人狼物語 ─幻夢─


20 Schwarzes・Meteor

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【墓】 ランプ屋 イレーネ

[不意に振り向いた、翠。
 声音が違う、纏う色が違う。
 あの対峙した時ともまた――]

心配、当然。
あのおばさんは、ユーディットに酷い事をした。
アーベルにだって、きっと――。

[酷い事をするに違いない、と。
 再びモニターを振り仰ぎ、応えた。
 それも、これも、同じ勝負であり。
 両者している事は同じなのだけれど]

(+218) 2008/02/19(Tue) 03:39:50

【墓】 小説家 ブリジット

そうか。

[身体は斜めに少女へと向いて、視線だけで画面を見た。
 刃と化した影が襲いかかる。逃れた蒼は、紅に迫る。]

どちらが勝つのやらね。

[声に関心は薄く思えた。]

(+219) 2008/02/19(Tue) 03:47:20

【墓】 小説家 ブリジット

[近付く存在に気づかぬはずはなく。
 されど彼女は画面を見つめたままで、
 現れた彼の声に反応を見せなかった。

 奥へと向いた側の手が、滑る。]

(+220) 2008/02/19(Tue) 03:49:55

【墓】 ランプ屋 イレーネ

アーベルが勝つ、の。
負けちゃいけないの。
アーベルは、“皆”に必要とされてる、から。

[遠い過去、迷い込んだ彼らの住処。
 あの温かい巣を守る翼なのだから、彼は]

――アーベルの、お友達の人?

[背後に現れた靴音と気配には座ったまま、振り向いて]

(+221) 2008/02/19(Tue) 03:51:05

【墓】 小説家 ブリジット

それは、必要とされていないもの――
「不要品」には、失せろということかな。

[微かに浮かべられる、笑みの形。
 感情のいろを有していない、仮初の表情。]

(+222) 2008/02/19(Tue) 03:57:04

【墓】 小説家 ブリジット

[パチリ。
 台詞の直後、
 止め具の外れる音。
 傷を負った足で地を蹴り、
 迫る先は 金。
 手にした「それ」を、彼の喉元目掛け突き出す。]

(+223) 2008/02/19(Tue) 04:00:21

【墓】 小説家 ブリジット



[鞘に収められた刃は、
 ――計ったかの如く、直前で止まった。]

(+224) 2008/02/19(Tue) 04:00:48

【墓】 ランプ屋 イレーネ

不要、いいえ、あの人は何かを侵す。
不要に害はない、悪意はない。
ただ必要がないなら、わざわざ壊す必要もない。

道端の石も、森の中の草も、水底の小魚も。
私に必要じゃないけど、消す理由も権利もない、わ。

[色のない笑みを見返す少女の眼差しの色は、あくまで真剣で]

[エーリッヒにはこくりと頷くと、またモニターを一瞥する]

(+225) 2008/02/19(Tue) 04:03:14

【墓】 ランプ屋 イレーネ

[目の前で動いた二者の関係に、ぴくりと羽を振るわせる。
 その拍子に、点滴スタンドがからりと動く]

喧嘩、駄目――っ。

[ブリジットの動きはすんでのところで止められたけれど。
 はらはらと、立ち上がって]

(+226) 2008/02/19(Tue) 04:07:04

【墓】 小説家 ブリジット

不要品以下、というわけか。
散々な扱いだ。

[少女に返しながらも、視線は青年へ。
 意図的に、ではない。
 しかし、腕はそれ以上、動かなかった。
 遅れて鈴が鳴り、急激な運動に傷口が痛みを訴える。
 灼かれたものはともかく、裂かれたものは開きすらして。
 能面には、浮かびは――浮かばせはしないが。]

それは代償にも成らないだろう。

[引くのは容易かった。]

どうやら、私に貴様は殺せないらしい。
さて――何時の間に、設定されたのやら。

(+227) 2008/02/19(Tue) 04:14:03

【墓】 小説家 ブリジット

[そもそもにして、殺す意志があるのならば、
 抜かぬ刃など突きつけるはずもないが。
 その矛盾には気づかぬか、敢えて言わぬか。]

全く。
名は、楔だな。

[腕を下ろして、体勢を直す。
 髪がばらりと散らばった。]

(+228) 2008/02/19(Tue) 04:15:56

【墓】 ランプ屋 イレーネ

――必要だから失いたくない。
それだけの事。
それだけの、想い。
何が間違ってる――?

[何故、不要という言葉に目を向けるのだろう?
 彼女には理解できないだろう]

あの人にはあの人を必要とする人がいるかもしれない。
なら、その人があの人を心配するのは当然。
私はそれを咎めない。
だから、私がアーベルを心配するのを咎められる理由もない。

心配って、そういうものでしょ。

[ただ真っ直ぐに、少女は言葉を紡ぐ]

(+229) 2008/02/19(Tue) 04:18:28

【墓】 小説家 ブリジット

間違いかどうかは、知らない。

[組織の人間は、駒。
 代替の効く「必要」。
 だから「不要」になれば棄てられる。
 所有物を壊すのは、彼らの勝手だ。
 そういう世界で、生きてきた。]

生憎と。
此の方、「心配」とは縁の無い生活を送って来た。
別段咎める気はないが、賛同する理由も無いな。

[彼女の中での「必要」は、「心配」とは繋がらない。]

(+230) 2008/02/19(Tue) 04:25:21

【墓】 ランプ屋 イレーネ

なら、散々な扱いって言うのは何故?
散々、それって“酷い”って意味。
何が、散々。
貴女は何を思って酷いと思うの。

[ただ、不思議だ。
 彼女の紡ぐ言葉が、その出所が。
 少女には分かるはずもない。

 不要と邪魔の使い分け方が恐らく、根本的に違うのだろう]

(+231) 2008/02/19(Tue) 04:29:47

【墓】 小説家 ブリジット

「心配」だったから、とでも答えれば?

[気に召すか、と。
 金を見上げて問う。
 直前の会話を聞けば、虚実とすぐわかる台詞。]

身体が勝手に動いただけだ。
そういうふうに、つくられているのだろう。
――私の意志は、関係無い。

[返した答えは、殺す、云々の話題には触れられず。
 後半の言葉が抱いた揺らぎは、極々、僅か。
 彼から離れると、鞘を元の通りに収め、腕を組んだ。
 それは実際には、傷を隠す所作ではあったが。]

滑稽なものだ。
名に縛られるとは。

[自嘲めいた言い様。
 それは己の事を指しているのだろうが、他には、別の事のようにも聞こえるか。]

(+232) 2008/02/19(Tue) 04:33:53

【墓】 小説家 ブリジット

不要になれば棄てられるからさ、
イレーネ=ライアー。
その先には、未来も何も無く――ね。

ああ、それなら、以下とも言えないか。
そもそもにして、基準が異なるのだから。

[思案げに、片手を口許に添えた。]

(+233) 2008/02/19(Tue) 04:39:21

【墓】 ランプ屋 イレーネ

不要、棄てられる。
棄てられたら、寒いかも知れないけど、自由。

[棄てられる事が即ち潰される事という認識は少女にはない]

棄てられた石は、棄てられた場所で空を見る。
風で転がる、誰かに拾われる、それか、砂に埋もれる。
それって、立派な未来じゃないの――かな。

[基準が異なる、との言には理解が及ばず首を傾げる]

(+234) 2008/02/19(Tue) 04:43:33

【墓】 ランプ屋 イレーネ

/*
嗚呼駄目だもう。
みらいを未来で変換しちゃ駄目だって。

(+235) 2008/02/19(Tue) 04:49:15

【墓】 ランプ屋 イレーネ

/*
誤爆した。

そして、エーリッヒはお休みなさい。
作業はできたかしら。
明日、頑張って起きてね。
お疲れ様です。

(+236) 2008/02/19(Tue) 04:50:09

【墓】 小説家 ブリジット

「素敵な考え」だな。
そもそもにして、そういう発想が無い。

[認識の違いを突きつける事は、しなかった。
 揶揄うような物言いは、感情のいろは浮かばないにも関わらず、少女の言葉を、楽しんでいるようでもある。]

棄てられる事を終わりと捉え、
恐怖を覚えるならば、その先など思考の外だろう。

それに――

風で転がった先に行き着く地は何処とも知れない、
誰かに拾われた後にまた捨てられるかも知れない、
砂に埋もれて二度と陽の目を見られぬかも知れない。

(+237) 2008/02/19(Tue) 04:53:49

【墓】 小説家 ブリジット

/*
おやすみ。
私もそろそろ寝る準備だ。
そしてイレーネは誤爆仲間!(*`・ω・)ノ

[喜ぶな。]
*/

(+238) 2008/02/19(Tue) 04:54:25

【墓】 小説家 ブリジット

――さて、そう言われてもな。

[緩く首を傾ける。
 逸らされる視線を追う事は無く、身
 体の向きを変えて、彼女の方も逸らした。]

「全体」に、向けられているのではないか。
影にも試してみれば、わかることだが。

[そうでなければ、庇う理由など無い。
 そう言いたげだった。

 画面を一瞥する。
 戦いは、佳境だった。
 月光を受け、糸が煌めく。]

(+239) 2008/02/19(Tue) 05:00:48

【墓】 ランプ屋 イレーネ

終わり――。
と思わなければ、楽しいのに。
そこで小石のお話は終わっちゃうの?
もっともっと、小石はお話を綴れるのに、勿体無い。

行き着く先が何処とも知れないからこそ、期待もするの。
また棄てられたら、また次がある。
陽の目がなくても小石は生きていけるの。
砂の中は温かい、もぐらがいるかもしれない、
花の根と触れ合えるかもしれない、土に染みた雨水で
体を洗う事が楽しみになるかもしれない。

それって、楽しい事だと思うんだ。

[現実が辛いなら、遠い幸せを見続けるしかない。
 陸を見詰めずに船旅を続けて憂鬱になる事は然りと、
 少女が思うのは、そういう事]

(+240) 2008/02/19(Tue) 05:01:51

【墓】 ランプ屋 イレーネ

/*
私も寝る準備に入ろうかしら。

誤爆仲間を喜ばれてしまった。
あの時の自分のコメントが突き刺さる。
でも、ご飯の独り言は可愛かった、うん。

(+241) 2008/02/19(Tue) 05:03:06

【墓】 ランプ屋 イレーネ

[ブリジットにつられてモニターを再度見やれば、
 そこは今まさに決着の着こうとしている瞬間で。
 煌く銀、その強い輝きに半ば自信を持って、
 それでも一抹の不安を抱きながら画面を見詰める。

 そして――舞い散る朱は、紅から生まれた]

――良かっ、た。

[手の中の銀に、そっと頬を寄せて息を吐く]

(+242) 2008/02/19(Tue) 05:07:21

【墓】 小説家 ブリジット

[ゆっくりと。
 先程と同様、操作盤の前に歩み行く。]

知らず、
信じず、
見ようともしないのだろうね。

[緑の眸に映るのは、
 影を覆い尽くす、光。]

確かに、それは楽しそうだ。

[短く、同意を返す。
 画面に向けられた表情は、他者には見えない。
 恐らく、それは、笑みの形なのだろうが。]

終わりも、近いか。

[或いは――と。
 *次ぐ言葉は音には成らず。*]

(+243) 2008/02/19(Tue) 05:13:23

【墓】 小説家 ブリジット

/*
可愛くないんだよ……!

次の動きが未定なので、動かさずに。
ユーディットとティルにノータッチでごめんなさい。
シリウスとイレーネはお付き合いありがとう。
それでは、おやすみなさい、っと。

[*すぅ。*]
*/

(+244) 2008/02/19(Tue) 05:17:06

【墓】 ランプ屋 イレーネ

幸せのための努力なら何だってして良いと、思うんだ。

[無知で滑稽と思われたって。
 盲目で愚かと思われたって。
 そこに幸せがあればどうして不幸と言えようか?
 人の幸せを損ないさえしなければ、何の害もない。

 モニターの見せた結末に満足を得た少女は、
 散らばる果物の中へと*座り直した*]

(+245) 2008/02/19(Tue) 05:20:26

【墓】 ランプ屋 イレーネ

/*
こちらこそ、お付き合い有難うでした。
何か二人の会話は哲学だなぁと思う今日この頃。

.oO(でも、こういう会話が中の人のお取り扱い領域だとか。

楽しかったです、*お休みなさい*

(+246) 2008/02/19(Tue) 05:22:22

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/02/19(Tue) 07:10:23

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