─…森、君…[友梨のことを聞いた慎太郎はなんと答えたろうか。友梨を追っていったかもしれないし、その場に立ち尽くしたかもしれない。自分はそのどちらでもなく、春を抱えて嗚咽を零す幼馴染の元へと向かい。彼の背に手を添え、春と彼、二人を抱えるように抱きしめた。佑と同じくらい、彼も、失いたくなかったのに。**]