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[全て飛んで行ってしまうかと思っていたのに。
頬を撫でられる気配に泣きそうになった。
まだここにいる、居てくれる。
それがとても嬉しかった。]
弱くても、強くなりたかったの。
まぁ……生きるのに必要なぐらいには強くなれたから、
良かったかな。
[ゆっくりと歩を進め]
うーん、私じゃあれが限界だったんだけどな。
[少しだけふくれっつらになり。
ふ、と扉の外を振り返る。]
……始まった。
[目を眇め、去り行く白を見送り、歩を踏み出す]
そうじゃなくて。
……お前まで、
死ぬ事無かった、って言ってんの。
[ユーディットが振り返った瞬間、
すれ違いざま、ぽん、と頭を叩いた]
[述べられる言葉。
それを、緑の瞳は静かに、受け止めて]
……それが、どうしたって?
だから、自分は悪くない、正しいと。
そう、言いたい訳か? ……は。
[口元、掠める笑みはどこか冷たく]
馬鹿ばかしい。
いくら理屈をごねても、正義なんてもんはどこにもない。
お前たちにも、俺たちにも。
死にたくないものは、生きるための術を講じる。
互いにそれをやった結果がこれ……それだけだ。
……俺は。
お前らの、悲劇の主人公ごっこに付き合う気はねぇ!
[鋭い、宣言。
直後に翳される、左手の銀の短剣。
瞳に、表情にあるのは、成すべき事を成さんとする覚悟のみ。
情に流される事なく、毅然として。
流血に終わりを告げるために]
Die Flamme, die ich Leben und Feuer hole.
Ich helfe ihm und wohne in mir!
[唱えられる言葉に応じて立ち上る、焔の気。
それを纏い、白銀の姿へと踏み込む。
同時に、その勢いを乗せた突きを繰り出して]
[足取りは遅い。
振り払いきれていない悔悟を象徴するかのように]
[それでも一歩ずつ前へと進む。
咆哮が響いた方へ。村外れの丘へ]
(復讐を!全てに復讐を!全ては主の望むまま!)
[内を流れる血が叫ぶ。
それを、静かに受け止める。
今はただ流れる水のように、目の前の出来事を受け入れるだけ。]
だったら誰が殺されても仕方ないのに。
[ぽつりと呟く言葉は内に留めた。
それは、こちら側にも当てはまる故に。
そう仕方ないのだ、相容れぬ者同士がそこに在るのだから、仕方ないのだから―
それなのに、悔しくて仕方ない。]
わ。
[びっくりした、と頭を押さえ。
すれ違いそうになるアーベルを追いかけるように歩きだす。]
そりゃ、私だって死のうと思ってたわけじゃないんだけど……
……頼りにしてた探偵は消えちゃうし。
[馬鹿はあんたでしょ、と言い返す。]
< なぁ。
白猫の足はさして早いわけでもない。
けれど、追いつくには、そうかからず。
影の周囲を、くるりと巡る >
俺は、いいの。
元々、如何でも良かったし。
[己の命に価値など、見出していなかった。
けれど。
ユーディットは見ず、歩みを止めることもなく]
……全く、意味がない。
[呟いた。
相打ちを狙わずとも、良かった筈だった。
中途半端だと称する人狼を生かして、苦しむさまを見ても。
――そうしなかったのは]
―――。
[風が吹いた。
村の様子を眺めている女性の髪が、勢いよくなびく。
それは、ミリィ。
いや。姿かたちはよく似ていたが、雰囲気が違う。表情が違う―――何より、翼が生えていた。
そもそも、死者であるミリィならば、気候により、髪がなびいたりするのはあまりありえないことであった。
感情のこもってない目で、村を、人を、空を、ずっと眺めている。
―――その口がゆっくりと開いた]
【―――終わり。
何を持って終わりとするのか。
それは、人により、変わる答えだ。
だが、事件は終わる。終わりに近づいている。
……報告の時も、近い】
< 差し出された手を見詰め、
次いで、その先にある、影の姿を見る。
以前と違って、その眸は、何も映しはしなかった。
すり、身を摺り寄せる >
[完全なる転変。
それにより理性は吹き飛ぶはずだった。
しかし何故か、目の前の男が言う言葉が耳へと入ってくる]
常ニ 迫害 ヲ 受ケテ キタ 我ラ ノ 気持チ ナゾ 貴様ニハ 判ル マイ!
安寧 ヲ 願ッテモ ソレヲ 許サレヌ 我ラ ノ 気持チ ナゾ!
[僅かに残る理性が、獣の口から言葉を紡ぐ。
突き出された銀を避けようと、体勢を低くし、向かい来る相手の顔目掛け、下から爪を繰り出した。
避けようとした銀はその肩口を切り裂くように掠め、白銀が紅に染まる。
隻眼であるために遠近感が狂った]
…ありがとう。
[瞳の色を薄れさせ呟いて。
摺り寄る白猫をそっと腕に抱き上げた]
今、行きます。
[確かめるように口にして。
それまでよりも僅か確りとした歩調で歩き出す。
程なくすれば見えてくるのは、銀と焔。
それを見守る少年と少女]
【なあ、ミリエッタ=ヘーベルクイン。
これが貴様の望んだ未来か。
こんなことのために、貴様は命を、魂を、全てを使って、あの絵を描き上げたというのか。
後世の人は、貴様を夢想家と呼ぶだろう。
出来るはずのない事を望んだ愚か者だと罵るだろう。
それで、満足なのか?
ミリエッタ=ヘーベルクインよ】
[ゆったりとした独り言。
近くにミリィの姿は無い。だが、それでも、近くにミリィがいるように、語りかける様に、「彼女」は呟き続けた]
如何でもよくない!!
[強い口調で反駁する。]
少なくとも、私は如何でもよくなかった!
アーベルに生きてて欲しかったのに!
[聞こえてくる。遠い世界で繰り広げられる争いの音]
[咆哮に続いては、エーリッヒの叫ぶ声。
2人の会話は遠くてはっきりとは聞こえないけど。とても悲しい音に聞こえた。
そちらの様子から目はそむけずに、イレーネの声を聞く。
『人狼様』『僕』
その言葉を聴けば、寝物語に聞いた話を思い出す。狼の話にはしばしば現れる、狼に仕える狂い人がいることを]
…そっか…
[大きく息を吐いて、少しだけイレーネの方を向いた。続いてきた問いには]
怖くないかっていわれたら、嘘になるかもしれないけどさ…
[申し訳なさそうに頭をかいて、言葉を続ける]
でも、イレーネ姉ちゃんは、イレーネ姉ちゃんだろ。
あそこにいる狼だって、ユリアン兄ちゃんだし。オト先生だって…
[再び、丘の方を向く]
狂い人だから怖い、とは思わないよ。
< 白猫は抵抗の素振りを見せず、
抱き上げられる侭になる。
ふと、眼差しが何処かを向く。
手の主とは異なる方向に。
その眸に、「彼女」の姿は、映りはしなかったが >
[主の声に微か驚く。完全に変転してしまえば理性は消えてしまうとそう教えてくれたのに。
何故喋れるのか――その原因に気づいてギクリと身を強張らせた。
そうだ原因は―――自分だ。
僅か別な所にいる意識に気を向ける。]
[ふ、と目の前から姿が消え、手には浅い手応えが伝わる。
避けられた、と認識した直後に、下から繰り出された爪が迫る。
態勢は崩れていたが、軌道の僅かなブレもあってか爪は頬を裂くに留まり。
舌打ちと共に、後ろへと飛びずさる]
……ああ、わからんね。
護る力があるが故に。
誰かが死ぬ度、責められ続け、終いには異端と貶められる。
そんな、俺たち一族の苦労を、お前らが理解できんのと、同じようにな!
[異端なるもの。最初はその意は自身も知らず。
思わぬ形で目の当たりにして以来、決めていた。
何も愛すまい、何も懐に入れまい、と。
情に囚われる事なきように]
っ、エウリノ。私。
[ここから離れるべきか逡巡する。
が、自分からは、暖かな温もりから離れない。失う事を恐れて。]
エウリノ、邪魔なら、命じて。
向こうに行ってるから…。
ゲイト。
そう、貴女はエウリノの心を守ってあげて下さい。
[それは願い。むしろ祈り]
……?
[腕の中の白猫が「何処か」を見た。
つられるように、視線が動く]
[現の世界。
手を出せない場所で、争いは続く。
終わらせるために。
新たなる始まりを齎すために]
生きる意味も、見出せないのに――?
[立ち止まり、顔を向ける。
薄い笑み。違いの眼は、冷たい]
俺は。
楽しんでいたよ?
起こる、争いを。
人が醜い心を露にする様を。
人と獣の合間を移ろう者が、牙を剥く様を。
[真実と虚実の入り混じった言葉]
……そんなのに、生きていて欲しかった?
……。
[視線を感じて、ゆらりと視線を動かす。
そこにいたのは、死者達。
この村の呪縛により、何処にも行くことの出来ない死者達だった]
【―――なるほど。
終わり。やはり、終わりは近いか。
呪縛は、薄らいできている。
さもなくば、我が、ただの彷徨う死者に認識されるようなこともなかろうて。
光。闇。
さて、行き先はどちらに】
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