――…蛍こそ、死んではいけないよ。蛍が舞台にたってスポットライト浴びる姿、また見たいし、ね。[ゆる、と微笑み此方へと向けられた幼馴染の手を握る。死にたいとは思っていない。ただこのぬくもりを守りたいと思っているだけ。校内を足早にめぐり二人で慎太郎の姿を探す。調理室の前へとたどり着くのはそれから少ししての事]