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[――生命の竜に続いて、心の魔が迷宮へと堕ちたのは予想外だった。
まだ、刻には些か早かったかもしれないが、そうも言っていられない]
[彼女は、ベアトリーチェに全てを伝える。
『鍵の書』の事を、今までの出来事を、そして彼女の目的を。
幼き少女は黙した儘に、大人しくそれを聞いていた。
左の手首の、天聖の象徴たる真珠をあしらった、鎖の輪を眺めながら]
−ベアトリーチェの部屋−
[朝を告げる鳥の囀りがしずかな空間を充してゆきます。お日さまは今日も変わらず、天にありました。その光は前までと少し違って感じられ、浴びるものたちも少しずつ、あるいは急激に、変っていたのですけれども。]
……………。
[ベアトリーチェは両の手で紙を持って、それを眺めます。以前に「Kirschbaum」で画いていた絵、彼女に聞いた“世界”の成り立ちを表したものでした。]
[それを少女に教えたのは、彼女だった。
世界はとても広くて、美しいものなのだと。
けれども、少女の世界はこの町の中だけ]
[全ては、手の届かぬ場所に在るもの]
[ベアトリーチェは、世界が好きでした。
だって、この世界にあるのですから。
だって、この世界に生きているのですから。
けれども世界は、ベアトリーチェを受け入れては呉れないのでした。]
―Kirschbaum2F/東の部屋―
[体は重かった。動きはとても鈍い。
手を動かそうとして、苗床はようやく左の手の動きに気付いた。
口の端に浮かぶは諦めか。
届いていたコエを気にせぬふりで]
……
[はやく、しないと。
呟きは口唇をふるわすこともなかった]
[起き上がろうとする体を、蔦が支える。しかしつかまる場所がなければ、動けるはずもなし。
ベッドから落ちるように床に崩れて、困った顔をした]
−工房−
[アマンダはベットできちんと眠っていた。
膝まである長い髪は土の床へと流れ落ち、大地へと繋がっている]
[やがて、アマンダは目を覚ます。
千の花弁(欠片)閉じ込めた、二連の首飾りを撫でて挨拶]
…おはよう、千花。おねぼうさん。
[それから、身支度して工房を後にする。足が向かうはKirschbaum]
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