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そして今頃扼殺と言う手段を思い出す自分。
実際リスク高過ぎるから使いにくい手なんだろうけど。
カルメンにはこれしか手段がない!
[多分刺されそうとか思ってるけど。]
うん、心当たり。
どっか、ない、かな?
[それを聞くのは、小さな子にはきっと酷なこと。
でも、今を理解できなければ、もっと辛いことだと思えた。
だから。ロミの目の前にしゃがんで、ただ、じっと見つめた。]
……あは。
[笑いが零れた。
今までの全てを無為にするように。
聊か――わざとらしくもある笑いを]
そんな同情は要りませんし、生憎と。
[手が落ちてくるまでの間に、座り込んだ姿勢から片膝を突いた体勢へと。
ポーチから取り出したのは鋏。
逆手に握り、伸びた腕に突き立てようと]
死ぬ気もありません。
…はぁ…またここでも庇うんだ…
[ダーヴィッドの行動を見て、すたすたとカーラ同様に歩を進め]
いや、ダーヴィッドさんは器用だろ。ま、それはともかく。
ハインリヒさんやゲルダさんの幸せを願うってことは今の状況でいえば、他のものが死ぬ…ってこともわかってるんだろ。それとも裏技みたいな方法でもあるのかは知らんが…あったらいうよね
ってことで、寝とけ
[下された結論は邪魔。
カーラの腕を遮るために伸ばす腕の横、側面より思い切りダーヴィッドの頭を殴りつけようと腕を振るう]
うん、こっちに慣れちゃうとね。
[接し方に悩みながらロミと核心を避けた会話をした。
気づけばローザもやってきていて。
自然と気づかせるような物言いに小さく息を吐いた]
……あ。
[向こう岸ではカルメンがゲルダに手を伸ばしていて。
痛む胸元で左手を握った]
[カルメンとゲルダ、双方の様子をじ、と見つめ。
ゲルダの手に握られたものと、その行く末に、止めていた息を吐き出す]
……カルメン、下がれっ!
[ポーチから抜き出された、刃。
鞘が払われ、銀が閃く。
左手は、引き戻すために伸ばされて]
……っ!
[ゲルダの動きは見えない、故に突き立てようとする鋏に気付けるはずもなく。
腕に熱が走るのを感じた。
絞め付けようとしていた手は緩み、反射的に、身体がゲルダから離れるように動く。
そのまま、後ろへと尻持ちを突いた]
い、た…。
……で、も。
おわらせ、る、には、これしか、ない、の…!
[死ぬ気が無い。
それはカルメンとしても同じ。
おそらく、ここに居る誰もが思うことだろう。
痛む左腕を右手で押さえながら、見えぬ瞳をゲルダに向け、キッと睨みつけた]
…カーラ!
[届かないとわかっていても、つい叫んだ。
もう触れられない命、それでも。
誰かが傷つけ、傷つけられるのを見るだけの自分に、心が、痛んだ。]
盲人 カルメンが「時間を進める」を選択しました。
やっぱり、同情買うのって――むず痒いですねえ。
多少でも信じていただけたのなら、ありがとうございました。
[カルメンの引いたタイミングで立ち上がり、距離を取る]
あははは。
ありがとうございます、ダーヴさん。
でも、私。
貴方の事、嫌いですよ。
いえ、皆。
同胞すら見殺しにした女ですから?
――性悪っていうのは、正しいんでしょうねえ。
ぅ…
……えと…
[覗き込んでくるローザの目から、まるで逃げるように視線は彷徨う。
離れた場所にいるクロエを見て、次にハインリヒを見た]
……ふぇ?
[ふっと脳裏に浮かぶのは、赤い月。
なぜだか嫌な気分になって、ロミルダは両手を自分の頭に添えた]
味方の少ない方につきたがる癖があるんでね。
[ゲルダの笑みを耳に、優先順位を切り替える。
器用と言われるのは、悪い気もしないものだが]
裏技ね…。
あるよ、って、言ったら?
――…じょーだんだけど。
[戯れの言葉を投げるのは、隙ができる事を期待して。
振るわれる腕の先、服の内から抜き出したナイフを掲げる]
[舞い散った新たな真紅に、間に合わなかったか、と舌打ち一つ。
ゼルギウスとダーヴィッドの様子を横目に見つつ、カルメンの前に立つ]
……死ぬ気で、ここにいるやつの方が。
珍しいんじゃね?
[ゲルダに向ける言葉は、静かなもの]
半分は、人?
全く、幻想ですねえ。
人であったのは確か。
でも、人の真似を出来る、獣に過ぎないんですよ。
[寝台を一瞥する。
起きた赤子が泣きだしていた。
けれど其処へは行かない。
更に下がり、窓辺へと。
此処は二階。高さは大分ある。
陽の高い時間では、獣と化すことも、完全には出来ない]
[ロミを、そっと抱きしめる。
"見る者"だった彼女には、きっと自分には解らない痛みがあっただろう。
思い出させようとしている自分は、きっと酷い。
でもせめて、もう感じられない温もりだけでも、与えてあげたくて。]
行商人 ダーヴィッドは、流民 ゼルギウス を投票先に選びました。
はっ、あるはずないだろ?ってか、あってもむしろ。あんた言う気はねえじゃねえの?
[ダーヴィッドの冗談っぽくいう言葉に一笑し、ただ掲げられたナイフには
腕を少しずらすが。ざっくりと切り裂かれ、血が滴り落ちる]
…いってぇなぁ…当たれや
[顔を顰めながらもなんだか無茶なことを言って、己も短刀を取り出し、腰を落として構え。ダーヴィッドを見据える]
…一応聞いといてみるけど。あんた。人?
刺繍工 ゲルダは、盲人 カルメン を能力(襲う)の対象に選びました。
[ゲルダの綴る言葉に、蒼は険しさを帯びて。
窓辺に下がる様子に、そことの距離を測る]
……で。
猫かぶりやめて、どーするつもりなんだよ?
[距離を測る。
痛みは、まだある。
その理由は、よくわからないけれど]
[ロミの視線と交差すれば、じっと見つめ返しただろう]
カル。
[此岸へと届かない手を伸ばす。
流れる紅を止められないと知りつつ押さえようとする]
Domine deus...
[祈りの言葉を口にしながら。
ユリアンによって引き離されたその身体を護るように、触れられない腕で抱きしめる]
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