人狼物語 ─幻夢─


28 Rainbow stone

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工房徒弟 ユリアン

[切り裂かれた肩口から銀の毒が回る。
くらりと視界が揺れたが、ふるりと頭を振り吹き飛ばす]

何ヲ 言ッテモ 平行線。
ヤハリ 貴様ラトハ 相容レン ナ!

[飛び退る相手を追撃するかのように、低い体勢のまま地を蹴り。
風の如き速さで肉薄す。
懐に飛び込んだと思い、爪を心臓目掛け振り抜く。
その距離は、ほんの少しだけ、足りない]

(81) 2008/08/10(Sun) 22:31:57

【墓】 医師 オトフリート

…ミリィ?

[その姿を視界に収めることは叶わず。
だが何かを感じたかのようにその名を呼んだ]

(+116) 2008/08/10(Sun) 22:33:57

【墓】 召使い ユーディット

生きる意味なんて、私にも判らない。
そんなのきっと本当は誰にも判らない。

だけど、私はアーベルと一緒に居たかったの。
それじゃ駄目なの?

[冷たい眼にはたじろがず。
優しい表情で返す。]

もし貴方が本当に争いを楽しんでたなら、
私に力のことなんて教えなかったでしょう。
一人で狼のところに向かおうとなんてしなかったでしょう。
捻くれアーベル。

勿論。大切な人には生きてて欲しかったに決まってる。

(+117) 2008/08/10(Sun) 22:37:39

【赤】 工房徒弟 ユリアン

[ゲイトに寄り添った理性は傍から離れようとしない]


       ──…嫌だ…傍に、居てくれ…──


[それはまるで駄々をこねる子供のようで。
死期を悟ったからこそ、その傍から離れたくないと思った結果だった]

(*84) 2008/08/10(Sun) 22:37:42

【墓】 青年 アーベル

< 白猫は鳴き声もあげず。
 ただ、黙して一点を見詰め、
 時折、耳をぴくりと震わせた >

(+118) 2008/08/10(Sun) 22:38:00

娼婦 イレーネ

そう。それは、間違ってないと思うよ。人間なら。

[怖いけど、怖くないと、そう言いながら頭を書き、普段とあまり変わらない表情を見せる少年ティルに微笑む。
向ける笑みは相変わらず透明に澄んだそれだったが。]

…私、ね。
ずっと待ってたの。人狼様を。

父さんは私を慈しんでくれたけど、代わりに母さんからは憎まれた。父さんの愛を独り占めしたからって。
…当然だよね。父さんは血を継ぐ者を求めて、母さんを愛してはいなかった。
でも父さんは私を愛してたわけじゃない。
父さんが心から、愛していたのは人狼様だけ。

[今なら分かる、父もその人生の全てを、まだ見ぬ敬愛する人に捧げたのだ。]

(82) 2008/08/10(Sun) 22:38:55

【墓】 召使い ユーディット

……エーリッヒ様。

[心配そうな表情で丘の方向を眺めた。]

貴方だけは、貴方だけでも、どうか――。

(+119) 2008/08/10(Sun) 22:40:15

娼婦 イレーネ

私達の一族は、血を持ってその力を為す。
人狼様の為に、血を、力を、受け継ぐ者を作らなきゃいけない。
だから父さんは母さんを利用した。
そして私が生まれて、10になるまでにその口伝の全てを伝えて死んでいった。

[何故、ティルに自分の全てを語るのかは、分からない。
ただ伝えておきたかった。目の前の主が、相対する人に思いのたけを叫ぶのと同じように。]

後に残った私は、母さんに売られた。
村の人からは疎まれた。

だからずっと、待ってたの。
全てを捧げると、そう伝えられていた人狼様を。

[目の前の人と、そして失った人。
どちらも敬愛した。出会えたことは幸運だった。
でも。]

(83) 2008/08/10(Sun) 22:40:32

娼婦 イレーネ

ねぇ、ティル。
私達は、人と違う人は、幸せにはなれないのかな?
こんなに普通に話せるのに。
みんな、私を憎むの。ユリアンを嫌うの。
狼だから、親が居ないから、娼館に売られたから、ただ普通の人と違うってだけで。

私達は、ただ静かに暮らしてたかっただけなのに…。

[まだ幼い少年に、問いかける言葉ではないかもしれない。
答えは、期待してはいなかった。
それでも、口にした。]

(84) 2008/08/10(Sun) 22:40:54

【墓】 画家の卵 ミリィ

【ミリィ。ミリエッタ=ヘーベルクインは此処にはいない。
何処にでもいて、何処にもいない。
あれは、そういう存在になった。
それが対価。
主の力を借りた対価。
故に、貴様らには、二度と認識は出来ぬ】

(+120) 2008/08/10(Sun) 22:42:27

音楽家 エーリッヒ

[白銀が疾風の如き速度で迫るは、着地の直後。
未だ態勢は不安定であり、距離を更に開ける事も、防御の姿勢を取る事も難しく。

が、予想に反して相手の踏み込みは甘く、爪は左の胸元を浅く切り裂くに留まった]

(……なんだ?)

[その動きに違和感を感じつつ、しかし、距離を詰めているタイミングは逃せない、と。
裂かれた衝撃に引いた足を基点に、身体を屈める]

相容れる要素がどこにあると……。
特に、俺とお前は、完全に反側面だろうがっ!

[言葉と共に、繰り出すのは下段から切り上げる一撃]

(85) 2008/08/10(Sun) 22:43:08

【赤】 娼婦 イレーネ

エウリノ…っ

[主の望むままに、抱きしめた。
赤い世界で精一杯、腕を伸ばして力の限り。]

ここに、いるよ。
ここに、いるから…!

[聞こえる声は、いつもの主人の何倍も弱い。
訪れる予感は、悪いものでしかない。]

(*85) 2008/08/10(Sun) 22:44:44

【独】 娼婦 イレーネ

誰にも愛されなかったから。
愛する人に会いたかった。


それが、自分の全てだった。

(-34) 2008/08/10(Sun) 22:46:13

【墓】 医師 オトフリート

[同胞とのそれとはまた異なる声ならぬ声。
その意味が脳裏に届いた時。

全ての表情が消えた]

(+121) 2008/08/10(Sun) 22:49:18

【墓】 青年 アーベル

……その思考が、解らない。

[問いには是とも否とも答えず、
笑みは解け、薄く開いた口唇は吐息を零す]

曲解しない。
その方が、楽しそうだと思ったから。
情報は仕舞い込むより、密やかに齎したほうがいい。
一人で行ったのは、直接訊いてみたいことがあったから。
相手の手が早かったけれどね。

[肩を竦める。
挑発行為をしたのは、確かだが。
捻くれている。
嗚呼、そう評したのは、自分自身だった]

大切? ……幻想だろう、そんなの。

(+122) 2008/08/10(Sun) 22:51:00

【独】 青年 アーベル

[本当は、 解っている。
少なくとも、解っていた筈だ]

(-35) 2008/08/10(Sun) 22:51:27

【墓】 画家の卵 ミリィ

【―――だが、彼女は確かにそこにいる。
そばで笑っているだろう。
悼む気持ちがあるのならば、思い続ければ良い。
悲しむ気持ちがあるのならば、笑い続ければよい。
彼女は何処にでもいないが、何処にでも存在する。

想いがあるのならば、伝えれば良い。
それは、何処にいても、何処で叫ぼうとも、彼女に伝わるのだから】

(+123) 2008/08/10(Sun) 22:56:05

【墓】 召使い ユーディット

訊いてみたいこと……。

[何だったのだろう、と首を傾げて。]

じゃあ、貴方は私を利用した、ってわけ?

[にこりと笑う。]

私のことも如何でも良くて、ただ観察対象物でしかなく。
争いへの歯車でしかなかった?

……幻想って何?
本当はそんなものないっていうの?

(+124) 2008/08/10(Sun) 22:57:35

工房徒弟 ユリアン

チィ…!

[腕を振り抜くタイミングは合っていたはず。
それなのに爪は生命の源を抉ることはなく、掠るのみに留まる]

(距離感が、掴めん…!)

[細められる紅き瞳、そこには苛立ちが色濃く現れていた]

…相容レタイトモ 思ウ モノカ!
貴様ラ ハ 我ラガ 餌ニ 過ギン!

[切り上げられる腕を狙い、爪を振り下ろそうとして]

……!!

[ぐらりと視界が揺らいだ。
身体全体に銀の毒が回る。
振り上げた腕はそのまま己の頭を支え、足元はたたらを踏む。
一瞬、白銀の動きが止まった]

(86) 2008/08/10(Sun) 23:00:35

【墓】 青年 アーベル

今となっちゃ、如何でもいいこと。

[何を思うか。
何を感じて、生きるか。
その答えの一端は、白銀の獣と化した男の、叫びに在った]

……そうなるね。
笑って、訊くこと?

[向ける眼差しには、訝りが混じる]

(+125) 2008/08/10(Sun) 23:04:06

娼婦 イレーネ

―――エウリノ!

[動きを止めた主の名を、叫んだ。
ティルに向けた意識は離れ、主の元へと走り出す。

邪魔になるからと離れていた。
ここから向こうまでの距離が、やけに遠い。]

(87) 2008/08/10(Sun) 23:05:59

【赤】 工房徒弟 ユリアン



         ──…ああ…ゲイト…──


[伸ばされる腕に、僅かに残る理性は嬉しげに、安堵するような気配で擦り寄る。
離れたくない、ずっと傍に居たい。
そう、強く強く願う]

(*86) 2008/08/10(Sun) 23:07:10

少年 ティル

[ただ、静かにイレーネの話を聞く。
それは、自分にとってはわからない話だから。聞くしかできなかったから。

何か言葉を発しようとしたときに、イレーネが目の前から走り出していく]

姉ちゃん!

[とっさに追いかけた]

(88) 2008/08/10(Sun) 23:08:07

【独】 少年 ティル

/*
はうわ。タイミング遅かったーorz

書きかけの文章が…orz

(-36) 2008/08/10(Sun) 23:08:37

少年 ティル

[今まで見てきた、惨劇の痕が頭をよぎる。
血まみれのギュンター。女将と一緒に殺されたノーラ。先生と一緒に死んでいたアーベル。ユリアンに挑み殺されたユーディット。
みんな、大事な人たちだった。

そして次に浮かぶのは。
父親が死んだ時に、ずっと慰めてくれた先生の姿。
工房で必死に石を加工するユリアンの姿]

俺は、姉ちゃんも、ユリアン兄ちゃんも、先生も。
どうしても、嫌いになれないんだから!

[最後に浮かぶは、宿の二階で終わらせようと言って笑ったイレーネの微笑み]

終わらせなきゃ。悲しいことは終わらせて、幸せにならなきゃ!

[何を言っているか、自分でもわからないけど。
叫びながら、イレーネを捕まえようとする]

(89) 2008/08/10(Sun) 23:10:50

【独】 少年 ティル

/*
なんとか使えた…orz

そして、どうしてもミリィの話を絡められませんorz
本編中も真っ当に会話もできてないし…死んだって話も実感ないしね。

ノーラはほとんど会話できなかったけど、女将さんと一緒扱いで絡ませられるからなあ(笑
(ティルは女将さんとは親しかったっぽいからねえ)

(-37) 2008/08/10(Sun) 23:11:20

【墓】 召使い ユーディット

笑っちゃう、かな。

歯車の生き死になんて、気にすることじゃないでしょう。
なのにさっき貴方は、私まで死ぬこと無かった、って。
何を気にしていたのかな。

争いをただ愉しんでいたなら、
私の命なんて如何だって良かったはずじゃない。


どうして、そうやって距離を置こうとするの?

(+126) 2008/08/10(Sun) 23:11:47

音楽家 エーリッヒ

[唐突に、止まる、動き。
その理由は、大体察しがついた。

聖別されし銀の力は狼には毒となる、と。
伝えられてきた伝承によるもの。

ほんの一瞬、誘いかとも思ったが、しかし、つけた刃の勢いは止まらず。
振り切った刃は白銀の胴体を捉え、左の肩へと抜ける紅の一筋を描き出す]

……餌になる気は、ない!
そして、これ以上は誰も喰わせねぇよ!

[言葉と共に、振り切った刃を戻し。
軽く、後ろに引いて、突きの一撃を繰り出す。
勢いをつけた突きとするには、引き戻しの距離はやや、不足しているが、構う事はなく]

(90) 2008/08/10(Sun) 23:14:09

【独】 医師 オトフリート

/*
Danke sch&ouml;n...

(-38) 2008/08/10(Sun) 23:16:56

【独】 医師 オトフリート

/*
うん、無理だ。やめよう。

(-39) 2008/08/10(Sun) 23:17:25

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