37 Glanz aller Arten von Blumen
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楽師見習い アーベル
[レナーテの疑問は、聞こえてはいたが。
気持ちの焦りはその解消のために立ち止まる事をさせず、夢中で駆けた。
焦りの一端に、状況が『似ていた』からというのも、少なからずあったかも知れないけれど。
駆ける速度は、いつもよりも速かった、かも知れない]
─ →教会─
……つか、どこにいんだよっ……。
[教会の前まで来て、一度足を止める。
あわせていたはずの、風の波長が辿れない、掴めない]
……っきしょ！
[口をつくのは、苛立ちを帯びた声]
楽師 エルザが「時間を進める」を選択しました。
人形師 ゲルダ
[エルザの言葉に、んー、少し考え]
大事な話…………というわけでもないんですけど
って、エルザさん？
[口ごもるエルザに首をかしげた]
【墓】 旅の香水売り ローザ
[カヤを揺さぶる力が弱くなったのに、少し安心した。]
[が、はらりと落ちたものに気付いて、あっ、と空気を漏らす。…なんとなく、事情も見えてきたような気がする。]
[とりあえず嫌がられるまで、泣いているベッティの、背中を撫でてあげる事にした。]
【墓】 煙突掃除人 カヤ
…ベッティ、――なんて？
オレが幸せになってれば、って…
[聞こえた言葉に、零される涙に。
思わず、手錠のかかったままの手を伸ばして、少女に触れようと。
かなうならば…身を寄せようとして]
…ベッティ。
人形師 ゲルダ
…………………………はい？
[エルザの言葉に理解が追いつかない]
えーと、エルザさーん。そーいう話ってどーいう話？
んー…………ハンスさん、分かる？
[とりあえずそこにいたハンスに聞いてみる
何やら悩んでる様子なんて知ったこっちゃなし]
【独】 旅の香水売り ローザ
（好都合を蹴ったｗ
さすがゲルダさん男らしい。
…あれだな、ベッティはしゃべり方とか、
発言タイミングとかリアルでいいな、あこがるる。）
楽師 エルザ
それなら探すのもわかるし、
私が代わりに、なんてもっての他よね。
[何事かを勘違いし始めた。
しきりに頷いている。
ゲルダの問いかけも聞いちゃいない。]
行商人 ハンス
―大通り―
何かを伝えようとして声を飛ばした。
……しまった。アーベルには聞き取れてるか？
[悩みながら小さく呟き]
[正確な内容を掴めずとも多少の想像は出来た]
[近くにいる自衛団員を探す]
[探そうとしたのだが]
……あー。
エルザ、自分だけで早合点しないように。
[ゲルダに尋ねられ]
[エルザの様子を確認して頭痛を覚えた]
【墓】 店員 ベッティ
……違うわ。何も言ってない。
[カヤに伸ばされた手を拒絶するように、一歩後ろへと下がる]
あんたなんか、嫌い。大っ嫌い。
あんたの居場所はあっちにあるでしょ……ばぁか。
[俯いて、自衛団長の方を指差した]
剣士 レナーテ
……。
［少しだけ息を切らせながら、教会までたどり着き、その建物を見上げた］
教会。
犯人。
そして、ヴィリーか。
……物語は、激しく動き出したってところか？
［視線を下げ、辺りにいるアーベルを探し始める］
おい、兄さんどこだ？
一人で突っ走んじゃねえぞ。
【墓】 ジャーナリスト ヴィリー
[最初に落とされたのはどこだったのだろうか]
[影に飲み込まれた時にはもはや意識を維持出来ず]
[朦朧とする中、どこかへと送られ]
[無造作に担がれた後に、どこかの部屋へと投げ込まれた]
【墓】 ジャーナリスト ヴィリー
─収容所─
[投げ込まれた衝撃で身体を打ち]
[尚且つ左腕を下にされ落とされたために激痛が走る]
…っ、てぇ…！
[その痛みに意識が戻り、薄っすらと隻眸が開いた]
………あーあ、ヘマしたな。
[小さく呟き、近くの壁へと這い寄り背を預ける]
[左腕は治療されているはずもなく]
[穿たれた傷口から未だ雫が少しずつ零れ落ちていた]
[圧迫止血を行うべく、左腕のシャツの袖を破り取り]
[口と右手で傷口を縛り上げる]
[そうしてから大きく息を吐き、ようやく部屋の中へと隻眸を向けた]
楽師見習い アーベル
─教会─
[とにかく捜さないと、と思った矢先に聞こえたレナーテの声。
額の汗を拭い、声のした方を振り返る]
……こっち！
礼拝堂の方、行ってみよう！
[突っ走るな、という言葉は聞こえているのか。
声を上げると、すぐにそちらへと駆け出した]
【独】 ジャーナリスト ヴィリー
/*
何だか取り込み中だったので駆け足で先にログ読んできた。
別所から運ばれるような描写があったんでそれに倣ってみる。
流石に封魔結界辺りはかかってるだろか、ここ。
じゃねぇと魔法使って逃げられるもんな。
タバコも取られてそうだ…（しょんぼり
楽師 エルザ
あら。違ったかしら。
[残念そうな、安心したような。
どちらにせよ、まるで緊張感のない様子だった。
手と手を合わせ、誤魔化しの表情]
あー、えっと、
何か言いたそうにしてたけど、いいの？
剣士 レナーテ
［程なくしてアーベルの姿を見つけると、聞こえてきた声に］
おう。分かった。
［短くそれだけ返答して、アーベルの後を追っていった］
【墓】 煙突掃除人 カヤ
…ん、うん。
――いや…
[ベッティに下がられれば、少しだけ泣きそうな顔をしたけれど
手錠をチャラリとならして帽子を引き下げた。
それから言われた先を見て、ふると頭を振り]
んん。
戻れねぇ。
[自警団長は、何か言っただろうか。]
楽師見習い アーベル
─ →礼拝堂─
[姉の勘違い。
場にいて聞いていたなら、多分呆れ返った後、無表情に否定の突っ込みをしただろう……というのは、さておき]
[礼拝堂の扉の前で、一度、足を止める。
行かないと、という思いと。
……何となく、行きたくない思いと。
交錯。
それでも、最終的には扉を開け]
……にーさん、いるかっ！
[声を上げつつ、中に踏み込むものの。
影は既に、捜す者を捕らえた後か。
そこにいたのは、見知った修道士だけ]
人形師 ゲルダ
[エルザを、「お前は何を言ってるんだ」という目で見ていたが]
えっと…………多分違う
[そう言いつつ冷汗タラリ
だが続く言葉に首を傾げると]
ん？ ハンスさん、何かあったの？
【墓】 店員 ベッティ
……もう、わけわかんないよ。
[自衛団長とカヤに哀しげな視線を送った後]
……ありがと。
[背中を撫でてくれてたローザに、俯いたまま小声で一言告げると]
[二人から離れ、壁際へと戻り再び膝を抱えた。時折鼻を啜る音が*部屋に響く*]
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