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生徒会書記2年 ハルヒ を 5人が心の中で指差しました。
選管委員2年 ユリ を 1人が心の中で指差しました。
写真部2年 シンタロウ を 1人が心の中で指差しました。
生徒会書記2年 ハルヒ は人々の意思により処断されたのです……。
次の日の朝、天文部2年 アズマ が無残な姿で発見されました。
今、ここにいるのは、元弓道部3年 ユウイチロウ、選管委員2年 ユリ、生徒会副会長2年 マコト、写真部2年 シンタロウ、演劇部 ケイコ の全部で 5 人かしら。
[ごめんと謝る一之瀬に応えることはない。
だって、幽霊になった桜子は、今ようやく動けるのだから。
諏訪と一之瀬が騒動の現場へと向かうのにくっついていく。
なんの力もないけれど、ただ見届けるためだけに]
─ 少し前・学長室前→階段 ─
[ハルヒがハルエに告げる様と、やり取りを見る。
始めは見定めるように、そして駆け出した二人の後を追い役目>>14との言葉を耳にする。
そうしてハルヒがハルエを突き落とし、ハルエが転げ落ちていくその最後をじっと見届けた。
ただただ苦い顔は、崩れる事はない。]
[二人の生徒が争う最中、悲鳴が聞こえて>>4:+12視線は、同じ場所をぐるぐると廻るハルエへと映る。]
宮町、しっかりせんかい!
[その手がハルエを掴めたかどうかは分らない。
すり抜けたのならば、階段をまた走り出す女子生徒を、苦い顔の内に悲痛を滲ませながら見て。
万一つかめたのならば、その場から――彼女の現実から逃げられぬようその手を離さなかった。]
[アズマの疑問の声>>4:148にボクははっきりと]
ボクが霊能者だから、だから真崎さんは偽者だよ。
[そう自分の役職を告げてから]
だから、彼が嘘をついたんでしょ?
[ボクはそう伝えて、それからきっと>>4:149の出来事が続いた]
―暗闇の中で―
[PC室でそうしていたように、たゆたう暗闇の中、体育座りの朧気な存在として異国の少女は在った。]
……コトダマなら、天国に送って欲しかったネ。
[ポツリ、呟く。
母に会いたいと言葉にしてしまったから、こうなったのかと。思わなければ、やるせなくて。]
……―――。
[天国には行けないままの魂は、まだ残酷なゲームの行く末を見つめるほど落ちつけないまま*]
[階段を登る。登り続ける]
[幾度となく集団の影を通り抜けた。
踊り場の鏡に鮮明な男女の姿が映る。
不安定な立場で乱闘する2人]
[何度も、何度も、童女に刺し殺されながら逃げ続ける]
[ある時。
再び首筋切り裂かれて、逃げて、そんな影の近くにぺたりと座り込んでいた]
……帰りたい。帰して。
お父さん、お母さん………お母さぁあん……!!
[大きく口を開けて、血塗れた手の甲で何度も瞼を擦る。
そのたびに顔が赤くなる。泣声に、ひゅうひゅうと音が混じる]
[何があっても自分の味方をしてくれるだろう、両親の名を呼ぶ。
目の前の鏡が揺れて、両親の姿がぼんやり映る。
けれど、彼らはすぐに背中を向けた]
……やだ。やだよぅ。
私、悪くない。私が悪いんじゃない。
[泣声が大きくなる。下から足音が聞こえてきて。
また大きな悲鳴を上げて逃げ出した。
……しばらくの後、また戻ってきてぺたりと座り込む。
新しい自らの血に塗れて]
先輩。露島先輩。
……なんでいないの。こっちにいないの。
守ってくれるって言った。
川島先輩。おまえが何で生きてるの。
私を殺して、何で生きてるの。
…………もう皆、死ねばいい。死ねば良いのに。
[沢山いる人影に向かって手を伸ばす。
ぱたりと手が虚空を掻く。呪詛を紡ぐ。
幽霊が、学校の階段の怪談になるまであと少し]
[呪詛を呟き続けて何度目か]
[多分、何度かすり抜けた]
[しばらくして。
ぐい、と手が掴まれた]
ぃ、やああああああああああああああああああ
[劈くような悲鳴と共に振り向く。
掴んだのが童女だと思ったから。
でも、そこに居たのは巨漢。
喉が振り絞れるまま絶叫し、やがてその声は落ち着いていく]
……なん、で?
なんでここにいるの?
― 階段 ―
[一之瀬にくっついてきた桜子は、そこに見えた宮町と学長の姿に驚いたように足をとめる。
生きている人たちは殴り合っているようすで、狂人だと目された川島や、狼判定が出た友梨。
霊なのか信じていいのかわからない露島と、真崎。
そして森の姿と――きっと森を心配してくっついていたのだろう、高峰の姿も、あった]
(ここ、墓下、ってやつかな……)
[周りの風景はあいまいで、自分がどんな姿をしているのかもわからない。
頭をひねってなんとか自分の死んだ場面を思い起こそうとしても、思い出せなかった。痛みすら。]
(そのうち、思い出すかな……)
[周囲を見る。
急に地獄の縁から引き上げられて見せ付けられた現実]
[実は地獄とそう変わらなかった。
具体的な話はよく分からない。
ほんの少しの間なのに、疲弊しきった魂は、目の前の幽霊が増えたことも、あまり重要視しなかった]
……離せ。
触るな。来るな。来ないで……っ!!
[暴れて、暴れて。
それでも誰かに触れている間は休息の時。
やがて、すこんと意識を飛ばした。
幽体なのに。幽体なのに**]
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