72 天より落つる月の囁き
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[視線を巡らせるのは、何時しか現れた気配>>+23へもまた同じに。
猫を案ずる少女の声。
彼女は本当に人狼だったのか。自分は知らない、けれど。]
…ひとりぼっち、なの?
[思わずと、不躾に拾った反芻。声は届くか解らない。]
(+26) 2012/01/19(Thu) 23:23:13
― 広間 ―
[例え朱花がゼルギウスを殺そうとしても、それ以上何かを言う気はなかった。
蒼花は既に朱花がそれ以上の暴走をしようと、もうどうでも良かった。
宿主はゼルギウスが『親しい人の命をうばつた者』に対して復讐をしたいていう気持ちも理解できた――ユーディットを殺した人狼に対して、自分もそうしたいと思ったから。
だから、彼らを止める気はなく。
ただ自分の役割を果たす為に広間へむかった]
……あなたが、人狼だとは…思いたくなかった。
『人々を害する人狼に、死を与えよう』
[宿主と蒼花がそれぞれに告げる]
(127) 2012/01/19(Thu) 23:25:13
─ 部屋H ─
[蒼花の宣>>115は届いていて。
それは、紡がれる歌>>121と、そこにこもる想いと共に、朱の狂花をざわめかせる]
……っ!
[最後の一節>>125が響く。
茨の縛が、ほんの少し、揺らいで──]
………………俺、はっ………………。
[銀が振り下ろされる。
けれど、それが向かうのは、ゼルギウスではなくて。
それを手にした者自身の胸に花弁を広げる、艶やかなる朱の大輪へと突き刺さる。
──朱から、あかが、こぼれて、おちた]
(128) 2012/01/19(Thu) 23:26:04
[彼女が猫の所に行くのなら止めはしない。死者とは会えるのだから、その気になればまた再開はすぐに出来るだろう。]
またココアが欲しくなったらいらっしゃいねー。
[そんな言葉を投げかけて、自分は生者が見える場所にふわり立つ。
いろんな声を聞いた。
ミハエルの想いを聞くと、よりによっての相手なのでちょっとビミョーな顔をしたが。]
にしても…なんというか。
こういうの何て言うんだっけ。死亡フラグ?
みーんな死にそうね。
せめてフーくんだけ生きててくれればいいんだけどなぁ。
そんな謙虚なお願いくらい、神様でも誰でもいいから聞いてくれてたっていいのになー。
[適当言っていた。]
(+27) 2012/01/19(Thu) 23:26:55
― 二階廊下 ―
[無理矢理叫んだからか、ひどく咳き込みながらもクレメンス>>125の謝罪には小さく頭を振った。
自分もミハエルを追いたかったが、立ち上がるにも一苦労だし、何より。]
ライヒアルト、タオ。
ゼルギウスも、そこにいるんだね?
[聴こえる歌声に、所在を知ったから。
二人と一匹を放っていくわけには、いかなかった。]
(129) 2012/01/19(Thu) 23:30:25
[>>127 首をすくめ]
だから、人狼じゃねーよ。
ミハエラってすぐに簡単に人の話を信じるよな。それはお前さんの美徳でもある。身分が高いとそれだけで下の話を取るにたらないってきかねー奴ごろごろいるからよ。
[ため息まじりだが、目は逸らさなかった]
百歩譲って俺が人狼で、ゼルギウス先生が見極める者だとして。何故ゼルギウス先生が今日まで生きている? クレメンス先生が見極められてしまったら、人狼が誰かまるわかりだというのに。馬鹿じゃね?
(130) 2012/01/19(Thu) 23:33:27
[さらに畳み掛ける]
あと、誰かいってただろ? 一度『場』にいたことのあるクレメンス先生だったか、誰だったか――
人狼は、人狼を殺せない。
もし、ゼルギウス先生が正しく見極めるものだったら―ー
破綻してるぜ、ゼルギウス先生がいってること。
頭を冷やせ、ミハエラ。
[暖炉で暖めるつもりだった薬缶を手に取る。ぬるい水が入っていた]
(131) 2012/01/19(Thu) 23:36:13
─ 部屋H ─
っ、馬鹿っ!
[目の前>>128の動きを、完全に止めることはできなかった。
喉を庇った腕を伸ばして、狙いは僅かでも逸らすことが出来たか]
ライッ、まだ終わってない!
[血止めの薬草もポーチに入ってはいる。でも量が足りるか。
考えるよりも先に、傷口に毒やその他がないことを確かめながら血止めの作業を始めた。
花をたすける。蒼花を追いかける声>>124は聞こえていたから。
下に駆けつけようとする意識を押さえ込むことが出来た。
そうできたのは自分の力でだけではなかった気がするのは、都合が良すぎるだろうか]
(132) 2012/01/19(Thu) 23:37:09
─ →広間 ─
[駆ける最中、左袖に仕込んだ鎖が僅かに解け、じゃらりと音が鳴る。
前後に刃が仕込まれた、通常より重い靴が床を叩く。
腰のベルトにも刃はいくつか仕込まれていたけれど、持ち込んでからこれまで一度も使っていない]
ミハエル、早まんじゃねぇ…!
[足音慌しく広間に駆け込んだのは、エーリッヒの言葉>>131聞こえた時]
(133) 2012/01/19(Thu) 23:38:37
ブリ、ス?
[動く気配>>+25へ視線をやって。
そこにいた人物に暫く目を瞬かせて、やっと理解する。]
………そう。
あたしも死んだのね。
[深い息を吐きながら、目を閉じて。
再び目を開けた後は状況把握に努める。]
(+28) 2012/01/19(Thu) 23:38:52
[銀色が光る。
朱花の意思が彼の手を赤く染めようとしている。
そう、思って。]
…ライさ、
[届かないと知りながら、思わず伸ばした手の先で、]
――…!
[彼が振るった銀>>128は、彼自身の花を、胸を赤く――。]
ぁ、ああ……っ!
(+29) 2012/01/19(Thu) 23:39:41
─ 部屋H ─
いる。ここにいる!
[アマンダ>>129の声に叫び返した。
喉が痛くて熱かった。ライヒアルトの傷口を押さえながら、何度か咳き込む。次はもう叫べない気がした]
(134) 2012/01/19(Thu) 23:41:04
[暫くの間、声も出さずに泣いた後で]
ごめん。 ありが、とう。
[空になったカップは地面に置いて、謝罪と礼を同時に遺した。何に対してかは告げずに。
また、という言葉>>+27にはこくりと頷いて、その場からは消えた]
(+30) 2012/01/19(Thu) 23:41:52
薬師 ゼルギウスは、メモを貼った。
2012/01/19(Thu) 23:42:37
[声が掛かった>>+26。
僅かに身を固くして、けれど目には猫しか映さない]
ひとり、だ。
[丁度赤色が散った>>128時だったか。
そちらを見もせず言った言葉は、何処か冷たくも聞こえるもの]
(+31) 2012/01/19(Thu) 23:42:43
───違う。
人狼は、人狼を襲えない、だ。
…殺せないとは、言っていない。
[微かに息を弾ませ、割り込むように言葉を紡ぐ。
耳に入ったものを反射的に返したのだが、相手の耳に届いたかどうか]
(135) 2012/01/19(Thu) 23:43:02
― 広間 ―
……っ。
『戯れ言を。我が宿主を惑わせて、次は誰をその牙と爪にかける気だ』
[自分を人間だと告げるエーリッヒ>>126>>130に、宿主の表情が揺らぐ。
けれど、蒼花はそれを一笑にふした]
(136) 2012/01/19(Thu) 23:43:32
─ 部屋H ─
うる、さい。
[馬鹿、と言われ>>132て、最初に口にしたのはこんな呟き]
……おわってない、から。
さいあく、さける、には……コレ、もって、逝かない、と。
[刃の狙いは、僅かにはそれたかも知れないが。
銀刃は、大輪の奥で息づく源を傷つけて]
……たたなきゃ、ダメだ。
こんな、呪い……のこせ、ない。
[掠れた声にあるのは、意思の響き]
(137) 2012/01/19(Thu) 23:44:09
[そして、見た物に目を見開くと>>128]
馬鹿ラーイ…!!
[ブリスと共に手を伸ばして。]
(+32) 2012/01/19(Thu) 23:44:40
[そして、次に浮かぶ疑問にも、自分なりの答を用意していた]
で、後は誰が人狼か、って話になるだろ?
――ゼルギウス先生が人狼ってこともねーと思う。あくまでベアトリーチェが人狼ってーのが前提だけれどよ。
一体どういう事情があって、人狼が人狼をハメようとする? もしもゼルギウス先生が人狼なら、ベアトリーチェに人間だといっておけば、ああいうことにはならなかった。
そう、闇の導き手は人狼がわかってるんだろ?
――だったら、先に人間だと、花に伝える。暗闇の中だったら、光一筋でもありがたいもんだろ。そうすれば、護ることができる。護りとおすことができる。
クレメンス先生とも本気で殺しあうつもりだったから、そこもちがう。だから――兄さんは悲しむだろうな。
(138) 2012/01/19(Thu) 23:47:15
― →個室H ―
………っ!
[ライヒアルトが成したこと>>128は解らなかったが、ゼルギウスの声>>132に何事が起きたかは予測ができた。
必死な叫び>>134に重い体を強引に動かし部屋へと入れば、ライヒアルトの胸に咲いた朱と紅が目に入り一瞬息を飲む。
が、すぐに羽織っていたケープをとって。]
ゼルギウス!
これも血止めに使ってちょうだい!
ライヒアルトを、助けなくっちゃ!
(139) 2012/01/19(Thu) 23:48:20
保父 クレメンスは、メモを貼った。
2012/01/19(Thu) 23:50:59
[ゼルが下に駆けつけようとする意識を押さえ込むことが出来た>>132のは、
もしかしたら病傷人を放って下に行ったら承知しない、
という念も混じっていたのかもしれない。]
(+33) 2012/01/19(Thu) 23:52:24
― 個室H ―
なに、言ってんだい。
花だかなんだか知らないけど。
ライヒアルトは、ライヒアルトじゃないか。
ブリジットもローザも、守れやしなかった。
だから、あんたまで、死なないどくれよ!
(140) 2012/01/19(Thu) 23:53:19
─ 個室H ─
……ダメ、だよ、アマンダ、さん。
ここで助けたら、俺。
また、同じ事、やる、よ?
だから……断たせて。
[アマンダの声>>139に、へにゃ、と眉を下げて、ぽつり、訴える。
茶猫が、なぁ、と鳴いた]
……ん……ごめんな、タオ。
[言いながら、辛うじて動く手を伸ばして。
ぽふ、と。
茶猫を撫でた]
(141) 2012/01/19(Thu) 23:53:21
[目の前の光景に思考を奪われて。
ローザの言葉>>+28に、声を返せない。
彼女も同じ心境だっただろう。
動揺に揺らぐ双眸は、きっと彼女と共に、彼を見る。]
(+34) 2012/01/19(Thu) 23:53:53
[そして一回深呼吸。入った訂正も聞こえていた。>>135]
あ、そうなの? 人狼は人狼を殺せるのか。
んじゃそこんところは撤回で。
俺にゃわかんねーけれどよ、同じ闇の使徒同士仲良くすればいいのに。
[そして、>>136 惑うミハエラに、目を細めた。]
そーか。ラーイも、別のものに憑かれてるけれど。ミハエラもいるのか。
お前さん自身には見極める力も、真実を知る力もねーのに、断定してどうするよ。
まー、あれだ。ひどい幻燈歌じゃあったよな。今までもあった。ウェンデルは人間だったが人狼を退治するためにがんばる……だっけか?
こういう立場になって初めてわかったわ。ありゃ不快だ。ゼルギウス先生が嘘っぱちっちゅーのを明らかにする為に、俺は死にたくないね。
一緒に生きたいっていったろ。
(142) 2012/01/19(Thu) 23:54:23
修道士 ライヒアルトは、メモを貼った。
2012/01/19(Thu) 23:54:45
―部屋H―
ライ…。
[戻ったのか、という安堵は、深すぎる傷であることに気づいて萎んだ]
悪い。
好きにしろと言ったのは、俺だよな。
[傷を塞ぐのは止めなかった。
けれど追加の薬を取りには戻らず。
ベアトリーチェにも使った痛みの少ない傷薬と、痛み止めを今持っているだけ使いながら、掠れ声で返した]
(143) 2012/01/19(Thu) 23:55:22
[そして、宿主側も。続く人狼は―という言葉>>131に。宿主は小さく首を振った]
ボクが見た資料にあった言葉は違った。
「人狼はその牙、その爪で、人狼を弑することはできない」。
……それなら、銃を使えば殺せる。
『見出だすものは、花を支えるものとして、朱花の裁きを…と言った。
あの言葉を疑う必要は、いまはない』
(144) 2012/01/19(Thu) 23:56:29
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