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[傍に寄り、アーベルの顔を下から覗き込むように見上げる]
……終わってないのね?
[それ以上の言葉はなく、問いを口にはしない。
蒼を映す翠は、想いを雄弁に語る。
彼が、自ら話すことを望むと]
[怪我のない片手を持ち上げる。
普段ならば耳を引くその手は、更にその上に。蒼い髪に指を通し、くしゃりと撫でた。
ほんの一時で離れたけれど、そうしたのも*久方ぶりのこと*]
ふん、手負いじゃなくてもてめぇらみてぇなガキに興味はねぇ。
[せせら笑いながら右手は口元へと動く]
[けれどその場に目的のものは無い]
[無意識の動きに軽く舌打ちをし]
[右手を床に投げ出した]
…くっそ、ヤニ足りねぇ。
[先程まで吸っていたのも媒体用の手巻きタバコ]
[味もしなければ薫りもせず]
[通常の手巻きタバコもほぼ丸一日吸えていないため]
[かなり物足りなさを感じていた]
[隻眼の男とローザが話すのに視線を投げていると
投げ込まれるように現れたのは、
孤児院時代から顔を見知った修道士。
はっと目を見開いてから少しだけ泣きそうに顔を歪め、
その後にむうと半眼になってからまた眉を下げる、と百面相をしてから
そっと彼に歩み寄った。]
…ヘマしてんじゃん。
[脇にしゃがみこみ、低く言う。]
[子供が水盤から離れたのを見計らい]
[思いのほか身軽な動きで立ち上がると]
[左腕をだらりと垂らしたまま水盤へと近付く]
これだけは魔術が働いてるな…。
…なるほど、外を見せて捕まった奴らの無力さを煽る、ってか?
[いけ好かねぇ、と極小さく呟いた]
[右手で操作し映し出すのは青年の姉と行商人の姿]
[人形師は既にそこには居なかった]
…ほぅ、被害が出無かったのはあの小僧が俺を護ったから、か。
あの時点で俺を襲う理由があった奴は一人しか居なかったはずだがな。
[ちら、と一瞥するのは子供]
[それは子供が犯人と通じていたと言う証拠となる]
さて、ハンスの奴、それに気付くかねぇ…。
[子供とのやり取りの一部を知っていたのは居合わせたハンスのみ]
[しかしあの時はハンスも露天商失踪のために心の余裕は無かったことだろう]
[子供が実行犯では無いと直接情報を仕入れたハンスに]
[果たしてそれが気付けるか]
[転がったライヒアルトが動かないのに、手錠のかかったままの手を伸ばす。
自身も暴れてこんな目にあったのだから彼も暴れたりしたのだろうか?
判らないけれど身動きをしない彼の頬にぺちりと触れてから
手を口唇の前に持っていき、なんとなく息を確認した。]
…いたそ。
[修道士を厭っていた筈の少女は少しだけ眉を下げてその姿を見てから
水鏡を見る隻眼の視線を感じて、顔を上げた]
んだよ?
[半眼。]
…襲う理由があった奴、って一杯いるぞ。
あんた裏通りで自分が何やったか覚えてねぇのか?
――あぁ、覚えが悪かったんっけ。
[文字通り、裏通りに知り合いの多い少女は、
ギリギリと歯軋りの音すらさせそうな勢いで、隻眼を見る。
ライヒアルトの身体の近くからは、離れない。
手錠のかかったままの手、腫れた頬に目の周りの青痣も、
少女が自警団とやりあった後を物語る。]
[少女の言葉は届いたのかどうか。
何の反応もしなかった身体が、不意にぴくりと動く。
眼は見開かれ。
息を吸う度にひゅうと音が鳴る。
荒く呼吸をしながら半身を起こし、近くの壁に倒れ込むように背を預けた。
片手は前髪を掻き上げ、顔の上半分を覆う。
暫くそのままの体勢で、呼吸は徐々に落ち着きを取り戻していく。
そうして、隠れていない口許が薄く笑みの形を作った]
覚えの悪いのはてめぇの頭だろ。
事件のことをすっぽり忘れてたじゃねぇか。
それに裏通りの連中なんざ目じゃねぇよ。
連中は筋肉馬鹿が抑えてくれる約束になってるしな。
[実際は自衛団に駆け込まないようにしてもらっただけではあるが]
[嘘も方便である]
仮に裏通りの連中の仕業として。
だったら何故さっさと俺を襲わなかったんだろうなぁ?
[意地悪げな笑み]
[男も大概捕まったと言う緊張感が無いように見えるが]
[それは心の奥底で青年達が解決してくれると信頼を寄せているため]
[それが無ければあんな危険な賭けに出るのはもう少し考えたことだろう]
[子供の手や顔に残る痣等を見ても特に感慨は起きず]
[もし子供が事件に関わっていないにしても]
[暴れる奴だと思っているが故に]
…オレが覚え悪ぃのはその通りだけどさ。
うん、忘れてたぜ?
何故って、あんたがボコったからじゃねぇの?
闇討ちは常套手段だし。
筋肉馬鹿って誰の事か知らねぇけど、
オレから見ればあんたも大概一緒だけど。
[少女の傷が物語るのは、少女の好戦的な性格。
どうやら相手を敵と認めギリギリと歯軋りをしているようだ。
意地悪げな笑みには更に眉を釣り上げて、下から睨んでいたが
ライヒアルトが身体を起こしたの視線を移して認めると、
手で帽子のつばを少し引き下げた。]
話の通じねぇガキは嫌いだ。
俺が聞いてるのは闇討ちされる理由じゃねぇ。
報復を早く行わなかったことについてだよ。
お前、頭も悪いな。
[面と向かって言うのはどうなのか]
[この男のことだから全く気にしていないのだろうが]
レナーテっつー女剣士だよ。
自分でも認めてやがったからそう呼んでる。
俺はあっちよりはマシだと自負出来るぜ。
これでも力押しだけじゃねぇんでな。
[子供が悔しがる様に笑みは絶えない]
[悔しがると言うことは即ち、的を射ていると言う証拠にもなる]
…通じてねぇのはそっちじゃん!
裏通りの連中ボコるよーなやつが、
本気で恨み買ってねぇと思ってんのか?って話しじゃん。
報復が早くねぇ理由なんて知るかよ、早くなくちゃいけねぇのかよ?
頭悪ぃよ。
悪ぃから判るように説明してくれよ。
[既に、仲間を此処で庇う必要も無いのだけれど
彼の笑みに無性に腹が立つという態で言い返す。
さぞかし頭も悪く子供に見えることだろう。
手錠を乱暴にあぐらの膝に叩き付けると
ガチャリと金属の硬い音が、室内に響いた。]
ああ、なんでも屋の姉ちゃんか。
確かに力強そうだった。
[ふー、ふー、と一度荒げた息を整える。]
[声は耳に届いているのか、口を挟むことはない。
そんな理由も言葉も持ち合わせていなかった。
隠された眼がそこにいる人の姿を捉えることもなく、彼は*そこにいる*]
買ってねぇはずがねぇだろ。
んなもん先刻承知だ。
”何故”の意味を取り違えたのはてめぇだろ。
血の気の多い奴なら即報復に来る。
時間を置いてあのタイミングってのがおかしいのさ。
何せ俺はこの街に来たその日から連中ぼこってたんだからよ。
[問題発言を何でもないことのようにさらりと言う]
[そもそも仲間を庇う話では無く、子供自身の疑いの問題なのだが]
[相手はそれにも気付いていないようだ]
[己の仕草が他人に対して癪に障ると言うのも承知済み]
[だから尚のこと性質が悪い]
力はあるが、おつむが弱くて男女の機微にも疎かったな。
顔近付けたら真っ赤になってやがったぜ。
[くつくつと、その時を思い出しおかしげに笑いを漏らした]
オレが取り違えるのはあんたの言った通り頭が悪ぃからだ。
取り違えられるような言い方すんのが悪ぃんだ。
ボコられた連中が傷治るの待ってたのかもしれねぇじゃん!
あんたの「推理」は強引だって言ってんだよ!
[自身には彼を襲う理由なんてなかったから、
自分の疑いの話しだなんて少女は全く気づいていない。
そろそろ最早いちゃもんのように、
彼の仕草に煽られるように、
語気を荒くして最終的には怒鳴り始めたけれど
続けられた言葉には、また、眉だけ吊り上げて]
…おつむが弱いって、
あんた、学者さんか何かなわけ?
男女のなにがし[少女にはピンと来なかったようだ]が疎くないのって、
偉いことなのか?
[野良犬のように、喉でぐるぐると唸る。]
俺はてめぇが頭悪いかどうかなんざ最初は知らねぇ。
あの程度なら普通は理解出来る範囲だからな。
じゃあ聞くが、どこがどう強引なのか言ってみろ。
てめぇが頭が悪いってなら、自分でも分かるように根拠を並べてな。
[別に己は挑発するつもりで言っていた訳ではない]
[連ねる言葉と態度が常に挑発的なだけだったりする]
[やはり色々と性質が悪い]
いやジャーナリストだ。
ああ、言ってなかったか、そう言えば。
[名乗ったのは名前だけだったな、とその時のことを思い出す]
[あの時の子供は真っ黒だったな、なんぞも思い出したり]
[ピンと来ていない様子に隻眸でじっと見つめてから]
[くつりと口端を持ち上げた]
強引なトコなんていっぱいだ!!
例えば…――、あ、いや。
[はた、と指を折って数えようとして、動きを止める。
此処に音声を拾う魔法がされてないという保障は無い。]
…ゆ、誘導尋問だな?!汚ねぇ!
言うかよ!!
あんたの事は面倒だと思ったけど此処までとは思わなかった!
[顔に血を上らせて、歯を剥いた。
決め付けた上で、また唸ってから、続いた言葉を肩を怒らせながら聞いた。]
ジャーナリストってセイギノミカタなのか?
良くわかんねぇけど、
――泣かせるのは嫌、かもしれない。
[呟いて奥に居る養父やベティへと一度視線を流した。
全く意味を取り違えているようだ。]
[別に誘導尋問するつもりもなかったのだが]
[相手を誘導しやすい態度であるのは事実]
そうかい、ボロを出せるかと思ったが。
そこまで馬鹿ではなかったらしいな。
[浮かぶのはやはり小馬鹿にした笑み]
正義の味方なんざするつもりはねぇし、振りかざすつもりもねぇ。
俺は真実を追い求めるだけだ。
記事書いて正義ぶってる奴はヒーロー願望の強いただの馬鹿だよ。
[己の持論を口にし]
[続く言葉に、理解してねぇな、と心中のみで]
[向く視線を追ってその先を見]
……後悔してんのか?
[何をとは言わず、ただそれだけを聞く]
大まかには馬鹿って言いてぇんだろ。
…どう違うのか判んねぇや。
オレの立場だからかな。
真実とか良くわかんねぇし。
[ヴィリーの小ばかにした笑みにはまた眉を釣り上げて
ギリギリと、目から何か出す勢いで睨み。
続いた言葉には、ふん、と鼻を鳴らした。]
後悔?してねぇよ。
[ぐるぐるとまた喉が鳴る。]
……獣は手負いの方が始末が悪いわ。
[ローザの言葉に、新たな住人二人を一瞥して]
[静かに目を閉じる。起きているのか死んでいるのか]
[言い返される言葉にはやはり楽しげな笑みが口元に張り付く]
記事が書いた奴が受けるのは賛辞ばかりじゃねぇってことだよ。
仮に今回の事件が解決し、それを元に俺が赤裸々に記事を書いて。
事件解明の手助けをしたからと賛辞を得られるかとしたらそうじゃねぇ。
暴かれた方は痛い腹ぶちまけられ、街には事件が起きたと言う汚名がつく。
恨まれる方が多いってことだよ。
俺はそれを理解して仕事してるってことだ。
[一応説明はしたが理解されるなぞ思ってはいない]
[理解されたならそれくらいの頭はあったか、と思う程度]
…泣きはしなかったかも知れないが、お前は既にあいつらを傷つけ悲しませてるはずだぜ?
恨まれる方が多くて、町に汚名がついて、
痛い腹もぶちまけられて、
…いいことねえじゃん。
じゃあなんで、そんな事してんだ?
金か?
[ヴィリーの言葉には、話している意味は判るけれども
内容の先の彼の目的が判らない、といった風。
怒った顔をきょとんとまた目を見開かせて尋ねる。
続けられた言葉には、ふん、と鼻を鳴らして]
お前には関係ない。
[また歯軋りをした。]
──……”制約”さ。
”真実を表に伝える”、それをしなければならないと言う強迫観念。
金も確かにそうだが、俺の場合はそれが一番強い。
強制的に植えつけられたものだが、俺はそれに抗うことすら許されない。
生きている限り、それを行い続ける。
[言いながら、右手が開かぬ右眼を覆った]
[右眼に手をあてたまま何かを握るように拳を作ってから]
[手をまた下へと下ろす]
[関係無いと言われれば、そうか、と短く返し]
けどな。
お前は既にお前を信じる全ての人間の心を踏み躙ってる。
それだけは忘れるな。
[子供は犯人ではない]
[そう叫んだ青年の姉]
[そう言って笑い飛ばした女剣士]
[彼女らのことを思い出しながら言葉を紡いだ]
ふーん。
ゲルダの人形みてぇだな。
[強制的に、と言われれば少女は興味を失ったように
翠の中の光を収めて彼から目を逸らしながら、
聞きようによっては酷いとも言える感想を、漏らす。
右目に手をあてる様子には、少しだけ横目でみながら首を傾けたものの
続けられた言葉には、一度こくりと唾を飲み込んでから。
ちら、と、ライヒアルトの方を見た。]
…自分が踏み躙られた、って事か?
[ダチだと、言っていた。
――ベッティの露店の前、彼女がツボを薦めていた時。]
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