった不安は、>>68イレーネの言葉により増した]

あ…、ちょっと、イレーネ!

[駆け出す彼女に慌てて付いていこうとして、一瞬マテウスに視線を向けて]

もう誰も、死なせないわ。

[だからアンタも来なさい、と。唇だけで紡いでイレーネの後を追いかけた]

(74) 2014/01/17(Fri) 23:34:54

自衛団員 マテウス

─ 談話室 ─

[駆け寄り告げられる声>>73
伸ばされる両手、左腕は確かに動いている]

……落とすんじゃないぞ。

[向けられた言葉と、オクタヴィアンからの言葉>>74にも後押しされ、抱えていたエミーリアを伸ばされたアーベルの腕へ。
その結果を確認しないうちにその場から駆け出した]

(75) 2014/01/17(Fri) 23:38:09

旅人 レナーテ、メモを貼った。

2014/01/17(Fri) 23:42:18

自衛団員 マテウス、メモを貼った。

2014/01/17(Fri) 23:47:08

湯治客 アーベル

―談話室―

[落とすな、と。
向けられる言葉>>75に焦る思いで強く頷く]

[渡し方は優しくて、労わられていて]

……っ、と、

[けれど、ひとは重いのだ。
腕が滑って落とすなんてことはしなかったけれど。
持ち上げ続けることは難しくて、そろそろと床に下ろす]

……どうか、

[立て続けに人が出て行った扉。
エミーリアの身体を支えながら、祈るように頭を垂れた]

どうか、無事に――

(76) 2014/01/17(Fri) 23:48:02

編物好き イレーネ

― 聖堂外→雪原 ―

[父の声も、オクタヴィアの声も、聞こえていたけれど聞こえていなかった。そこは昨日と同じようで、息が上がってきても速度を落とさず走り続けた]

小鳥さん!?

[ピリリと甲高い声>>71は何故か聞こえた。それを導に走る。
良いとは言えない足元も気にならない。何かに後押しされるように駆けて]

だ、めぇっ!

[剣を構えたレナーテ>>72が見えると、喉が張り裂けんばかりに叫んだ。手にあったのは、エルザにもらった匂い袋だけ。せめてもと投げつける]

(77) 2014/01/17(Fri) 23:49:27

編物好き イレーネ、メモを貼った。

2014/01/17(Fri) 23:50:59

司書 ライヒアルト

─ 雪原 ─

諦めたらっ!
祈る事も願う事も諦めたら、なんにも、ない、だろっ!

[切っ先が繰り出される。
けれど、大きくは避けなかった。
戦いの術など知らぬ自分が、それに慣れた相手に一撃加えるには、身を捨てる覚悟が必要なのはわかっているから]

……祈りや、願いは、誰かに届く事を、期待するんじゃ、なくて!

[ぷつり、と音を立てて銀十字架を支える鎖を引き千切る]

(78) 2014/01/17(Fri) 23:54:21

雑貨屋 エルザ

― 談話室 ―

[ぎゅ、と唇を食い締める。
食い締めた場所から裂けて、血が出ても構わない、というように。]

イレーネ、あたしもいく!

………『Gib Schutz』

[ばたばたと駆け出しながら、
『おまじない』を口の中で呟いた。]

(79) 2014/01/17(Fri) 23:54:26

司書 ライヒアルト

自分の意志で、目指す所に、届かせるもの、なんだよっ……!

[鎖を引き千切った銀十字架、その切っ先が前に来るように握り直して]

だから、俺は、逃げない……届かせて、終わりにするっ!

[宣の直後に感じたのは衝撃。
けれど、それに屈すまい、との一念で、右手に握った銀十字架を旅人に突き立てた]

(80) 2014/01/17(Fri) 23:54:35

旅人 レナーテ

ふふふ……。

[右手には確かな手応え

だが、レナーテから流れ落ちたものが雪を赤く染める。

ぽたり、ぽたり、と。

そして焼け付くような激痛と冷たい銀の感覚



───それが左手にあった]


ふふふふははははははは!!!

(81) 2014/01/18(Sat) 00:00:39

自衛団員 マテウス

─ →雪原 ─

[駆けるのはオクタヴィアンの後ろ。
外に出てしまえば後は足跡を追うのみで。
武器になるようなものは何も持たず、身一つで現場へと出た]

イレーネ!!

[叫ぶ声>>77が聞こえる。
その声を目指して駆け、ようやくその姿を見つけた。
足元の雪を蹴散らしながら進み行く先。
そこにあるのは鮮烈の赤と漆黒の黒]

(82) 2014/01/18(Sat) 00:02:28

編物好き イレーネ

― 雪原 ―

[エルザ>>79にも答える余裕がなかった。
けれど『おまじない』の声は、小鳥の声と同じように届いていて。何かの力になるならばと]

あ、っ。

[投げると姿勢が崩れ、雪の上に膝と手を突いた。
四つん這いになりながら顔だけは上げて、銀十字架>>80と流れる色>>81に視線を注ぐ]

(83) 2014/01/18(Sat) 00:03:19

旅人 レナーテ

惜しかったな……司書さん。。
だけど……この差は何だと思う?

[ライヒアルトの奥の手を左手──レナーテは獣のそれではない人の素手で受け止めた。
その痛みが左腕全体に波及するが眉を顰めて激痛に耐える。]

──経験。

お前と私を隔てたのはそれだよ……神の使徒。

[それは踏んできた場数の違い。それは葬ってきた人間たちの数だけ知った人間の覚悟……故に防げた一撃。
すでに動かなくなった左腕、他の感覚はないのに確かな痛みだけが残る。これほどの傷を受けたのはいつぶりのことか]

お前と最初に出会っていたのなら私は死んでいただろう。

(84) 2014/01/18(Sat) 00:07:38

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生存者 (6)

マテウス
150回 残9956pt
ライヒアルト
137回 残9381pt
エルザ
39回 残13912pt
アーベル
77回 残11656pt
イレーネ
93回 残10736pt
オクタヴィア
58回 残12068pt

犠牲者 (3)

ギュンター(2d)
0回 残15000pt
エーリッヒ(3d)
91回 残11230pt
ミリィ(4d)
64回 残12594pt

処刑者 (3)

イヴァン(3d)
0回 残15000pt
カルメン(4d)
83回 残11549pt
レナーテ(5d)
94回 残12033pt

突然死者 (0)

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