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─剣道場─
……何とか……か。
[乱れた力、その波を。
どうにか、押さえつける事に成功して、一つ息を吐く]
しっかりしないと……。
[ごく、小さく呟いた、その時]
…………え?
[力の波、その乱れ。
それが、伝わってきた]
……これ……アズマ……君?
[立ち上がりつつ、数度、瞬く。
弾けた力と、その消失。
それが、意味するものを、感じ取って]
……そっ……か。
[零れたのは、小さな呟き]
……これで……浄めができるのは、俺一人……か。
[口元を掠める、笑み。
それはどこか、自嘲的な]
……なら……やるだけ。
[自室のベランダに立ち、手すりを掴んで遠く校舎の方向を見遣る]
あー。
司の片方はマイコが殺してしまったか。
本当、狂った人間は意外に強いね
[屋根の作る日陰の中、残念そうな口調とは裏腹
口元にはどこか楽しげな笑みが浮かぶ。]
[小さく呟いて、木刀を手に、剣道場を後にする。
初めて出会った、『同じ力を持つ者』。
その身が憑魔の餌食となる前に、還さねば、と。
そんな思いから、波動を感じる方へと向かい、そして]
…………あれは…………。
[桜の大樹の下。
地を染める紅に、僅かに眉を寄せる]
佐久間……先輩?
一体、何が……。
[零れた疑問に、*果たして答えはあるだろうか*]
[小さな妹と2人、手を繋いでじっと座っていた。
其処は白い大きな部屋で。
沢山居る大人たちは、皆同じ黒い服を着ていて。
写真の中の父さんは笑っていたのに。
本当の父さんは白い布の下だと言われ、見せてはもらえなくて。
隣に居る母さんは泣いていた。
何が何だか分からなくて、気の毒そうな顔でかけられる言葉の意味も分からなくて。
ただ父さんに言われた言葉だけを何度も思い出していた。]
[あれからずっと、その言葉を守ろうとしてきた。
もう殆ど覚えていないのに、父さんみたいになりたいと願ってきた。]
[だから何をしても平凡で、中途半端な自分が嫌いだった。]
[トン、と飛び上がって、頭上にせり出した屋根の縁に片手でぶら下がる。そこを支点に身体を引き上げ、足先が空中に判弧を描くように回転、寮の屋根の上へ。]
さて、
お毀れを頂戴しに行くとするか。
……しかしこれは随分と姑息だね。
……誇り高き捕食者であるということは
武士道精神とは直接的に繋がらない。
[夜半の猫のように足音も立てず、
微かに傾いだ屋根の上を歩いて行く。]
手段は選ばないか。
[眼下に桜の花。]
結果的には効率良く、望んだ世界へ
近付いて行く。
[その下で佇む人影。]
[疑問への答えは返ったか。
いずれにしろ、状況が全てを物語っている……と言えるのだが。
そして、不意に、上に感じた気配。戸惑いが消え、表情が険しくなる]
……俺……ちょっと、上を見てきます。
[呆然とするヒサタカに、小さく告げて。
……仔犬に視線を向けられたなら、微かに苦笑を浮かべるだろうか。
そのまま、校舎へと向かい、階段を駆け上がり──]
……っ!?
/中/
あらら、佐久間先輩とすれ違ってしまいました。
でもまだ顔をあわせられるような状況でもない、かな。
夜に時間が出来たらお話できるといいな。
そして考えてみれば。
昨日あれだけいて中会話を私がしていないと、他の人もやりにくかったりするのでしょうか?
…同じ時間に居られたら、こっそり中会話入れてみようかな…
……ちょっと……待ってくれよ。
[階段を楽しげに降りてきた姿。
鮮やかな白と紅をまとった姿に、気取られぬように気遣いながら小さく呟く]
まさか……彼女、が……。
[こちらには気づかないまま、下へと降りて行くマイコの姿に、小さく呟き。
ふるり、と頭を振る]
……人は……いくらでも人を殺せる……か。
[妙に冷めた呟きをもらして。気配が十分に遠のいたのを確かめてから、再び屋上へと駆ける]
─…→屋上─
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