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[くしゃみの音に振り向くと知った顔がひとつ]
ダーヴィット様、こんばんは。
先ほどカレーを作ったのですけど・・・・。
[作った場所は廃棄エリアの遥か奥。]
< カレーってことばに、
猫はにゃああ、と、あんまりうれしくない悲鳴をあげました。
だって。
カレーじゃないっていわれたけど。
あのモニター越しのものが、すごく、そう見えるんですもの! >
…つってもまだ、生まれてもないんだよなぁ…。
[なでなでとその冷たい体を撫でる。
ちり、と痛みがあったので手のひらを見て見ると、昨日の傷がかさぶたになっていた。]
猫さんがどこかへ行きたそうだったり驚いてたり色々なのですけど、何を言っているのかよくわからなくて。
[わかります? という目で火竜を見るが]
[ふんふん、と微かな鼻歌が食事の香りに混じって届くだろうか。
疾風の気配には気付いているのか気付いていないのか定かではないけれど、それなりに機嫌が良さそうなのは確かだった]
―二階個室―
[扉を閉めて振り向くと、彼の仔が私を見上げていて。
その無垢な瞳に、知らず私の耳は揺れる]
『…だいじょうぶ おれいをいっただけ』
[緩やかに唇を動かせば、彼の仔は小さく鳴いて褥へと転がる。
その弾みに包みが開き、紫と翠が零れる。
慌てて拾うその様子を見やり、私は褥へと腰掛ける。
長くはない散策であったはずなのに、立っているが辛かった]
< わからないって言われて、猫、こまりました。
でもなあ。人のすがたになると、きっと これより寒いんですよ!
猫にはたえられそうにありません。
だから申し訳なさそうになきました。
猫は炬燵でぬくぬくしたいのです。 >
─東部・草原─
[ユリアンが歩く方向の数メートル前。転送により現れたのは無表情のミリィ]
こんばんわ、ユリアンさん
ご機嫌はいかが?
[トンッと大地に降り立ち、挨拶]
[カレーとの言葉に目を輝かせるが、にゃんこの反応にくびかしげて。]
…にゃんこはカレーが嫌みたいだ…。やっぱり、おかかごはんのほうがいいのかな?
[部分的に合ってて大間違いなのはどうなんだろうね。]
─ナタ・リェの部屋→広間─
[料理の匂いと共に鼻歌が耳に届く。陽光のものだと気付けば、そのご機嫌な様子に何故か不安が頭を擡げるか]
よー。
何か良い匂いしてるが、誰か料理作ったんか?
[出来るだけ自然に。波風立てるような言葉は使わないように。当たり障りの無い言葉を選んだ。つもり]
[何処へ行こうか、と考える。
広間で寛ぐ、という気分でもなく、さりとて屋敷から離れるわけには行かず]
……風、当たるか。
[小さく呟き、選んだのは、上。
屋上へと上がり、白梟と共に、空を見上げつつ。
今、ユリアンと交わした言葉について思いを巡らせて]
[ゆるりと、異なる青を見つめる。
まるで別の意志を持って発せられて居るかの様な音に、
薄く開いた口唇から、微かに零れた吐息が
――白く、霧散して。]
捜している、か。…して、如何する?
――その欠片を、私は持っているけれど。
[ゆるりと笑みながら、一歩。青年へと足を寄せる。
白の上へ足跡が、一つ。]
私も、興味が在るんだ。
――君の、欠けた記憶の隙間に。
< 猫、カレーきらいに、にゃにゃー! とうなずきました。
とっても頷きました。ぶっちゃけ、違うけど、それでもうなずきました。
違うたべものかもしれなくても、カレーって。
カレーちがうっていわれても、カレーって!
猫の中での認識が、とても酷いことになってしまったのでした。
さいごの言葉は、いってないけど。
おかかごはんなら、猫、とってもよろこんじゃいます! >
あったかいのがいいとかそんな感じがするかも。
ぬくぬく?ぐつぐつ?
[なんとなく伝わったイメージは、コタツでねこなべぐつにゃー。]
すごいね、ヘルガさん!
[出来上がったのはずっとずっと(比較するのもアレなんですが)美味しいものだった。
うん次こそは、とか小さく呟いているかもしれない]
あ、ハインリヒさん。
ちょっと失敗したけど、ヘルガさんが色々してくれたの!
[広間の方に運びながらにっこり]
猫さんは、カレーお嫌いですか。
刺激物はダメなんでしょうか??
おかかごはんでしたら、飯盒にご飯を炊いたのですぐ作れますよ。
一度、戻ります・・・?
[相変わらず機鋼の竜には興味がない。興味があるのは竜に惹かれて錯綜している人だけだから。]
……、
持っている、の?
" Elb. "
[静かに]
[しんしんと]
[積もりゆく白]
[彼の青をも覆うように]
[立ち尽くして][歩み寄る][精神の竜を見る]
[揺らぎを抱く睛]
[聞こえる疾風の言葉に一瞬きょとん。
どうやら本当に気付いていなかったようで、少し瞳を眇めはしたけれど]
…ちび影が作ったんだとよ。
[ぼそりと呟き、自分はといえば料理ではなくアルコールを選び]
[猫さんの態度がよくわからず。頭の上に「?」がいくつも。]
鍋物はダメなんでしょうか。
猫舌だから暖かいものはだめ?
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