――…そうだね。でも、何があろうと……もし、魂だけの存在になっても、蛍を見守ってる。春も、同じ気持ちなんじゃないかな。[そんなこと幼馴染である蛍子は望まないであろう事は分かっている。けれどそんな風にしか言えないのは、何処かで覚悟しているからか。悲痛な声に気付いたのは蛍子が先。其方に意識を向ける彼女につられ立ち止まる]