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―大通り―
どうしてこのタイミングでそれがまず浮かぶかね。
[頭痛を堪えるように左手を額に当てた]
[丁度自衛団員の一人が見えた]
犯人が一人分かりました。
今頃アーべルもそちらに向かっているかもしれません。
ちょっと失礼。
[そして自衛団員を呼ぶ]
急いで教会に向かってくれ。
ライヒアルト、彼が犯人の一人だ。
すぐに行けば今回は隠す暇もないだろう。
[アーベルに続いて、礼拝堂の中に飛び込んでみれば、中にいるのはただ一人]
……ライヒアルトの兄さん、か?
失踪事件の犯人……アンタなのかい?……いや、答えなくていいや。どうせ、アタイの頭じゃ判断つかねえし。
今までアンタという人物にあまり会ってねえから、信じれるかどうかもわかんねえ。
ただまあ……犯人の疑いが高いって話なんで、大人しく捕まってくれねえかな?
[言いながら、軽く拳を握る。
剣は抜かない。剣の機嫌が悪いこともさることながら、死傷沙汰にする気も全く無かったから]
「唐突になんだ」
[相手は当然の疑問を返してくる]
[時間は無駄に出来ない][スッと息を吸う]
『急げ!』
[二つの声を一度に使って炊きつけた]
[直後咳き込んでしまうが相手は走り出すだろう]
……ライヒ、さん。
ヴィリーのにーさん、は……。
[何処、とは問わない。答えが得られるとは、思わないから。
代わりに、口をついたのは]
……一年前も、『そう』だったのかな……?
だとしたら俺、どんだけ。
[間抜けなんだろね、と。刹那に掠めたのは、自嘲]
一緒、来て、もらうよ。
……終わらせたいんだ、俺は。
[決意を込めた声。合わせる場所を失した風は、繰り手の周囲を揺らぎ、巡る。
答えはあったか、否か。
何かしら、言の葉を交わすとしても、決意が揺らぐ事はないけれど]
え? 犯人が?
[わけも分からぬまま、瞬きを繰り返す。
自衛団員が呼ばれ、会話を交えた後に駆け出すのを、呆然と見ていた]
ちょ――…大丈夫、なの?
[咳き込むハンスに近づく]
[ハンスが自衛団を呼び止め、教会へ向かいよう伝えるのを口を挟むことなく傍観していたが]
(………流石にこれは庇い立てするわけには……いかないよねぇ)
[心中で嘆息を吐く]
[アーベルが風を巻き上げる様子には]
ほ。
[と、小さく驚きの声を上げた]
なんだ。そんな特技持ってたのかい、兄さん。
……けど、落ち着いてやれよ。
平常心忘れたら、どんなときでもロクなことにならねえぞ。
一時の感情は、暴走を促すからな。
[喉の痛みにきつく眉を寄せる]
[もうまともに使うことなどできるはずのない発声]
[勢いで使えばこうなることは分かっていた]
……大丈夫。
[咳はそのうちに収まるものの]
[エルザに答える声はまだ掠れたものだった]
[ゲルダにも非礼を詫びる様に小さく頭を下げる]
……わかってる。無駄に傷つける気なんて、ない。
[レナーテの諌めの声に、短く返す。
直後、礼拝堂の外から騒ぐ声が微か、聞こえて来た。
教会に残っていた誰かが、騒動に気づいたか。
何れにしろ、それが生じさせるのは、隙]
……『押さえ』て!
[不意に上がる、声。
巡る風が一瞬止まり、空白を経て、ライヒアルトの周囲を高速で舞う]
動かない方が、いいと思うよ。
それ……触ったら、切れるかも知れないから、ね……?
[わかってる、と言ったわりに、やっぱりちょっと落ち着いていないらしい]
大丈夫じゃなさそうね。
[息を吐く。
憂いを帯びた眼差しは消し切れない]
どうしてわかったの、って訊きたいけど。
貴方のことだもの、少なくとも考えなしには言わないでしょ。
[駆け出して行った自衛団を追うべきかと迷い、視線を転じる。
浮かんだ色を隠すためもあったけれど]
……あの子、どうしたかしら。
[思わず小さく、呟く。]
……まあ、ギリギリ及第点か。
[アーベルのおこなった方法論を見て、レナーテが呟く。
こちらとしても、完全無傷で抑えこめられるとはあまり思った無かったと言えば、レベルとしてはかなりマシな部類ではあったが]
……いいけど、コントロール失って、アイツをズタズタにでもすれば、思いっきりブン殴るから、ちゃんと集中してやれよ、兄さん。
[最後にそんな物騒なことを言って、程なく現れた自警団と共にライヒアルトの身柄を*押さえるだろうか*]
……心します。
[物騒な一言に、零れ落ちたのはこんな言葉だったとか。
それでも、傷つけたくないのは本意。
それが、甘い考えだと言われても。
ともあれ、そうしてしばらく風を手繰る事に集中して。
やがて、自衛団がやって来たなら、風の束縛を解き、後はそちらに任せる]
…………。
[連行された黒衣が礼拝堂から消えた後、ふ、と下に視線を落とす。
蒼が捉えたのは、床に滴り落ちた紅の跡]
大丈夫、かな……。
[口をついたのは、案ずるような響きの呟き]
―大通り―
[持っていた水袋で喉を湿す]
[痛みは消えないが声は少しずつ戻ってくる]
ヴィリーが掴んでいたんだよ。
確認のためにライヒアルトの所に行っていた。
結果はどうも芳しくなかったようだが。
[予想できても止めはしなかった]
[あわよくば記者が相手を捕獲してくれればと甘く思いもしたが]
[犯人が一人捕まえられれば良いとも割り切る]
アーベルも向かった可能性が高い。
一人で行かれてたら拙いから自衛団にも頼んだんだ。
卑怯な方法を使わせても貰ったけど。
[大丈夫と言いつつ咳をするハンスを心配そうに見ていたが、しばらくしてどうやら収まってきた様子
非礼について詫びるように頭を下げられると]
いえ……別に気にしないで下さい
[あえて、分かったことについては彼女は聞かず、追うべきか迷っている様子のエルザには]
……気になるようなら、行きますか? 教会へ
[そう提案する]
[傍目、落ち込んでいるようにも見える様子。
覇気のなさに、レナーテからは激励の肩叩きをもらうかも知れないが、それはそれ]
……止まって、らんない。
まだ、終わってないんだとしたら……。
[ため息に乗せて、独りごちる。
残された言葉を聞き取れたのは、自分だけの可能性が高い。
なら、自分がやるべき事は]
……やんなきゃ。
[小さな呟きは、風に溶けて消え。
ふる、と軽く、*首を振った*]
それで――なのかしら。
[家での会話を思い出して、独りごちる]
行っている可能性は、高いでしょうね。
[性格から予想して、というには確信した物言い。
違いは親しいものならば悟れる、といった程度だが]
卑怯は構わないわ。
ありがとう。
ただ、無茶はしないで?
[先日の自分を棚にあげた台詞を吐いてから、ハンスに向き直ると人差し指を立てた。あまり喋るな、という意。]
[ゲルダには目礼で感謝を示して]
[エルザの言い方に確信があるのかと思った]
[あの声が聞こえたならという予測ならこちらにもあったが]
無茶はお互い様だろう?
[手首を示して口の端を上げ]
[それでも示された意味には頷きを返す]
行くなら俺も。
[最低限の会話以外は控えるようにしながら]
[ゲルダの方を見た]
[お互い様、との台詞には軽く笑って]
無理はしても無茶はしてないつもりだけど。
[屁理屈を捏ねる]
[そんな隙にゲルダは消えていた。
首を捻りつつも探したのは僅かな時。
教会に行こうと切り出した]
提案したのはミューラさんだし、
行き先はわかってるはず。
[アーベルがいる可能性が高い、との台詞も聞こえていただろうと。
答えは聞かず先へと促す]
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