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[ナターリエに小さくコクリと頷く。
見えた微笑に、どうにか小さく唇を笑みの形にして返す。
そして響いた扉の開く音にそちらを僅かに向いて]
あきら、めな…。
[だが一度認めてしまうと、崩れるのもまた早く。
誰が入ってきたのかも確認できないまま、音と光が一度*絶えた*]
[戻ってきたマテウスからミハエルの死を告げられる]
……あぁ……。
[予想できたことではあったけれど、それでもやはりその事実は重い]
[その場に座り込み、目を閉じ、祈る]
[もう、その祈りに意味があるのかさえ*解らなかったけれど*]
[惨憺たる有様だった。
ブリジットとミハエルは死に、マテウスとイレーネは怪我を負っている。
ただ、黙って、マテウスの報告を聞いた。
皆の疲労もある。
アーベルの事は、今すぐには、話せなかった]
[以前より更にぼやけた視界では治療の手伝いもロクに出来ず、その間に最低限の食事だけを取り、一度、階上へと向かった]
[リューディアの部屋に入ると、鴉は忠実に、そこにいた]
……ありがと、ザフィーア。
いてくれたんだ。
[クァ、][鳴き声があがり、片翼がバサりと羽ばたかれた]
[綺麗にさせられたリューディアは、本当に、眠っているだけにも見えた。
枕元には、赤い染みの残るバンダナ。かけられた毛布の下には欠けた肉体があり、二度と目覚めないと知っているのに]
なんでだろう、ね。
[ベッドのすぐ傍に膝を突いて、シーツに顔を埋める]
昔みたいな時間を、過ごしたかったんだ。
ただ、それだけだったのに。
[手を握る。やはり、冷たい。
寒さの下に晒されたゆえではなく、生命を失った冷たさ]
こんなふうにしてたら、笑われるかな。
[苦笑した。
今、浮かべられる笑みは、それだけだった]
ごめんね、リュー。
もう少しだけ、待ってて。
[そんな素振りは見せないけれど、疲労しているであろうザフィーアに手招きをする。肩に乗った鴉の黒羽を撫ぜる。
自室で荷物を取ってから、階下へと、再び下りた]
[イレーネの治療を終えたナターリエに話を聞いて、看病を申し出る。
断られても、自分が出来る事は数少ないからと、些か強引に頼みこんだ]
[眠るべきと理解はしていたけれど、なかなか眠れそうにはなかったから、その傍らで、袋を広げた。
ザフィーアは羽根を畳み、眼を閉じている。
優しくも寂しい月のひかりは、世界を少しだけ*明るく照らしてくれた*]
セロリですか
[シスターの言葉ににっこりと笑う]
[当然のごとく、使う品にそれが入ったことは言うまでもない]
覚えておきましょう。
[包丁を動かす]
[どさりと]
[音が聞こえて――口端が持ち上がった]
[また咲いた赤い花][一輪 二輪]
[鮮やかな色が心を蝕む]
マリア・・・わたしの赤ちゃん、どこ・・・?
[森への入口]
[手で木の根元を掘り返している]
[爪は剥がれ][指先は裂け][また花が咲く]
[冷たい土の感触すら][感じることはできないけれど]
ええ。
お気を付けてください。
[彼女が二階に向かう]
[その時には笑みが消えて]
[手を止め、外を見る]
ミハエル君、死んでしまいましたか。
ご冥福をお祈りしますよ
[それから再び包丁を動かす]
[千切りにされたセロリとにんじん]
[スープにそれをいれ、塩コショウで味を調えた]
[食べない人はいるかもしれないが]
[それだけではなんだったし、手早く取れる食事を作る]
[じゃがいもを茹で、それをつぶしてポテトサラダ]
[つぶしていない分を細くおろして、たまねぎと一緒に硬くつぶす]
[チーズを一緒にしてそれを皿の上においておいた]
[誰でも勝手に食べるだろうと]
[広間に戻るとちょうどマテウスが戻ってきたときだった]
[話を聞いて、立ち上がる]
ああ、いえ。
食事を用意したので、食べて下さいね。
俺は…いえ、俺も部屋に戻りますから
[マテウスが自室に引き上げた後、そう言って広間を出た]
[外は寒い]
[そして自分の部屋に、入った]
―二階・部屋―
さて、シスターはどこまで本当だと思っているでしょうねぇ
[小さく笑った]
[かばんを開ける]
…いやぁ。まさかこの中に
[一つ、大き目の宝石を取る]
この薬が入っているとは、誰もしらないでしょうけれど。
さて
アーベル君に話さないといけませんねぇ。
俺は死ぬつもりもありませんし。
[*闇は深い*]
[ユリアンが部屋を去るまで、ずっとそれを見ていた。
幼馴染みが視線を向け、声を掛けるのは、眠るような抜け殻にだけ。此処にいる存在に気付いては貰えない。]
ごめん。
ぼくはまだ赦せそうにないよ。
アーベルも、もしかしたら君のことも、
ぼくと同じになれば良いって思ってる。
[何時もの呼称は使わない。何を待てと言うのか、その言葉の意味を理解しないまま、届かない恨みと妬みをその背に投げた。
それが子供じみた感情だということはきっと理解しているけれど、どうせもう大人にはなれない。
色のない少女の内側に、黒が*溜まり始めていた。*]
―薪小屋―
[朝を迎え、目を覚ました後、そこにいた]
[――ガツン!]
[ぱらぱらと砕ける宝石]
[その中に小さな丸薬]
[仮死状態を作り出す薬――の筈だ]
あぁ、ようやく割れましたねぇ。
もし奴らでしたら嫌ですし、アーベル君には実験
…いえ、仮死状態になってもらえばいいですよねぇ
[試していないらしい]
[人狼の死を確認しなければ、場が崩れたとは思われない]
[ならば仮死状態にすればもしかしたら大丈夫だろうかと思っただけだった]
[決してそれを、力を持つ者には知らせないという条件の元で]
まぁ俺が試すより安全でしょう
人狼ですし、治癒能力もあるでしょうし…
[丸薬を取り上げて]
さて、有無を言わせず飲ませちゃいましょうかねぇ
[*物騒な事を朗らかに呟いた*]
ん、しょ……と。
[イレーネの額に乗せられたタオルを取り替える。
大分、温くなっていた]
……包帯も、替えないとね。
[自分の右腕へと、視線を落とす。
手当てをしてくれた薬師の少女は、もういない]
[立ち上がり、キッチンへと足を向けた]
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