人狼物語 ─幻夢─


72 天より落つる月の囁き

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研究生 エーリッヒ

―朝 個室M―

[そして部屋ですることといえば、銃の整備である。そなえあれば憂いなし、というよりも、何か作業をしている方が気が落ち着くというものもある。
銃弾に触れることで、覚悟を決めているようなものかもしれない]

[そんな時、すぐ近くの部屋で悲鳴が上がった。>>40
今までも朝が悲鳴とともに始まるのはよくあったが、だが、こんなに近くで聞くのは初めてだった。そして、友のこんな声を聞くのも初めてだった]

[いてもたってもいられなくなり、銃を置いたまま部屋を飛び出した]

 →個室 I

(49) 2012/01/19(Thu) 12:28:16

修道士 ライヒアルト

……そう、全てに。

[駆けて来た対なる蒼花の言葉に、一つ、頷く。

それ以上の言葉は継がない。
狂えども、朱花に対を害する意思はなく。
砕けたかけらは、友を傷つける事を僅かながらに拒んでもいて。

けれど、それすらも定かならぬ均衡に成り立つもの。

――狂気を阻むのは、小さな弾みでも砕けてしまいそうな、薄氷の境界線。**]

(50) 2012/01/19(Thu) 12:37:51

研究生 エーリッヒ

―2F廊下→個室H―

 ラーイ!

[自分の部屋から転がりように廊下に出て、開いた扉の部屋へかけつけた時、目撃するのは変わり果てた老神父様の子供たちだった。>>40>>42 ローザの変わり様には、こみ上げる吐き気を我慢し、ひぐ、と喉が変な音をあげる。]

[無機質な天鵞絨の視線には、心あらず。ウェンデルを殺した時に見た朱の筋は、皮膚病に侵されてしまったかのように広がり、そして、……]

[穏やかな微笑みに鳥肌が立ったが、それよりも先に来たのは]

 ラーイ! しっかりしろよ!

[――心配から来る怒りだった。ライヒアルトの頬を平手で叩こうと。その顔は赤く染まり]

(51) 2012/01/19(Thu) 12:37:53

修道士 ライヒアルト、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 12:43:43

研究生 エーリッヒ

 お前、そんな神の使徒とか、無理すんなよ!
 だいいち、制裁とかいってる前に、やることあんだろ!お前のねえさん、このままにしといていいのかよ!

[友の肩をゆさぶろうと、その手を伸ばす。そして、ひとことひとこと紡ぐ度に、目頭が熱くなり、雫が落ちる。
泣けない誰かの代わりなのだろうか]

 お前さんは、人間なんだろ、修道士なんだろ、生きてるんだろ

[震える声を紡ぎながら、下がり]

 だったら、それを忘れるなよ……。意思をなくして生きて、それに何の意味があんだよ

[眉毛はハの字に下がった。
死者の気持ちの代弁なんてできやしない。無残な胸元は誰にも見られたくないだろうと思って、その場で自分のジャケットをかけ、リネン室へと綺麗なシーツを取りにいった**]

 →リネン室

(52) 2012/01/19(Thu) 12:47:07

研究生 エーリッヒ、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 12:48:14

修道士 ライヒアルト、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 12:50:44

研究生 エーリッヒ、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 15:50:48

貴族 ミハエル、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 15:51:59

薬師 ゼルギウス、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 16:53:56

薬師 ゼルギウス

― 前日・広間 ―

[視界が戻らないままでは邪魔になる上、クレメンスとライヒアルトの感情を徒に刺激するだけだと。埋葬の手伝いに混ざれなかった]

ロザまで疑われてるのが腹立たしくて。
早く終わらせてしまおうと思ったのに。

[手探りで取り出した薬は鎮静剤として強力に働き、弛緩する体に薬を間違えたとを気付いても手遅れ。邪魔にならないよう端の方までは移動した。
戻ってきたクレメンスの一瞥>>22は見えなくても突き刺さって、現実の痛みを感じたように身を竦ませた]

(53) 2012/01/19(Thu) 16:55:18

薬師 ゼルギウス

約束、俺が破ってしまった。
いつも通り、元気そうで何よりって。
俺が言えなくした。

[ライヒアルトも休むために部屋へと戻ったのを確認してから、右掌で目を覆って言った。
特別親しくはなかったけれど、戻ってきた時に挨拶を欠かすこともなかった間柄。頼るまではしてなくとも、支えの一部にはなっていた約束を破ったことは、胸の奥に浅くない皹を走らせた。

ミハエルに頼まれたアマンダ>>21は近くにいてくれただろうか。
一人で過ごす時間が減るのは、救いだった]

(54) 2012/01/19(Thu) 16:55:24

保父 クレメンス、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 17:12:20

研究生 エーリッヒ、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 17:13:45

薬師 ゼルギウス

― 翌朝・個室A ―

[目が覚めたのは夜明け前。
昨日と同じで体力に負けて休んだ分、早く目が覚めた。
起きてすぐに息が詰まった。胸が苦しい。戻ったはずの視界も不規則に明滅し、立っていられず床へと落ちる]

ぃ……。

[視る時と違う最大の点は、聴覚は正常であったこと。
だから世界を切り裂くような叫び声>>40が離れていても聞こえた。
朱花の主の声。苦痛ごと切り裂かれて、呼吸だけは取り戻す。
フラつきながら立ち上がって歩き出す]

(55) 2012/01/19(Thu) 17:24:24

薬師 ゼルギウス

― 翌朝・階段 ―

[エーリッヒのリネン室に向かう背中>>52が見えた。
声はかけず、階段を一段ずつ踏みしめて登って*いく*]

(56) 2012/01/19(Thu) 17:27:21

薬師 ゼルギウス、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 17:35:48

保父 クレメンス

─ 昨夜/個室E ─

[陽が落ちてから部屋へと戻り、灯りもつけぬままに椅子へと腰掛ける。
窓からは月明かり、満月よりは欠けた姿。
その色がどうだったかは、覚えていない]

……まだ、居る。
人狼は、まだ、居る。

[ブリジットはどうだったのか。
『見極める者』をも疑っていたクレメンスにそれを知る術は無く。
ただ、人狼がまだ残っていると言う事実しか分からずに居た。
左手のグローブを外し、月明かりへと晒す。
呪印は、未だ身に刻まれたまま]

(57) 2012/01/19(Thu) 17:37:20

保父 クレメンス

アイツを殺して。
それで終わらなければ、もう1人殺して。
そうだ、ミハエル以外を殺せば、きっと。

[意識を取り込まんとする昏いもの。
それに抗おうとする意識もあれど、今は弱く。
殺意は一つの矛先から複数に分かれ、次第に昏いものは、殺意を単に誰かを殺したいと言う欲望へと変化させようとしてくる。
表には出ない意識下の葛藤。
その思考を途切れさせたのは、扉を叩く音と姪の声>>45だった]

…入って良いぜ。

[部屋は朝に回った時に教えておいたから、突然訪れたことに驚きは無い。
承諾の声にミハエルが室内に入ってきたが、そちらを見ることは無く。
月明かりに横顔を浮き上がらせた状態のまま、呆とした様子を見せていた]

(58) 2012/01/19(Thu) 17:37:31

保父 クレメンス

[やや長めの沈黙を破ったのは、ミハエルの声。
静寂を裂いて告げられた言葉は、予想外のもの]


……………は?


[鳩が豆鉄砲を食らった。
そんな表現が正しく合う表情]

(59) 2012/01/19(Thu) 17:37:35

貴族 ミハエル、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 17:37:36

保父 クレメンス

父に、って。
お前の親父さんは存命中だろ。
親が居ねぇからってならまだしも…。

[ミハエルの意図が読めず、表情は困惑したものへと変化した*]

(60) 2012/01/19(Thu) 17:37:42

保父 クレメンス、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 17:39:21

貴族 ミハエル

― 昨夜/個室E ―

[許可を得て、部屋に足を踏み入れた際>>58、クレメンスは酷く思いつめた表情をしていて。自分へと視線を向けようともしなかった。

だからこそ、その表情を崩す為にあんな話の切り出し方をしたのだが、どうやら成功だったようだ。
伯父が自分の方を向いたなら、してやったりといわんばかりの笑顔を向けた]

ええ、存命中ですよ。
でも親が居なくなってからでは手続き的に諸々遅くなってしまうので、先にお願いをしておこうかと。

[そこまで言った後。笑顔は少し寂しそうな、硬いものになるか]

(61) 2012/01/19(Thu) 18:14:15

貴族 ミハエル

……うちの父上は、一見元気そうなんですが、余命3ヶ月から半年と診断されていましてね。
しかも、疾患の元凶が頭の中にあるそうで。最近言動が少々おかしい事があるんです。

そもそも、ボクが家出して別荘に来ていたのも、それが原因で。
父上がボクを男だと思い込んで、女性との婚約話を取り付けようとしてたからなんですが。

[原因が病気だとわかっていても、さすがに家人にはまだ言っていなかった。
ユーディットには話そうとしたものの、他の使用人が聞いているかもしれない場所では切り出せなかった。

もちろん、父が進めていた縁談話は、父の事情を知っている側近たちに揉み消させるよう頼んでおいた]

(62) 2012/01/19(Thu) 18:17:02

貴族 ミハエル

まあ、今はいいんです。
父上のぶっ飛んでるのは今に始まったことじゃないので、周囲はまだ気付いていませんし。

でも問題は、父が亡くなった後の事。
ボクも爵位はもっていますが、父上が後見人だからこそのものですし。まだ未成年ですからね。
正式に侯爵家を受け継ぐ事ができるのは、成人してからになる。

父に何かあった場合の新しい後見人は、多分父方の遠戚から選ばれる事になると思うのですが。
まあ7割が『自分の利益しか考えてない』人たちで、残りは『無能』なので、誰が後見になったとしても、ボクが正式に爵位を継ぐまでにどんなことになる事か。

なので、先に後見人としての手続きをさせて頂きたくて。

伯父上なら、家柄云々はともかく、血の近さという点で手続きはなんとでもなりますし。

[本当は、この話は騒動が終わってから持ちかけるつもりだったが。
伯父を驚かせるのに一番手頃なネタがこれだったので、仕方ない]

(63) 2012/01/19(Thu) 18:22:59

貴族 ミハエル

……ということで、いかがでしょう?
お願い、できませんか?

[じっと、伯父を見てそう言った後。
どんな返答が帰ってきた場合も、とりあえずその話は打ち切って。


今度は、恋愛相談なんぞ*切り出しただろうか*]

(64) 2012/01/19(Thu) 18:24:23

貴族 ミハエル、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 18:25:51

貴族 ミハエル、メモを貼った。

2012/01/19(Thu) 18:28:19

保父 クレメンス

─ 昨夜/個室E ─

[視線を向けた先のミハエル>>61は、悪戯が成功したかのような表情をしていた]

居なくなってからって、お前の親父さんは元気なんじゃ───。

[ないのか、と言い掛けて、ミハエルの笑顔が硬いものになったのに気付き、言葉を止める。
続けられた言葉>>62は、表情を困惑から驚愕へ変化させるに足るものだった]

余命、3ヶ月…?
そんなことになってやがったのか……。

[それ以上は紡ぐ言葉が見つからなくて、やや気落ちする様子を見せたのだが。
更に続いた言葉>>63に、良いのかよ!と内心で突っ込んでいた]

(65) 2012/01/19(Thu) 18:51:25

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