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[そこまで言うと、視線をエルザに向け、口を開く]
エルザ。
こっから先は危険だ。どっか安全なところに……って、言いたくはあるが、まあ、どうせ言ってもきかねえんだろうな。
[苦笑しながら、視線をそのままハンスへと向ける]
おい、師匠さん。
アンタ、エルザのことを守れるかい?
アタイが守ってもいいんだけど、多分、それはアタイの役目じゃあないから。
[敢えて口にはしなかったこと]
[終わらせたい理由をアーベルに言われ視線がきつくなる]
[深く息を吸い][吐く]
なら頭数だけでも揃えておけ。
ただ自衛団は。今回はどうにも間に合わないと判断して頼みもしたが、出来れば避けたいところだ。
上が絡んでいるからな。
[何かあった時にどちらにつかれるか分からない]
気分が悪いなんて言ってられん。
ヴィリーもそう言っていた。
[レナーテの覚悟にも頷く]
俺も、そう思う。
[アーベルの言葉に、顔を引き締めて頷いた]
ああ。任せろ。
荒事は、アタイの専門だからね。それに―――。
[言葉を続けながら、にやりと笑みを見せ]
見るだけじゃ、笑うだけじゃ、本当の友達じゃない。
そいつが間違っているなら、殴ってでも止めてやるのが本当の友達だ。って、言葉もあるしな。
アタイはライヒアルトも、ゲルダも嫌いじゃねえ。
なら、殴って止めてやるさ。ははっ。
荒事は専門じゃないが。
[ゆっくりと息をする]
[痛みは小さくないが][もう一度くらいなら]
取り押さえようとする方がもっと向かないだろうな。
だからそちらを引き受けてくれるのなら。
……アーベルもいることだしな。
[護れるのだろう?と]
[そう視線で問いかけた]
…オレ、香水作れるだけですげぇと思うぞ。
オレ魔法とか全くできねーもん。
[びたーんとなったローザを見ながら、
思わず、薄く笑みを浮かべる。]
/*
気になっていること。
・両親の所在
3日目ptなくて使えなかったんだけど、最初から不在にしとくんだったかな!
・モニカに頼んだもの
エピローグでベティにあげるんじゃないかな!
・アーベルがピアノを止めた理由
・ハンスが歌を止めた理由
なんとなくは見えているけど、ちゃんと聞いていない。
・レナーテの「信じて死にたかった」の真意
・ゲルダは帰る場所がない?
後者に関しては、エルザ聞いてない……!
[きつくなる視線に、不思議そうに瞬く。
自分としては、それはごく自然な思いだったから]
……なんか、俺、おかしな事言った、かな?
[呟きはぽつりと]
そりゃ、色々考えれば、簡単には行かないだろうけど……特に、拘束の方は。
でも、さ。
知り合いとダチが拘束されてるとか、行方不明のまんまとか。
……いい気は、しないよ、やっぱり。
[彼らが自分をどう見ていたとしても。
少なくとも、自分の思いは変わらない、と。
言葉にこもるのは、そんな思い]
……自衛団の連中は、宛にしない方がいいだろうね。
被害、拡大しそうだし……。
[魔法の取得方法が分からず床に転がる女を隻眸で横目に見る]
[直ぐに水盤に視線を戻しながら喉の奥で、くく、と笑った]
[もちろん進んで取得方法を教えるなんてことはしない]
元気がないよりはいいさ。
[急に黙り込んだかと思えば、床に転がる。
慌しい様子にまた笑みを零した]
香水…ああ。
そういえば、そんなことを言っていたっけ。
[彼女と会った日、連行していった自衛団員の言葉を思い出す。
こちらの呟きは殆ど独り言に近かった]
甘くたって、仕方ないんじゃないかしら。
[変わらない――
というより、レナーテよりずっと甘いだろう。
その後の苦笑には、笑みを返して。]
あら。
これでも、今回は我慢したのよ。
でも、そうね。
誰が犯人かを聞いて、しかもそれが共に舞台を創り上げようとした人で。
それで、じっとしていることは出来ないかしら。
邪魔にはなりたくないけど。
[水盤の中では、すでに最後の1人はゲルダに決まってしまったような雰囲気だ。一瞥して、不満そうにふんふんと鼻で息をついて立ち上がる。]
でも香水作るのも材料がないと無理なのー!
いい加減なんだか暇を持て余しちゃう。
なんか遊べないかなー
遊べる事ないかなー
えいっ
[そう言いながら壁に向かい、唐突に倒立を始める。すぐ床に身体がすべってしまうけれど。]
[レナーテの言葉は、以前自分がヴィリーの問いに返した言葉と似ていて。
自然な笑みが浮かぶ]
ああ。
ちゃんと、止めないと、な。
[その笑みのまま、また一つ頷いて。
ハンスから向けられた、問うよな視線に、周囲に揺らめく風に意識を寄せる]
……遠隔で飛ばすのは、無理そうだけど。
近場なら、何とかなる、かな。
なんにしても、やれるだけやるよ。
それが、俺のできる事だから。
…あんた、怪我大丈夫なのか?
[ローズを見る視界の端のライヒアルトにふと顔を向け
言葉をかけた。
――幾分か苦手に見える風は消えて居るかもしれない。]
っしゃ!!
[バチーン!と自分の頬を両手で叩き、気合を入れる]
用意が出来たなら行こうぜ!
気合が欲しいなら、今なら無料で、アタイが97%手加減の闘魂ビンタを注入してやる。
[言いつつも、体はすでに外に向かおうとして……歩みが止まった]
……何処行けばいいんだ?
[空回り過ぎである]
……それが、最大の問題とも言う。
[歩みを止めたレナーテの言葉に。
はあ、と深く、息を吐いた]
まあ、向こうは俺に用事があるみたいだから。
……その内、自分から出てくる可能性も高いんじゃないかな。
それなら、それで。
こっちの都合のいいとこで、お待ちするのも一つの手、かな?
[屋内では、どうしても風の力は弱くなる。
なら、外へ、と考えるのは自然な思考ではあるが]
むりー
[両手を伸ばす事を諦めて肘を曲げて頭を床につける。]
あ、リボンよごれちゃ、わわわっ
[しまった!と肘を伸ばしたらバランスを崩し、勢い良く倒れそうになる]
[が、駆け寄って来たカヤが支えてくれて助かった]
おなかうつとこだった。
…て、カヤごめん、重いとおもうのー!
下ろしちゃって良いよ!
[香水売りが倒立を始めるのを横目に、掛かった声のほうを向いた]
怪我なら、君のほうが酷く見えるけど?
[変化には気づいたか、僅かに眉を下げて苦笑を作る。
仕事で聞かせていたのとは違う、周囲にとってはいつもと変わらない声]
いや、おかしくはないよ。
俺も当然そう思っている。
[口にすれば焦りを思い出すのだとは言えず]
[アーベルに向けて口元だけでも笑って見せ]
俺じゃ頼りなさすぎるかい。
これでも昔よりは色々鍛えられもしてるんだけどね。
[旅の間の厄介事は数知れず]
[それこそヴィリーと顔馴染みになってしまうほどに]
まあ、そこはアーベルも頼ってくれ。
[あまりにまじまじと見られて溜息を零した]
わ、わわ
[ぐらり、揺らいだローザをひしっと捕まえるも
手錠が邪魔でいまいちキレイに支えられず。
ぐ、と、蛙がつぶれたときのような声を出した。
そのままの姿勢で]
うん、重いな!
羨ましい!
[少女は身長が欲しいのだが。
ライヒアルトの苦笑を見て、ぱちり、瞬き。]
オレは大丈夫、だってあんた暫く動かなかったじゃん。
[小さく、首を傾けた。
不思議そうな顔。]
[威勢のいいレナーテに向けかけた疑問は、彼女自身によって為された]
何処へ行けばいいかも問題だけど、
相手が来るか限らない、というほうが問題じゃないかしら。
姿を晦ましたことから考えれば、
「こちらが気づいていることに気づいている」可能性は高いと思うの。
……仲間を捨てて出て行くかどうかわからないけど、
街から逃げないよう、自衛団に協力を要請したほうが良いかしら。
[特殊な力――魔法を使う相手。
手に負えるものかとは思いながら、そう続ける]
[97%の手加減][ふといつぞのライヒアルトが思い出されたり]
[何とも微妙な表情でレナーテを視線で追いかけ]
そうだな。
下手に動きの取れない場所で何かされても困る。
[心当たりはあるかというように]
[アーベルに目を転じた]
ああ、そのくらいは。
……誰かも動いてくれるだろう。
[エルザの言葉に浮かんだのは従兄の顔]
[その位は信用してもいいだろうかと]
少なくとも目撃証言くらいは取れそうだ。
最悪、街の外まで追うことになってもね。
あ。
違うの。頼りないって言うんじゃなくて。
ほんとうよ?
[ハンスに向けて言うが、念を押すさまは返って怪しい]
ただ。
そうね、変わったんだな、って思っただけ。
…疲れてただけだよ。
大したものじゃない。
[不思議そうな顔を向けられても、表情に変化はない。
苦笑は彼女らのやり取りにも向けられていたのだが]
ん、ああ。
そういう可能性もあるんだ……。
[姉の言葉に、初めてそれに思い至ったように呟いて]
それならそれで、何とかしてもらった方がいいかな。
……街からは、出したくないだろうし、色んな意味で。
[事件を表に出したがらない上の体制。
外に飛び火するのは避けたいんじゃ、と思いつつ]
俺が一番動ける場所は、周りへの被害甚大だし……。
[一番動ける場所=屋根の上である]
街外れの近くの方がいいかもね。
それはそれで、逃げられる可能性も出そうだけど。
少なくとも、余計な茶々ははいんないし。
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