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―食堂―
[いつもより少し遅い朝食を食べ終わり、箸を置いて手を合わせる。]
ごちそうさまでした。
[……さて。
今回の防衛は成功したものの、そう何度も通用するとは思えない。
そもそも、犯人を捕らえない限り。根本的な解決にはならない。]
……犯人は、今残っている候補生の中にいるはずなのよね。
[そうでなければ、誘拐は成立しない。]
でも、ここまで容疑者が絞られてきた以上……。
かなり不利になっているはず、なのに。
[撤退した様子がないのは、何故?さっぱりわからない。
何か理由があるのか。
この状況であっても、未だに勝算があるのか。]
……わからないことをぐだぐだ考えていても、仕方ないね。
[気分転換の為、厨房へ。
お菓子を作っているうちに、何か思いつくかもしれない。
白ヤギさん発動とも*言う。*]
―食堂→厨房―
[色々探し回ったが(薬品棚は見ていない。むしろ近づけない)食糧となるモノは見つからない。]
ここはもしかして死亡確実の人体実験場としか思えないんですけど。被験者の食糧なんて初めから気にしてないような…。
[がっくり。ついでにしゅんとうなだれた]
『しかも抜け道もないようですしねえ』
[どうにかして命の危機を脱しようと、ついでに二人と合流できたらという淡い期待が見事打ち砕かれる]
『まあ一旦隔離されてしまった以上、二人の助けを期待するのは無理ですね。
どうせ私は人狼の一員ではないんだし、二人も私を助けるメリットはありませんからね。私を放置して脱出するでしょう。』
[ため息をつきつつ、壁に手をおく――つもりが
予想に反して手応えがなく体のバランスを崩す]
[隔離室からのモニター音で、おおよその勝負と勝敗の行方は確認。
戦闘が終わってからも、頭の中でぐるぐるとシミュレート中]
ふたりともやるねぇ〜。どっちがメンバーでも武器の開発が楽しみだぜ。
リディにはどんな専用武器がいいかなぁ…小柄でも扱える近接用のだとトンファーなんかがいいかな。ハインリヒだと犬モードが強そうだからファングとかクローが効果ありそうだし…
[これから開発する武器に思いを馳せる。楽しそう(なにしろ技術者ですから)]
[少女が触れた壁が丸く抜けて、向こう側に落ちた。
その跡には直径15pぐらいの穴がぽっこり]
えっ!私そんなに力入れてないのに!
[パニックになりながらも監禁室の中に呼びかけ。
誰かが気づいたら、開口一番食糧をわけてくれるように泣き落とすだろう。*頭の上のなにかは向こうから見えそうで見えない*]
…お?
[ごす、という重たい音と共に、壁際に円筒状の何かが落ちてきた]
…んだぁ?これ…
[現実に引き戻されて立ち上がり、壁際へ近づく]
…ていうか!あああ穴ーーー!?
[ぎょっとして壁に空いた大穴をのぞき込むと、穴の先にはわたわたしているミリィ]
げ…おま…まさか穴空けたんか…
[違うー!とかご飯ー!とか騒いでいる声が聞こえたので、とりあえずその辺の食糧を穴に突っ込んでみると、凄い勢いで消費する音。お腹空いてたんだねぇ…]
いやぁ…それにしても岩をも通すってのはこのことだな…はーびっくりした…
[心の底から感心して、うむうむと頷く。穴を空けたのはミリィだと*信じ込んでいるようだ*]
―朝の回想―
[リディをメディカルルームまで運んだ後、当初の予定通り食堂へ。
朝食を済ませ、非常食(緑地の鳥のご飯に消費されがちな事は気にしない)を補充してから、トレーニングルームへ向かう]
……現場は保存しとくか。
[面倒だとかそんな事はあるかもないかも]
[むしろなんの音でも目覚めないだろーね]
……あーあれか
[注:おなかがすいて動けない]
…………………ミリィ
いや
なんでも……
[頭のそれとかみないことにした。
なんか棚とかみたらもしかしたら衣装があったりするをだろうか]
[ それでもお昼の時間には目を覚ますらしく、
頭を掻きつつ起き上がると、穴を見て瞬き。
何があったのかとマテウスに事情を聞いて、]
へー。火事場の馬鹿力ですかね?
[ なんとも白々しいが、見抜ける者はあんまりいない。]
に、しても……。
[なんと言うか、どうにも釈然としない事が多かったり]
敵さん、なに考えてんだ?
システムダウン起こせるくらいの技術レベルがあるんなら、もっと積極的に動けそうなモンなんだが……。
……こんな大騒動起こす前に、引く事くらい出来そうなもんだと思うんだがな……。
てゆっか。
やっぱりここが引っ掛かるんだよなあ……。
[あんまりに白々しい声に
なにかいう気力も な い 。]
……なんか食い物よこせ
[さすがにミリィに関わりたくな……
いやうん昨日を思い出すから。
しかもカップ麺をかじるのも嫌だし]
かわりにチョコやるから
―隔離室―
[何だかマテウスに誤解をされているのはわかったけど、それよりも食欲を満たすのが先]
[がつがつもふもふ]
[やっと一息つくと、オトフリートがこちらを見ているのに気がつく]
あっ、これ?可愛いでしょ。
[頭の上を指さす。この娘は特に気にしてない]
[同士・オトフリートには確保した食糧を投げ渡した。]
[そして二人の邪魔しないように*気配を消した*]
時間としては短いが、あの状況を作るにはそれなりのスキルレベルがあるはず。
……少なくとも、今朝ここでバトってた二人の専門分野って感じじゃねぇ。
[何気にそれ、酷くないか]
そうなると……そんな器用な真似の出来そうなヤツは、限られてくる……よな。
―隔離室―
[投げられた食糧にかなりほっとした]
……サンキュ
[開けて、ぱくり。
ほっとした。
あんまりすぐには食べられないが
しかし堪えてないミリィは栄養剤でもいいんじゃないか?
と思わなくもないが
その気配消しは待てよ!]
[バランス栄養食のスティックをもぐもぐ食べながら
うなずいて(見えません)
ごくん]
頼む。
[栄養剤のほうがいい?]
―メディカルルーム―
[昼休み。学習指導室を抜け出しメディカルルームへ。ベッドで静かに眠っているリディとハインリヒを眺めながら]
なあ……本当にどっちかは人狼、なのかよ?
一緒に語り合った、正義に賭ける想い、全部嘘っぱちだったってのかよ……
[返事は返ってこない。ただのしk(ry]
[やり場のない思いに、拳を握りしめて壁を叩く。しばらく二人の顔を眺め、静かに補習に*戻っていった*]
……何れにしろ、敵さんもそろそろ逃げを打たにゃあならんはず。
最悪を招く前に……仕留めねぇと。
[低く呟くとトレーニングルームを出て、緑地エリアへ。
いつもの木の上に落ち着けば、*小鳥たちと戯れながら物思い*]
……にしてもそっち、
奇妙な匂いするのは気のせいですかねえ。
[ 絶対やばい香りすると思うんだ。
穴塞いじゃおうかとかちょっぴり。
いや、ちゃんとインスタント食品にお湯注ぐけどさ。]
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