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…耳ごと、落とすのは、ダメぇ?
[にっこりと首を傾けて聞いてみた。
いつもはどうか分からないが、少なくとも今回は彼女なりの冗談。
ティルの言葉を聞くと、嬉しそうに笑って頷いた。]
ただねぇ、具体的なお話、まだ全然してなくてね。
スタッフが、あっちの[といってaの方向を指す]エレベーターから出て行ったから、多分あそこから出られるとは思うんだけど。
でも、多分ここから出られても、あの屋敷とかでしょう、あそこから出られる気がしなかったんだよねぇ。
何らかの、機械的なシステムになってるなら、どこかに中枢があるとは思うけど…魔法的な何かなら魔方陣とか、行使している人とか…もしくは…
[んー、と顎に手を当てて呟いてみる。]
聴覚を失うのは遠慮したいね?
[薄笑いで返す。冗談かどうかは分からなかったが、今すぐにどうこうは無いだろうという判断の下に]
ああ、ブリジットもあれで移動していたようだった。
だが僕らには使えないようになっているだろうな。
まずはそれが一つ。
で、確かに外に出てもそのままじゃどうしようもない。
しかも監視の目は幾らでもある。モニターできていたということはそういうことだからな。
…機械的な物なら、能力さえ戻れば僕でもある程度はどうにかなる。後は…向こうに残っているリーチェの力を借りるか。
魔術呪術の類は…どうしたものかね。
[思い出せるだけの各自の能力を記憶から掘り起こしながら、二人を交互に見る]
─回想─
[一体どうやって、どれくらい時間をかけて戻ったのか、記憶は全く定かではないものの。
生存本能のなせる業か無事に建物まで帰り着き、どうにか傷を手当てして。
その後は文字通り、身体を引きずるようにして、個室まで帰り着いた。
自分が廃墟で戦っている間にここで何があったのかになど、意識を回す余裕はなく]
……きっつ……。
[無茶の対価、即ち極度の精神疲労により、深い眠りに意識を落としていた]
ボクはねぇ、炎を噴く事が少し出来るだけだからなぁ。
でも、こっち来てから全然出来ないんだ。
魔術…とか呪術とか、良くわかんないよ。
破壊、なら得意なんだけどなぁ。
[被ったシーツの端っこを、人差し指と親指でくりくりとねじった。]
……っ!
[意識の覚醒は、唐突。
それを呼び込んだのは、悪夢]
あー……やな夢見た。
[ぽつり、と呟き、気分を変えるべくバスルームでシャワーを浴びた]
……当たり前なんだろーけど、あのシステムでも、古傷は消せねぇのな。
[ぽつり、零れる呟き。
ここに来る以前になして来た荒事の象徴か、鍛えられた身体の上には、大小の傷痕が残されて]
さて……と。
[蒼の髪の水気を乱雑に拭いつつ、簡単な食事を作って済ませ。
一階に降り、誰もいない広間で端末の表示を確認した後、ふらり、外へ出る。
向かう先は、限られている。
そこは多分今、一番落ち着く場所]
僕も基本的に破壊の方が得意さ。
というよりはそちらに特化しているに近い。
機械操作は多少なりとできるけれどね。
そして能力が使えないことは同じ。
[軽く肩を竦める。
現時点で後確実に頼めるのはもう一人か]
ブリジットの能力…実際はどういうものか分かるか?
確かそちらの方面だったと思うのだけど。
[ユーディットとイレーネを等分に見ながら尋ねた]
−時を遡って−
…?
[僅かに誰かの声を聞いた気がして歩みが止まる]
……何なんだよ。
[小さくぼそりと呟く。
そのタイミング、視線を逸らした前方の砂が激しい勢いで盛り上がり、天へと巻き上がる]
………なっ?!
[ぼこり、と砂を巻き上げて現れたのは硬い外皮持つ巨大な芋虫。
思わず表情がやる気なさそうに歪んだ]
…美しくない。美味そうでもない……却下。
[何でも食べつくす人種とは呼ばれるが、青少年はそれなりにグルメだった]
─中央部・廃墟群─
……っかし、ここって何気に激戦区だよなぁ。
[この古い楽器の周辺で、既に三戦が行われて。
内二つは、自分自身の戦いなのだが。
蓋を開き、しばし、沈黙。
紡がれるのは、最初は緩やかな旋律。
それは、ある一音と、静寂を境に激しく連なる音を重ね、力強い旋律を織り成してゆく]
[ベアトリーチェの治療後、後のことはエーリッヒへと任せ、メディカルスペースから離れた]
残りは何人になったかね。
そろそろ佳境に入る頃だろうか。
『…”彼”は残ってるのかしら?』
[それは紅の呟き。
その声色もまた楽しげなもので。
その足で向かうのは──モニタールーム。
何かを探すように、その部屋へしばらく篭った]
[ティルの言葉には、ふるふると首を振って]
ボク、見てないからわかんないや。
破壊に特化…は、きっとある程度みんな、だよねぇ。
そして、そのみんなを集めた、ギュンター側は…きっと、ある程度は予測している筈。
どうやったら、裏をかける、かな…?
[腰のポーチから取り出されるのは拳銃二丁。
右の其れは鈍く青く輝き、左の其れは赤く鋭く煌く。
グローブの嵌った手が存在を確かめれば、僅かにきちりと、皮のきしむ音がした]
…こういうのが、趣味なんかねぇ。趣味、悪!
[言葉を理解するのかそれは、芋虫の癖に生意気にも動きは機敏で早く、しかも]
…うわ、きも…!
[まっすぐ青少年へと向かって来る様子にそれこそ一直線に回れ右で逃げてしまいたいのだけれど、けれど、青少年の唇は少し釣りあがっていた。
そのまま瓦礫の山へと走り、なるべく高い高いポジションを取ろうと。
思ったら]
…飛んだぁ?!
[そう、飛んだ。
背中には、キラキラ虹色蝶の翅]
─現在・モニタールーム─
[戦闘のあったその部屋で、何かを探しながら休息を取る。
画面に目的の人影が写らないと言うことは、その人物はこの建物に居ると言うこと。
ここで仕掛けるつもりは無い。
彼が出かけ、どこかに留まるのを待った]
……見つけた。
それじゃあお邪魔するとしようか。
[薄く笑うとモニタールームを出て屋敷の外へ]
あー、もう、キモイなお前!!
[とん、とん、と猫が飛んでは着地し、着地しては上へと飛び乗る。
月を背に、蝶の翅を生やした芋虫は青少年の真正面へ]
キモイから、とりあえず、どうにかすっかね!
[青く輝く金属の塊を芋虫の真正面へと銃口向ける。
そう、絶対的質量の問題から言えば小さな拳銃でとても勝てる相手ではなかった。
軽い翅音をあたりに響かせる蟲を前に、青少年はにやりと、唇を吊り上げた]
[両親がどうしたのか覚えては――
そもそも、存在したのかすら、知らない。
そう言った出自は、この世界においては、然程、珍しいものでもない。
今回の「遊戯」の中に、検体004と呼ばれる子供や、ロストナンバー012とされた少年がいるように。
鎮魂(たましずめ)の名を持つ刀と盟約を交わして、彼女は組織の道具となり、与えられた命に従って、いきてきた。
それが、彼女の「当たり前」だった。
生きてはいても、活きてはいない。
白の翼を有する少女ならば、そう表したことだろう。]
[必要とされたのは彼女自身ではなく、「器」としての素質を持つ素体であり、鎮魂を扱える人材。代わりの「駒」は、幾らでも存在する。
「器」ゆえに、名は必要ない。
鎮魂は刀の名。
ブリジットは他者の名。
スピカは組織の一員である事を指しており、
そして、"Emeth"は――「真実」を意味する名。
もっとも、その言葉が、古来、何に使われていたかを知るものならば、皮肉にしか聞こえなかっただろうが。
それは、名であると同時に、楔だった。
今回の実験対象であったブリジットにも同様にかけられていた、戒め―― ]
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