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桐さんは、最初はすごく嫌がってた。
……あいつだって、他の道がないかを探してた。
[向こうの声を聞きながら、俯いたまま言葉は続く]
……宮町さんを殺したのは、陣営の為じゃない。
[「殺した」と、そのことを桜子>>+93は知っているのか否か。
もう隠そうとはしなかった]
“役割”を取られそうで、怖かったんだ。
─調理室─
─…その台詞、そっくりそのままお返しするわよ。
[お互いに顔を見ていなかったから。
相手がどんな表情をしているのかはわからなかった。
ただ、扉の向こう、部屋の中の友梨と慎太郎を見て。
佑が狙われたら、前にすぐ出れるようにだけ構えていた。]
――…交渉決裂、か。
[慎太郎の言葉にかすかに口の端を吊り上げる。
もし、彼が彼女を選んでいれば
一縷の望みに掛けて
幼馴染が生き永らえることを信じて
自分の命を差し出したかもしれない。
彼が揺らげば、数では敵わぬ所まで追い詰められていたから]
[そこまで言って、ふ、と顔を上げた。
覚えのある片言>>+94が聴こえた為に]
……マリーさん。
[浮かべた笑みは、少し苦いものだった]
[鋭く視線を向けていたのに、急に表情に動揺の色が混じた]
時間が欲しいって…どう言うこと?
[それはここには居ない者に対する問い。
声にし、聲にし、それはここに残る全ての者へと伝わる]
――…慎太郎くん。
ボクと春のかわりに、さ。
蛍ちゃんのこと、頼むよ。
蛍ちゃん、泣き虫だから――…
[慎太郎に告げる言葉はささやかなれど
何処か優しい音色で紡がれて]
ホントは、泣かせたくないンだけど、な。
[友梨を見据えたまま弓を限界まで引く。
渾身の力を籠めたそれは友梨の左胸を狙っていた]
キユリちゃん…
[佑が、自分を庇うように前に出たのに気付けば、お願いだからやめて、と首を振った。
友梨の瞳をじっと見つめて。]
死なせたくない人は皆、いるよ。
あなただけじゃない。
お願い。佑を、殺す気なら、やめて。
佑のかわりに、私が、なるから。
……そう、言うてもらえるんは、悪い気はせんけどな。
[>>91 死なせたくない、という言葉に、ぼそ、と呟く]
人殺してまで貫こうと思った道、簡単には変えられんて。
[頭が固いと言われるかもしれない、けれど。
そう簡単に、下がれないのもまた、事実で]
……って。
なんだよ、いきなり?
[>>94 時間がほしい、という言葉。
声に宿るのは、困惑]
[暗闇から抜け出れば、見えたのはサクラコで。
生前の別れ際を思い出せば、少し困ったように微笑む。]
Hi、サクラコ。
さっき?は、ごめんネ。
マリー、sentimentalになってたのヨ。
[両手をパタパタとさせて、首を傾げるのは、時間の感覚が曖昧な所為でなく……。]
Oh……――イマキタサンギョー。
[その言葉で、疑問をすべてあらわした。]
絵?
絵って、使ってた、あの絵?
[聲は声、思考で話せば良い事を、動揺のせいで口からも紡ぎ出す]
…力を利用して、ゲームを壊すって、こと?
[頭は妙に冴えていた。
けれど、”彼”との話に集中していたからか、佑一郎の狙いにまでは気付いていない]
交渉に臨んだ相手を殺すとは思ってない。
[言葉を返さぬ友梨に言葉を添えて。
友梨の呟き>>94にはピクと眉尻が跳ねるが
試合前と同じか、それ以上の集中力が働き前だけを見据える]
……は?
ちょ、先輩何言って……!
[>>96 佑一郎の言葉に、ぎょっとしてそちらを振り返る、けれど。
集中を高めるその様子に──言葉は、途切れた]
―生徒会室―
[ボクは筆を、慎重に滑らせながら]
システムを、壊せたら、もしかしたら、
無理かもしれないけど、でも、試す価値は、十分にあると思ってるんだ。
[ボクはコエを声にもだして、そう続けていた]
ボクがボクを襲撃する。
[人狼では絶対ありえない行動、もっと早くに、何でボクはその方法を気づけなかったのか、いくらでももっと試して気づけていたかもしれないのに]
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