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― 屋根の上 ―
[瞳はまだ、魔の金を宿したまま、気配を探るように辺りを見渡す]
誰が、いいかな…?
[ざわりざわりと、血が沸き立つ。感覚は普段よりも研ぎすまされ、視覚から聴覚から嗅覚に至るまで、あらゆる情報が流れ込んでくるのが判る]
レディ・ドミニカと、じっちゃんは…庭に残るのか…だったら…
やっぱりレディ・オリガかな?
[いつの間にか、四肢には金色の爪が伸び、鋭く研ぎすまされた牙が、笑みを刻んだ唇から覗く。紅い髪までもが、長く伸びて風に煽られ、艶めく黒い被毛に覆われたコウモリに似た翼が、その身を包む]
[それは、ヴァンパイアと言うよりは、すでに魔獣の類に近い姿だった]
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まあね、せっかくユーリーがフラグを下さったしね。
でもほら、中身が中身だから、バトルは期待しないように(まあ、してねーだろーけど)
─ 自室 ─
……ぁー……手段、なくはねぇ、か。
[しばし考え、ふと思い至る。
先にわけた龍血、その気配を辿れるなら、と]
……思い付きの献血が、どう繋がるんだか、わかったモンじゃねーなー。
[思わずこんな呟きをもらしつつ、意識を凝らす。
この場では独特と言える『金』の気は、辿るのはある意味では容易い。
ほどなく、それらしきものを感じたのは]
……上?
[何故か、頭の上の方からだった]
……なんで、そっちから……。
[疑問は感じるものの、とりあえず、行かない、という選択肢はない。
まだ持ったままだった笛をひょい、と投げ上げ、どこかへ消して]
とりあえず、行ってみるか。
[思いっきり、軽い口調で言いながら、ひょい、と窓から飛び出した。
重力に引かれて落ちるのは一瞬、すぐさま、白が翻る。
紅のジャケットとは完全に対照的な、白の龍翼。
本性の部分解放に伴い、『金』気は少し増したかも知れない。
ともあれ、開いた翼で大気を打ち、向かった先は、屋根の上]
─ 中庭→自室外 ─
ああ。血を分けたんですって。
相侮起こして木の力が強くなりすぎるか。
相乗起こして竜の血が暴れるか。
ややこしいことになってるかもしれないのね。んもう。
[ペチリ][ユーリーの危惧に額を押さえる]
……先に見つけなきゃダメみたいね。
[やる気のありすぎる二人を見て呟いた][ボソリ]
私は後でのお楽しみにしておくわ。
おじいちゃんとドミも。気をつけてね。
[フルリ][飲み物を渡しているグレゴリーに首を振った]
[部屋に戻るユーリーに続いて空に浮かんだ][フワリ]
― 屋根の上 ―
あ…?
[ざわり、一際強く、血が騒いだ。今、最も近しく、最も遠いもの…それが近づくのを感じて]
やっぱ、来る、かあ…
[一瞬浮かぶ苦笑、そして、黒い翼がばさりと広がり、風を孕む]
─ 自室→外 ─
[スイッ][空間移動を使わず空を飛ぶのは個人の趣味]
[窓を開け放ったままの部屋のバルコニーに降りた][スタッ]
あらあら。
破壊のルーンね。ニキもどこまで正気なんだか。
[グシャリ][壊れているディスプレイを確認すると速攻踵を返した]
[風の通り道で気配を探すつもりで空に舞い戻る][ヒラリ]
― 上空 ―
[上へ、上へ、世に最速の白龍の手の届くその前に、出来得る限り上へ、この空には限界があるけれど、それでもその限界近くまで上へと、羽ばたき、駆け昇る]
[澄ました耳に届いたのは、大気を打つ翼の音でした。
音源を求めて仰げばまず白龍、ついでその先を行く黒い翼を見つけます。]
おーおー、空中で鬼ごっこか
風のもいるだろうし、オレは楽させてもらうかね
[追い掛け回して体力勝負より疲れるのを待とうかと、下半身を煙に変えてゆらりと低空へ浮かびました。]
― 外 ―
[フワリ][風を受け止めるように両腕を開く]
[最初に風が届けてきたのは屋根の上の気配]
ユーリ?
なんでそんなとこに。
[シン][直前まであった気配は強い金の気に紛れていた]
[上空の風はまだ吹き下りてこない]
[もっと多く受け取ろうと腕を大きく左右に広げた][ユラユラ]
― 木の内部 ―
[目を開いたのはどれ程経った頃だったか]
はふ。
[小さく欠伸をして、うつ伏せの状態から腕を立て、ゆっくりと身を起こした。
首を捻り、肩を回して調子を確かめる]
んん、ちっとだりぃけど、……まぁ動けっしいいか。
っとと。
[立ち上がる際にほんの少しよろめいたけれど、すぐに体勢を立て直し。
乱れた黒衣の襟を引き上げてから、のろのろと歩き出した]
― 上空 ―
[くるり、と軽業師のように、黒と紅が反転する。白龍の姿は、もう目の前、逃げ切れるとは最初から思っていない]
[長い爪を生やした両腕を、眼前で交差させると、黒い翼を背に畳んで、そのまま、頭を下に急降下を敢行する]
― 上空 ―
[ほぼ自由落下に近い速度で、それより速く大気を裂いて飛来する白龍と交差する軌道を「落ちる」]
邪魔…するなっ!
[交差した腕を勢い任せに開き…その金の爪で、眼前を薙いだ]
― 木の内部 ―
[暫くふらふらと彷徨って]
……おぉぅ?
[倒れているひとを見つけてぱちぱちと瞬いた後、そちらに近寄って行った。
力が戻りきっていないので、身体が思うように動かない。歩む速度は遅く、漸く傍まで来るとぺたと座り込んだ。
そこでやっと彼の正体も知れる]
……レイスさん?
このひとも取り込まれてたべな……えぇと、だいじけぇ?
[外であったことは何も知らない。
レイスが木と関わりを持っていたことも、彼が来たことによって木に変化が起きていることも、まだ。
目を閉じている彼の意識があるかも分からずに、手を伸ばして頬に触れようとした**]
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