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いや……ゼイタク言えねぇ……。
[宛もなく暴れまわるよりはきっとマシだと繰り返し念じつつ。
ともあれ、ゆっくりと、音もなく、*集会場へと歩き出した*]
/中/
一人遊びで赤を無駄に増やしてみようかと思ったが、ネタが追いつきそうにないので自粛。
(ていうか、最終日生存組の苦労を無駄に増やさない。
でも、3700以上余られていると、ついっ……orz)
[仄かに甘い香りを含んで、薄く湯気が漂う。
見つめていた手のひらから視線を上げ、ふるりと首を振った]
[カップを手に広間に戻り、暖炉の前に陣取ると、両の手で支えてゆっくりと傾けた。
あたたかさとやわらかい味が、気分を落ち着けてくれる]
[静かだった]
意味味の無い行為。
死ねば等しく土に還る。人間も人狼も。
死は区別しないから。土も、森も。
[自分の中の一つが否定して。]
…それでも、ありがとう。
[ぽつり。][自分の中の一つが肯定する。]
[思考が、混ざる。][一つに還ろうと。][だからどれも等しく、自分の言葉。]
―広間―
[偶に意識が浮かびかけても認識まですることはできず。
ただ誰かが傷を治療してくれたこと、そして何度か額に当てられた布が替えられたことをかろうじて感じただけ。
痛みと熱と。
傷によるものか、無理が祟ったものか。
それとも一部が失われてもまだ、色を失わずにいる朱花がもたらすものか]
――ん。
[再びうすらと目を開いた時には。
どれだけの時間が経ったのかも分からなくなっていた]
―広間―
[「探してくる」と言ったアーベルを、男は止めなかった。同情したからではなく、彼が行きたいと本気で思っているのなら、結局自分に止める力は無いだろうと知っていたからだ]
[ユリアンが止めたのであれば、違ったかもしれない。だが、自分では、彼にとって「障害」にしかなれない。そして障害を排除しようとして、彼の中の人狼としての衝動が目覚めてしまったら、そこでおしまいだったろうから]
[結局の所、男は余所者でしかない]
―外―
しかしあんな規格外のもんとやりあって、よく生き残ったもんだ
[昨夜自室に寝にいき、倒れるように寝た...は今更ながら思う
人狼を追い払ったとはいえ...は全く誇らしいとは思わない。
運が…コインの結果がよかったということだろう]
だからといって、傭兵辞めて墓堀になる気もねえんだけどな
[アマンダ、ノーラ、エーリッヒの墓の近くに作り上げた穴を二つ見ながら呟く]
[集会所に戻り、マテウスに事の次第を聞いても、新たな感情は産まれなかった。鉛の塊を飲み込んだかのような痛みは鈍く、熱く、心の奥に燻ってはいたが、現実の傷を負った者達とは比べるべくもなかっただろう]
[弱った身体でイレーネの看病を申し出たユリアンを、手伝う事もなく、暖炉からは離れた窓辺に座り、眠れぬ夜を明かした]
[黒鳥の鳴き声に瞬く。
更に届いた声に身を起こそうとして]
ッ。
[癖で右手を使おうとした。
痛みに動きが止まる]
…うん、ちょっと、痛い。
[呼吸を整えながら、とりあえず答える]
[あの赤い世界で。][最後に言った言葉を後悔はしていない。]
[こころから。][そう思ったから。]
[今も。][そう思っているから。]
─集会場・外─
……ってと。
[集会場から少し離れた場所で、小さく呟く]
とりあえず、どーしたもんか……。
[何も言わずに姿を消すのは簡単で。
しかし、それでは、ここは解放されず。
知らぬ事と見捨てて行くのは容易くて。
……でも、痛みを伴うものだから]
あー……めんどー……。
/中/
実際の所、アーベルはどうとでも動けてしまうのですよね。
死亡してシステムエンドでも、生存して希望エンドでも、どちらでも対応できる余地がある。
故に、困っていたりする(汗)。
村側が、どちらのエンドを望むか、にもよるのだよな。
ただ、穏便に話すだけじゃ面白くないじゃないか、という思考ががががが。
軽く死にかけるにはどうすればいいか→軽く暴れましょう(短絡。
掘っておけば、後は誰かがやるだろ。
ミハエルのほうは親が引き取りにくるかもしんねえし…さて、どうしたもんか
最低限の仕事はしたとはいえ、出れねえとどうしようもねえからな。
[スコップを地に突き立て、そこにもたれかかるようにする]
そ、っか。
ちゃんとした手当て、受けないと……
でも、どうしたもんかな。
[「人狼は死んだ」。
そう証明する手段――「彼女」はここにいない。
それを引き渡す気も、なかった。
そして、まだ人狼が生きている以上、システムは動いているのではないか]
とりあえず、何か、飲む?
って、言っても
[ゆっくり瞬く]
水か、ホットミルクくらいしか用意出来ないけど。
……包帯の取り換えも、頼まないとね。
……な。
お前らなら、どうした?
[答えはないとわかっていても。
つい、零れるコエ]
……まあ、全部喰い尽くせばいい、で終わっちまうのかもしれないけどね……。
[くすり、零れる、笑み。
逐一反発していた、煽るような物言いすら、今では懐かしく思えて]
……あは。
重症。
[自嘲が、掠める]
―薪小屋―
[がつと音がした]
[思いっきりぶつかった音だった]
……たぁ
[ちらかった屑宝石を片付けた]
[のだがまた少し散らかった]
―広間―
[ミハエルのために(もしくは自分のために)祈りを捧げた後、
眠りに落ちたイレーネの傷の手当を]
本当は、一刻も早くお医者様に診ていただくべきなのですけど。
[その傷は、怪我、などと言う生易しいものではなかったから]
[しかし、相変わらずここを包囲しているであろう自衛団を思い出し]
……あの方々がそれを許すとは思えませんわね。
[そう言って溜息をついた]
--誰かさんたちの会話--
『ロットの兄さんとこに埋められるんは嬉しいかも。
…っても、兄さんらの墓なんて無いデスけどヨ。』
「森へ還るようにと。標など必要としなかったからな。」
『うんうん。
ところで旦那。
村の連中、俺等の死体とか無くても信用しますかネ?
あそこの連中に、もう狼居ないってコト。』
「知るか。」
『……墓掘り返されなきゃいいデスけど。』
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