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─収容所─
[投げ込まれた衝撃で身体を打ち]
[尚且つ左腕を下にされ落とされたために激痛が走る]
…っ、てぇ…!
[その痛みに意識が戻り、薄っすらと隻眸が開いた]
………あーあ、ヘマしたな。
[小さく呟き、近くの壁へと這い寄り背を預ける]
[左腕は治療されているはずもなく]
[穿たれた傷口から未だ雫が少しずつ零れ落ちていた]
[圧迫止血を行うべく、左腕のシャツの袖を破り取り]
[口と右手で傷口を縛り上げる]
[そうしてから大きく息を吐き、ようやく部屋の中へと隻眸を向けた]
─教会─
[とにかく捜さないと、と思った矢先に聞こえたレナーテの声。
額の汗を拭い、声のした方を振り返る]
……こっち!
礼拝堂の方、行ってみよう!
[突っ走るな、という言葉は聞こえているのか。
声を上げると、すぐにそちらへと駆け出した]
あら。違ったかしら。
[残念そうな、安心したような。
どちらにせよ、まるで緊張感のない様子だった。
手と手を合わせ、誤魔化しの表情]
あー、えっと、
何か言いたそうにしてたけど、いいの?
[程なくしてアーベルの姿を見つけると、聞こえてきた声に]
おう。分かった。
[短くそれだけ返答して、アーベルの後を追っていった]
…ん、うん。
――いや…
[ベッティに下がられれば、少しだけ泣きそうな顔をしたけれど
手錠をチャラリとならして帽子を引き下げた。
それから言われた先を見て、ふると頭を振り]
んん。
戻れねぇ。
[自警団長は、何か言っただろうか。]
─ →礼拝堂─
[姉の勘違い。
場にいて聞いていたなら、多分呆れ返った後、無表情に否定の突っ込みをしただろう……というのは、さておき]
[礼拝堂の扉の前で、一度、足を止める。
行かないと、という思いと。
……何となく、行きたくない思いと。
交錯。
それでも、最終的には扉を開け]
……にーさん、いるかっ!
[声を上げつつ、中に踏み込むものの。
影は既に、捜す者を捕らえた後か。
そこにいたのは、見知った修道士だけ]
[エルザを、「お前は何を言ってるんだ」という目で見ていたが]
えっと…………多分違う
[そう言いつつ冷汗タラリ
だが続く言葉に首を傾げると]
ん? ハンスさん、何かあったの?
……もう、わけわかんないよ。
[自衛団長とカヤに哀しげな視線を送った後]
……ありがと。
[背中を撫でてくれてたローザに、俯いたまま小声で一言告げると]
[二人から離れ、壁際へと戻り再び膝を抱えた。時折鼻を啜る音が*部屋に響く*]
[部屋の中に居たのは今まで連行されたか浚われ姿を消した人物]
…一堂に介してる、ってか。
議会の上役辺りも絡んでそうだな。
[捕まって尚考えるのは事件の裏側について]
[街の有力者が関わると言う証拠になり得る状況にくつりと笑いが漏れた]
[無事な右手で胸ポケットへと手を伸ばす]
[けれど目的のものは没収され、咥えていた媒体用の手巻きタバコも無くなっていた]
ちっ……流石に馬鹿じゃねぇか。
[忌々しげに舌打ちが漏れる]
―大通り―
どうしてこのタイミングでそれがまず浮かぶかね。
[頭痛を堪えるように左手を額に当てた]
[丁度自衛団員の一人が見えた]
犯人が一人分かりました。
今頃アーべルもそちらに向かっているかもしれません。
ちょっと失礼。
[そして自衛団員を呼ぶ]
急いで教会に向かってくれ。
ライヒアルト、彼が犯人の一人だ。
すぐに行けば今回は隠す暇もないだろう。
う、ううん。
[小さな礼の言葉に、小さく首を振る。壁際に行ってしまった彼女に言えるような気のきいた言葉は、あいにくもってない。…ちょっと、途方にくれる。]
…ああああ!怖いけど悪くない人!!
[が、先の男性が部屋につれてこられていたのに気付いて、思わず声をあげる。非常に残念だが、時と場合を考えない元気さだ。]
怪我がそれ大変そうなの…。
[心配げにするのは、大の男相手でも同じか]
[アーベルに続いて、礼拝堂の中に飛び込んでみれば、中にいるのはただ一人]
……ライヒアルトの兄さん、か?
失踪事件の犯人……アンタなのかい?……いや、答えなくていいや。どうせ、アタイの頭じゃ判断つかねえし。
今までアンタという人物にあまり会ってねえから、信じれるかどうかもわかんねえ。
ただまあ……犯人の疑いが高いって話なんで、大人しく捕まってくれねえかな?
[言いながら、軽く拳を握る。
剣は抜かない。剣の機嫌が悪いこともさることながら、死傷沙汰にする気も全く無かったから]
「唐突になんだ」
[相手は当然の疑問を返してくる]
[時間は無駄に出来ない][スッと息を吸う]
『急げ!』
[二つの声を一度に使って炊きつけた]
[直後咳き込んでしまうが相手は走り出すだろう]
……ライヒ、さん。
ヴィリーのにーさん、は……。
[何処、とは問わない。答えが得られるとは、思わないから。
代わりに、口をついたのは]
……一年前も、『そう』だったのかな……?
だとしたら俺、どんだけ。
[間抜けなんだろね、と。刹那に掠めたのは、自嘲]
一緒、来て、もらうよ。
……終わらせたいんだ、俺は。
[決意を込めた声。合わせる場所を失した風は、繰り手の周囲を揺らぎ、巡る。
答えはあったか、否か。
何かしら、言の葉を交わすとしても、決意が揺らぐ事はないけれど]
[部屋の隅に行くベッティの背中に目を向けて
それでも少女はかける言葉が見つからなかったから。
只、水鏡へと目を向けて
少女にも養父にも近づく事はなく、
扉が開けば顔を向ける事は*あるけれど*]
……んだそりゃ。
[面識の少ない女が挙げた声に真顔で返した]
[己以上に緊張感が無さそうだとも思ったかもしれない]
この程度、どうってことはねぇ。
…が、これで気ぃ失うとは俺も鈍ったな。
[止血した腕を上げてひらひらと手を振る]
[顔の傷もさることながら]
[男には身体のあちこちに傷が残っていたりする]
[破り取って晒された左腕も]
[今回以外の傷がいくつか残っていた]
え? 犯人が?
[わけも分からぬまま、瞬きを繰り返す。
自衛団員が呼ばれ、会話を交えた後に駆け出すのを、呆然と見ていた]
ちょ――…大丈夫、なの?
[咳き込むハンスに近づく]
[ハンスが自衛団を呼び止め、教会へ向かいよう伝えるのを口を挟むことなく傍観していたが]
(………流石にこれは庇い立てするわけには……いかないよねぇ)
[心中で嘆息を吐く]
[アーベルが風を巻き上げる様子には]
ほ。
[と、小さく驚きの声を上げた]
なんだ。そんな特技持ってたのかい、兄さん。
……けど、落ち着いてやれよ。
平常心忘れたら、どんなときでもロクなことにならねえぞ。
一時の感情は、暴走を促すからな。
[喉の痛みにきつく眉を寄せる]
[もうまともに使うことなどできるはずのない発声]
[勢いで使えばこうなることは分かっていた]
……大丈夫。
[咳はそのうちに収まるものの]
[エルザに答える声はまだ掠れたものだった]
[ゲルダにも非礼を詫びる様に小さく頭を下げる]
……わかってる。無駄に傷つける気なんて、ない。
[レナーテの諌めの声に、短く返す。
直後、礼拝堂の外から騒ぐ声が微か、聞こえて来た。
教会に残っていた誰かが、騒動に気づいたか。
何れにしろ、それが生じさせるのは、隙]
……『押さえ』て!
[不意に上がる、声。
巡る風が一瞬止まり、空白を経て、ライヒアルトの周囲を高速で舞う]
動かない方が、いいと思うよ。
それ……触ったら、切れるかも知れないから、ね……?
[わかってる、と言ったわりに、やっぱりちょっと落ち着いていないらしい]
[聞きなれない声に、一度顔を上げた]
煙男……。
[そこにあった意外な顔に驚いたが、またパーソナルスペースへと*沈む*]
ううん、あのねレナーテと話してる時に、
あなたが犯人だったらとっくに捕まってるだろうから、
犯人じゃないんだろうなーって、思ったことがあるの。
[水盤で見ていた分相手の事を知っている気分で、しかもなぜか自分も知られているような気分でいる。]
ほんと?なんでもないの?よかった!
[両手を合わせて。ねーよかったねーと振り返れば、ちょっと重たい雰囲気に自分の軽さを確認してしまい、あはぁ…と、また隻眼の男を見る。]
………ふええなんだそれ…。
気絶するのに十分にみえるの…。
[なんか見えた傷だらけの肌にそんな感想。]
大丈夫じゃなさそうね。
[息を吐く。
憂いを帯びた眼差しは消し切れない]
どうしてわかったの、って訊きたいけど。
貴方のことだもの、少なくとも考えなしには言わないでしょ。
[駆け出して行った自衛団を追うべきかと迷い、視線を転じる。
浮かんだ色を隠すためもあったけれど]
……あの子、どうしたかしら。
[思わず小さく、呟く。]
……まあ、ギリギリ及第点か。
[アーベルのおこなった方法論を見て、レナーテが呟く。
こちらとしても、完全無傷で抑えこめられるとはあまり思った無かったと言えば、レベルとしてはかなりマシな部類ではあったが]
……いいけど、コントロール失って、アイツをズタズタにでもすれば、思いっきりブン殴るから、ちゃんと集中してやれよ、兄さん。
[最後にそんな物騒なことを言って、程なく現れた自警団と共にライヒアルトの身柄を*押さえるだろうか*]
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