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[火に掛かった鍋からはちょっと不思議な香り。
新しく出した野菜は…ちゃんと洗ったし、それなりの大きさに切れている。ちょっと指先赤くなってるけど]
ええと、お塩…
[使わなそうな鍋も床に置いてあるか]
[深い眠りから一度浮上する。喚く風の声が聞こえたからだ]
…疲れてんだよ、寝かせろ。
[文句を言いながらその風精の言葉に耳を傾ける。
が]
………?
[何故か上手く読み取れない。自分が眠いせいだろうか。それとも昨日大量に情報が得られた反動が起きているのだろうか。集中して、風の声に耳を傾ける。ややあって聞こえてきた声は]
<時空の子が階段から落ちたのー>
……んなもんわざわざ報告してくんな!
[呆れと苛つきで風精に軽く怒鳴った。風精は驚いてどこかへ逃げる。大仰に溜息をついて、瞳を閉じた。集中し損、とか思ったが、それ以前に風精の声が聞こえにくくなっていたことが引っかかった]
…バランス崩れすぎじゃねぇか? 俺。
[この様子では、もう少し安定するのはいつのことやら]
まったく貧乏くじをひくと大変だねえ、おとっつぁん。
[くつくつと笑い隠さず、そのままキッチンをそろりとのぞきこむ]
………。
[思わず変な顔]
だから、その呼び方は何とかなりませんかと……。
[思わずため息。貧乏くじは自覚があるので、否定はせずに。
そうこうしてる間にたどり着いた厨房]
……ええと。
何をしてますかと。
[第一声がそれというのもどうか]
[揺れる瞳が映したは、視界を過ぎる元気な尾。
私は緩やかに瞬いて、碧の獣を優しく見つめる]
……
[なれど、やはり声は出ず、私は訝しげに眉を寄せる。
緩慢な動きで手を持ち上げ、喉へと指先を滑らせて――跳ねるよに身を起こそうとして果たせず、小さく咳き込んだ]
[咳き込む様子に、従魔はきゅ、と声をあげ。
労わるように、そう、と擦り寄る]
─厨房─
おはようございます、と。
いや、料理ではあるんでしょう、けれど。
[……なんで異様な気配を感じるんだろうか、とは。
さすがに言いはしなかったが]
[首を傾げつつ、屋敷の玄関をくぐる。階上に風精の気配、ああ、無事だったのだな、と安堵の色を浮かべる]
んーと…
[匂いの元は気になったが、厨房には複数の気配があったので、そちらには向かわず、階段を昇る]
……影輝界では薬物調合をりょうりって呼ぶのか……?
[ひくりと顔がひきつる。
料理じゃない料理じゃない料理じゃない。
これは絶対薬物調合だ。
ビジュアル的にも料理とは言えない]
…ちなみに、何を作るつもりで?
[そろりと鍋を恐ろしいもの見るような瞳でのぞきこもうと]
[ドアの向こうから感じるのは天聖の気、それと機鋼の…アーベルではなく従魔の気配だというのは判った]
麒麟殿?
[そっと声をかける。そういえば彼の麒麟は、消えた羽根猫と親しかったのだと思い出して]
うん。ハインリヒさんと、昨日お約束したし。
[微妙な間違い。まあ昨日やるはずだったのは嘘じゃない]
薬物?そんなことないよ?
[何でそんな顔をするんだろう、と言いたそうな顔]
えぇと、カレー?
お野菜だけのはスープ。
[うん、確かに黄色い。ただ微妙な匂い(しかもちょっとキツい)なのは変わりない。
一応慣れてないから簡単そうなのを目指したのは不幸中の幸いだっただろうか]
……はあ。ハインリヒ殿と。
[なんてー約束を、と。思ったのは内緒の話。
ヘルガの薬物調合、という物言いには、カレーってある意味薬物調合料理だよなあ、なんて。
少し、遠い世界へ]
……。
[カレーってこんなに目が痛くなるものだっただろうか。
こんなに不思議な香りがするものだっただろうか]
……なぁ、おとっつぁん。
味見してやんなよ。
[ひきつった表情でちらりと見て]
[刹那、気をやる直前の状況と今が混乱する。
落ち着いたのは、擦り寄る温もりゆえに]
………
[大丈夫というよに、柔らかなその背を優しく撫でて。
掛けられた声に驚いて顔を上げるも声は出ず、返事は叶わない]
え? あ?
いや、俺は。
[ヘルガの言葉に、思わず上がった裏返った声。
……と、不意に、異眸が瞬かれ]
……。
[視線は上へ、ついでに意識もそちらへと]
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