情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
もう1人は、残っているの。
[声は途切れ途切れ、わたしの耳にも届きました。
姿はもう、見えませんけれど。]
――まあ、
それも、時間の問題かしら。
本当に、残念ね。
クインジー。
俺はあれが、フィンが、生きていてくれるだけで良かった。
俺を売ろうと裏切ろうと、どうでも良かった。
俺の命など、要らなかった。
[だから、もういいのだ――と声にならぬ呟きを]
ねえ、お兄さん。
君はひとつ勘違いをしているよ。
……殺戮を始めたのは、君だ。
全ての災厄は、君達から始まったのだよ。
君が居なければ、俺達は「殺し合う」必要など無い。
違うかい?
[ギルバートの口元に、薄い笑みが浮かぶ。]
……君が「神の視点」でその話をするのは、お門違いというものさ。
さてね。
[笑いを収め、姿勢を落とし]
[軽い前傾姿勢で、攻撃の構えを取る。]
[未だ夜は来ず、獣化はない]
「俺と殺し合え」と言った心算だったが。
だが、どっちみち同じだろう。
おまえたちを鏖(みなごろし)にすれば、この世界は閉じて終焉を迎える。
俺が死ねばおまえたちの悪夢は終わる。
簡単なゲームだ。
――いや。
此処から出て、記憶を取り戻した時、
おまえたちの悪夢ははじまる、のかもな?
[ギルバートの腐り落ちた左目を見詰め、嘲弄するように]
[男は*呵呵大笑した。*]
邪魔――?
本気で言っているのかしら。
[首を傾けて、青い色を見ました。
わたしの眼には、形は捉えられません。
作られる表情も、その心臓のある場所も。]
…終焉の使者なんて言うから、期待したけれど。
もう、どうでもいいわ。
[ただ一つ、手許の灯は、ゆらゆらと頼りなげに揺れていました。]
君と俺との違いを教えてあげるよ、お兄さん。
俺は、人殺しをした後に、そんな風に笑うことは、無いよ……
何故だろうね。人なんて殺したことは無いのにね。
でも、それだけは確実に分かる。
君のように、血に染まるとを悦びと変えることは――…ありえない。
たとえ、俺の中で悪夢が始まろうともね。
[血塗れになった男に、再びナイフの先を*向けた*]
終焉なんて望まないもの。
貴女が終焉を望むと言うのなら、それは阻止させてもらうわ。
終焉の使者を殺し──え?
[どうでも良い、と彼女は言った。階上へと向けていた滅紫をニーナへと戻す]
…何を考えているの?
[虚無感すら感じるような物言いに、更なる警戒心が募った]
そう。
世界はこんなにも、醜いのに。
[表情は見えません。
わたしの嫌いなこの世界を、それを望む者など、見たくはないから。
そして、疑問にも答えません。
今はまだ。]
…まだ、元気はあるようだから。
少しは期待してもいいのかしらね。
[眼を背けた先は、階上。
笑う男の形が、ちらと見えた気がしました。]
醜い?
綺麗なものばかりを望むなら、夢にでも逃げ込んでなさい。
綺麗なものも、醜いものも、全てあるから世界なのよ。
貴女が何を嫌悪してるのかは知らないけれど。
望むことが違うのは間違いないようね。
期待なんて、打ち砕いてあげるわ。
[問いに答えぬニーナ。答えを得られぬならば聞く意味も無いと滅紫は再び階上へと向かう。いつでも動ける体勢。けれどタイミングを図り、未だ動くことは無い]
…違うわね。
醜いものと、綺麗ごと。
この世界にはそれだけ。
[今度こそ、口許で笑みを作りました。
青い少女がそれを見たか――そもそもこの声を聞いたかさえ分かりませんが、それもどうだっていいことです。]
やれるなら、やってみなさいな。
[眼は階上に向けたまま、動く気配のない少女にもう一言。]
そうだね。俺は人間さ。
――…だからどうした?
[――ゆらり。
獣の動きを、緩やかな動作で避けようと動く。]
そして、君は獣――…
[振り下ろされた鉤爪が、肩に触れる。
ほんの少し触れただけにも関わらず、コートは爪の軌道に沿って裂け、肩口からは血が滲む。]
でもね、違いは「種族」の問題じゃない――…
[姿勢を正し、フェッテの要領で、ナサニエルの脇腹目掛けて回し蹴りを放った。]
[放たれた回し蹴りを、咄嗟に肘を曲げた腕でブロックするが、]
く、
[踊り手の鍛えられた脚力は伊達ではない。]
[回転の乗った、鋭く重い一撃が、受け止めた腕を痺れさせた。]
[振り上げた足を下ろし、ナイフを振りかざす。]
俺達「所詮人間」と、君達「人狼」の違い……
それはね。
自分の血を隠れ蓑にして、泣き寝入りするか否かの違いさ……
君達がどんな不幸な半生を送ってきたか、俺は知らない。
けれどね……如何にも自分が不幸だという顔をして、自分が生きやすくなるように「周りを説得する」ことすらせず――人間を逆恨みして、人間よりかずっと凶暴な牙と爪を無暗に振りかざしているのが、俺は我慢ならないんだよ!!
[翳したナイフを、ナサニエルの肩目掛けて一気に振り下ろした。]
逃げてるだけじゃ、何も変わらないのよ。
[ニーナの笑みは見ない。視線は階上に向けたまま、それだけを紡いだ]
[階上では二人の男性が切り交わしていた。もしギルバートが押し負けるようなことがあれば、すぐさま駈け上がれるよう足に力を込める]
[痺れた腕では、振り下ろされるナイフを払い切れない]
[だから、]
[間合いが充分でないのを承知で、ギルバートに向かって膝蹴りを放った。]
[身体に捻りが加わったお陰で、刺さる軌跡がずれ、腕が大きく裂ける。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新