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逆呪殺くるなら襲撃いらなかったのではとか思ってしまってテンパっていたのが本当です。
護衛が若焔以外の様子から、ティル護衛の可能性もあるかなと思っていたのですが。
襲撃下手な狼ですみません。
「襲撃は、『剣』を求めた赤組がここぞ、という所を狙って襲う、という形が基礎になります。」
これに目一杯甘えている気がします。あああ。
―回廊―
[闇色の炎が、ダーヴィッドのところから、自分の方に近寄るのを見ていた。]
[くるくると、前に"視"たような様子で、それは踊り。
――火炎の竜が、何かに気付いたような顔をした。]
ダーヴィッド殿?
[身のうち、心に隠れていた"片割れ"の残滓は、その火を睨み。
そして首の飾りが、その闇を厭う]
[ふたつがあわさり、その炎をかき消さんと。
そして、その力を持つものを――一番手っ取り早い方法で、遠ざけようと。]
[力が、ふくれあがった。]
― 東殿・回廊 ―
< 一時、レンズ越しに精神の竜の瞳を映す。伏せられていると悟ったからこそではあるが、直ぐに僅か逸れた。
視界の端、つかず離れずの位置で黒の破片が宙を彷徨う >
近しいものであるが故、ということですか。
ならば、貴方は襲われないのかもしれませんね。
< 会話の遊びに軽く言ったのみの事 >
……欠片の残滓を辿れば、恐らくは。
< それは己が力の一部を吸ったものである為に。
前へと向き直り、黒布を引き寄せ、迷わぬ足取りで歩を進める。もういないのか、避けているのか、欠片が寄ることもない。次第に喧騒が近くなる >
─東殿・回廊─
[剣についての話をしているところで、二者から視線を感じる。事情を知るティルのものと、何か聞きたそうにしているミリィからのもの。己が持つ剣が持ち得る属性が増大した時、彼女はその場に居合わせた。おそらくは気配を感じ取っていたのだろう。小さく息を吐くと、何事か訊ねようとミリィへと視線を向け──]
──……っ!?
[ハッと息を飲む。ミリィの頭上に現れていたのは無限の鎖。それはすぐさま螺旋を描きミリィを包み込んで行き──消失。言葉を発す暇も、それを防ごうと手を出す暇もなく、ミリィの姿は掻き消えた]
何と……今度はミリィが…!
[しばし呆然とした後、他に変化は無いかと周囲を見回す]
[そして気付く、一つの力。それは昨日己に纏わりつき、霧散したそれと同じもの。見えぬそれに気付いた時には既に遅かった]
……っ、ティル!
[原理は分からぬが消えゆくティルと、白き小猿の姿。その力の渦から引き出そうと、己が左手を突き出す。昨日その力を弾いた剣の能力を頼ろうと。
しかしその腕はティルへと届くことは無く。また、剣は見えぬ力を弾くこともせず。ただ消えゆく様を見つめることしか出来なかった]
[己の時には声を出し、認めないといった剣の力は。
しっかりと火炎の竜を、抵抗もないのに絡めて、送った。]
[契約者たる彼女のいる場所へ]
[闇色の炎は、今はない。
首飾りからは、流水と天聖の気配――]
月闇竜 オトフリートは、生命竜 クレメンス を投票先に選びました。
月闇竜 オトフリートが「時間を進める」を選択しました。
―――っ!!。
[不意に。
頭が痛み出した。
咄嗟に頭を抑えると、目の裏に浮かぶのは、闇に浮かぶ焔。
それが、一瞬激しく燃えさかったかと思うと、次の瞬間には光る水により燃え尽きた]
……焔が……消えた?
どうして……?
[頭の痛みは一瞬のみでなくなった。
それでも、ナターリエは呆然とした面持ちでその姿のまま固まった]
……どうして……私は此処にいるのに……「流水」の力が……。
―― 東殿・回廊 ――
[目の前で「それ」を見るのは初めてだった。唐突に現れる無限の鎖、そして消えて行く雷竜の姿、そして、続けて姿を消す風の竜…]
ミリィさん!ティルさんっ!?
[目の前で起こったことに、名を呼ぶことしか出来ずにいた、その間に、もう一つの消失…それは、離れた場所の、力を渡してあった機械竜から伝わる]
……ダーヴ?!…馬鹿なっ!
[逆流したエネルギーがメタルの腕を天青石の光に包む]
―東殿/回廊―
そういう事です。
……さぁ、それはどうでしょう。
それなら峡谷も安心なのですが。
[会話の遊びは真実の一端を突いていたが、青年は微笑むだけ。
欠片の残滓を辿る足取りを、じっと見つめていた]
……え。
[ザムエルに向けて言葉を発しようと、口を開けたまま。
気が着けば、見える景色が変わったように見えた。
あまりに突然の事で、思考が着いていかずにぽかんとそのままのポーズで、固まった**]
―東殿・回廊焔側―
[ダーヴィットが消える。何が起こったかは――よくは分からない。
素早く、問うのは別な場所。
こちらではただ、驚いたような表情を浮かべたまま。]
オティーリエ…一体、何が。
[あったと、訊ねる。
不機嫌と、各々の力と、それとは別な方法で、焔竜は消えた。
それはまだ知らないもの。]
精神竜 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
[感覚は、いつもの如く、唐突。
揺らめきと、不快感。
飛来する、無限の輪と──]
……っ!?
[それに、声を上げようとした矢先。
感じたのは、それらを更に超える、違和感。
束縛に繋がるそれは、お世辞にも心地よいとは言えず]
……っ!
うぜ……さわんじゃねぇぇぇぇぇぇぇっ!
[絶叫が響いた場所は、先ほどとは、違っていた]
―― 東殿・回廊 ――
……過負荷……防御機構作動…
[青く染まる顔から、声が零れる]
Shutdown!
[青の光が消えると同時に、ゆらりとその身体は床に崩れ落ちた**]
─東殿・回廊─
[目の前より失せし二竜の姿。その内の一竜は己が対。バランスは一気に崩れ、断続的に起きていた微震の影響が少しずつ表れてくる。当初より強さを増したそれは、この竜都をも少しずつ揺らし始めた]
くぅ……やってくれる。
ここまでされて居ると言うに、奴らの尻尾は未だ掴めぬとは…!
[悔しげに漏らされる声。己を律すべく、右手は額のバンダナへと]
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