情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
どちらにせよ……。
アレをコワさないカギり、このシマハコワセナイ。
[ 睨みつけるように言った後。]
お疲れ様でした。
お達者で――――――…
[ 戻るのは自分の部屋。
今となっては、この島で一番虚が濃い場所。
ベランダには、割れた硝子と水のシミ。
ほんの少し、男の虚の気配が残っていた。]
………喰らいたいなら、お好きなように。
[ 闇はまた、蠢きだす。
自身はベッドの上にその身を投げる。
これからのことを考えると愉快なのか。
その唇を持ち上げた。
部屋の中は酷く*暗く感じた。*]
[オーフェンが儀式を終え、熱に浮かされた様子で下がる。
長老へと視線を投げると、ラスを封印するとの声が響いた。
重く頷き、縛ったラスの体を儀式の場中心に移す。
背に視線を感じたが振り向く事なく、準備を終えた。]
……家族の事は心配するな。
きっちりジョエル達に謝って、帰って来い。
………長老、頼む。
[アヤメの縄の為か暴れる事のないラスに囁きを落とし、下がる。
長老の重々しい声が響き、儀式の開始を告げた。
封じの言霊が紡がれ、ラスの顔に苦悶の表情が垣間見える。
目を逸らす事なく、ひょろ長い体を光の陣が取り巻き、光の渦となって飲み込むのを見ていた。]
[オーフェンの側についていた様子のアヤメに頷き、儀式の場を見回す。
あの日、目に付いた者達の姿は他に見えない。
無言のまま眉間の皺を深くする。]
…………結界樹の様子を見てくる。
そいつの事は任せた。
[未だ名を知らぬ子供に視線を投げ、アヤメに背を向けた。
扉から外に出て階を蹴る。紫紺を羽ばたかせ、夜空へ。]
[かすれた声の承諾のことば。
狐の面を外した顔で、わらう。
紺碧の翼が開かれて、それが大丈夫そうなのを見てとると、噛み切られたくちびるに指を伸ばした。]
こっちも治してやろう
[白のちからがふわりと舞う。
回復に長けたそれは、ほのかな温かさをもって、部屋に満ちる。
つ、と指を離すとそこに傷はなく、面を拾った狐は立ち上がった。]
[そうして扉はしまる。]
[再び、ゆるりと歩んだ先には小高い丘。
仰いだ天には深い闇が広がっていた。
月と星の光は、何処か、遠い。
森からも海からも村からも、近くも遠くもない場所。
最早慣れた動作でぺたりと地に座り、手のひらを当てた。
銀の翼が伸び、淡い金が消える]
[――その頃、広場で儀式が行われていたのは知らず。
銀月のちからを、追うのみのつもりだった。
だからこそ、探り出すとほぼ同時に流れ込んで来た存在に、まばたいた]
……、…………っ?
[暮れゆく空、
落ちゆく陽、
包みゆく闇を、幻視する。
輝く金が染まりゆくさまを]
[話した事は、少なかったけれど。
少しだけ嬉しそうなふうと、かけてくれた言葉。
記憶のかけらが、浮かびあがっては、沈んだ]
……、どうして――……
[ぐらり、視界が揺らぐ。
は、と短く息を吐いて。
地から離れた手が、羽根を掴んだ。
一度は弱く、二度目は強く引いて、銀をちぎる]
[手を広げる。
銀が舞って、空を往った。
戻ったひかりの色は薄く、
入れ違いに一枚の羽根へと還る。
その根元の闇は、濃い。
抱くように、包んだ手を引き寄せる。
* そして、風に揺れる銀翼は、緑ふかき森へと隠れた *]
[いまだ焦点の定まらぬ目に、ぼんやりと封印の光が映る]
……ラス、さん
[思い出す笑顔。虚の虜となりし彼の苦悩にも気づかず、歯痒さに唇を噛む]
……また、会えるよ、ね……
その時は、違う人に、なってる……?
[ぽつりと独り漏らす。傍に複雑な表情のアヤメの姿があれば、手を差し出しかけて、見えない壁に当たったように止め。虚の酔い覚めやらぬまま、人々の嫌悪と畏怖の視線を受けながら、独り聖殿を後にする。カレンのことは、いまだ知らぬまま]
……虚……って、どこから、来ると、思う?
[去り際、すれ違う長老に、ぽつり。長老は何も聞こえなかったように、無言で奥へと消えていく]
……
[黙って空を見上げ。ましろの翼を拡げて、あてもなく広場から*飛び去る*]
[唇に触れる指。もしも今、この指を噛み切ろうとでもすれば、目の前のこの人間は驚くだろうか。
出来もしない、外れた思考に辿り着くのは、呼吸すら侭ならぬこの状況を直視しない為。
或いは、傷を癒すその優しく暖かな光が、けれど毒杯の様に思える錯覚を無視する為]
………。
[去る様子に掛ける言葉は持ち合わせておらず。
扉が閉まっても、ただ、その向こうを見ていた]
[新たに結界樹にきた二名
とことこと近づいて、じぃぃっと見る
ラスの後ろで縛った髪をぱたぱた触った。
カレンの髪を撫でてみて、少し考え。勝手にみつあみにし始めた]
あはは。楽しいね。楽しいね〜
[満足すると、*水鏡のほうへ*]
[酷く眠くて、深く深く眠って居た気がする。
頭が重くて寝返りをうつ事すら億劫だった。
髪が引っ張られる感じがして薄く目を開くと、なんだか木の幹のようなものが目に入った。
走り去る音が、聞こえる。]
…ぁー。
[呻いた。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新