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……ラス、さん……?
[耳に聞こえた名、担がれたラスの姿に、思いがけず裏返した声をあげ]
……役目、と……禊。
[緊張から喉をごくりと鳴らし、意味不明な単語をスティーヴに告げる]
[闇色の翼に、戸惑いや恐れ、好奇などの喚声で場が満たされる。ラスの体がスティーヴの肩から降ろされ、スティーヴと長老が何かを話しているのが見える。やがて長老がこちらに向かって頷くと、それを合図にラスの前に歩み寄る]
……ラス、さん……
どうして……なの?
[闇色に染まった翼に、唾を一つ飲み。長老に顎で促されると、自らの白き翼を軽く撫で、ラスに手を翳す。徐々に縦に細められていく深紅の瞳に、かの者の姿が映し出される]
……っ
[白翼から湧き漏れる光は一点に凝縮し、やがて一枚の黒い羽根を地面に残す]
……終わった。
ラスさん……虚の、虜……だった。
[それを示す儀式に、様々な声が上がる。半数以上は非好意的なもののようだが、どうでもよかった]
……はぁ……っ……
[間近で触れた虚の気配は濃く、その甘美な誘惑に頬を紅潮させ、恍惚とした表情を浮かべて、定まらない視線をゆらり泳がせる。必死で意識を保とうと耐えながら、ラスの封印の準備をするスティーヴの姿を*眺めていた*]
[ 聖殿の中のできごとを捉えることができず。
広場の人々のざわめきなどから、到着を知った。]
嗚呼、やはり。
残念ですね。
[ 気が抜けていたのか、羽根は闇に紛れる。
虚が踊るように自分の周りを飛ぶ。
極力、気配を消すように。]
肝心なところは見られませんね、これでは。
[ そう言って首の傾きが増す。
言葉に反応するように、虚が踊った。]
[ やがて光の波動が聖殿から漏れれば、虚は羽根へと姿を隠す。
それと共に、幻視を強めると金色に輝きを取り戻す。]
気配が消えましたね……。
[ 淡々と事実を述べた。]
全てのものは表裏一体。
それは結界樹ですら同じこと。
強い光の傍には底のない闇が潜んでいる、と。
私はそう思うのですが。
まぁ、救われるのでしょうか。
結界樹の中で。
[ 立ち上がり、羽根を広げる。
結界樹に向かって言葉を紡いだ。]
どちらにせよ……。
アレをコワさないカギり、このシマハコワセナイ。
[ 睨みつけるように言った後。]
お疲れ様でした。
お達者で――――――…
[ 戻るのは自分の部屋。
今となっては、この島で一番虚が濃い場所。
ベランダには、割れた硝子と水のシミ。
ほんの少し、男の虚の気配が残っていた。]
………喰らいたいなら、お好きなように。
[ 闇はまた、蠢きだす。
自身はベッドの上にその身を投げる。
これからのことを考えると愉快なのか。
その唇を持ち上げた。
部屋の中は酷く*暗く感じた。*]
[オーフェンが儀式を終え、熱に浮かされた様子で下がる。
長老へと視線を投げると、ラスを封印するとの声が響いた。
重く頷き、縛ったラスの体を儀式の場中心に移す。
背に視線を感じたが振り向く事なく、準備を終えた。]
……家族の事は心配するな。
きっちりジョエル達に謝って、帰って来い。
………長老、頼む。
[アヤメの縄の為か暴れる事のないラスに囁きを落とし、下がる。
長老の重々しい声が響き、儀式の開始を告げた。
封じの言霊が紡がれ、ラスの顔に苦悶の表情が垣間見える。
目を逸らす事なく、ひょろ長い体を光の陣が取り巻き、光の渦となって飲み込むのを見ていた。]
[オーフェンの側についていた様子のアヤメに頷き、儀式の場を見回す。
あの日、目に付いた者達の姿は他に見えない。
無言のまま眉間の皺を深くする。]
…………結界樹の様子を見てくる。
そいつの事は任せた。
[未だ名を知らぬ子供に視線を投げ、アヤメに背を向けた。
扉から外に出て階を蹴る。紫紺を羽ばたかせ、夜空へ。]
[かすれた声の承諾のことば。
狐の面を外した顔で、わらう。
紺碧の翼が開かれて、それが大丈夫そうなのを見てとると、噛み切られたくちびるに指を伸ばした。]
こっちも治してやろう
[白のちからがふわりと舞う。
回復に長けたそれは、ほのかな温かさをもって、部屋に満ちる。
つ、と指を離すとそこに傷はなく、面を拾った狐は立ち上がった。]
[そうして扉はしまる。]
投票を委任します。
かぶき者 ケイジは、御令嬢 ロザリー に投票を委任しました。
[再び、ゆるりと歩んだ先には小高い丘。
仰いだ天には深い闇が広がっていた。
月と星の光は、何処か、遠い。
森からも海からも村からも、近くも遠くもない場所。
最早慣れた動作でぺたりと地に座り、手のひらを当てた。
銀の翼が伸び、淡い金が消える]
[――その頃、広場で儀式が行われていたのは知らず。
銀月のちからを、追うのみのつもりだった。
だからこそ、探り出すとほぼ同時に流れ込んで来た存在に、まばたいた]
……、…………っ?
[暮れゆく空、
落ちゆく陽、
包みゆく闇を、幻視する。
輝く金が染まりゆくさまを]
[話した事は、少なかったけれど。
少しだけ嬉しそうなふうと、かけてくれた言葉。
記憶のかけらが、浮かびあがっては、沈んだ]
……、どうして――……
[ぐらり、視界が揺らぐ。
は、と短く息を吐いて。
地から離れた手が、羽根を掴んだ。
一度は弱く、二度目は強く引いて、銀をちぎる]
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