人狼物語 ─幻夢─

80 夜天銀月


研究生 エーリッヒ

─ 広間 ─

[伸びて花咲く蔓薔薇は、今は視覚でも捉えうるか。>>5
いや、それ以前に。
それと知った事で──凪いでいた銀の獣が、ざわめき、確証を青年に与えていて]

……は。
できの悪い、冗談っ……。

[低く吐き捨てた後、額から手を離す。
翠の感情は──また、薄れていた]

でも、だからって。
……お前が、手を汚す理由には、なんない、だろ。

[紡いだ言葉は多分、青年としての精一杯の抵抗。
もっとも、その限界も──遠くない、という認識も、どこかにはあった]

(11) 2013/01/14(Mon) 01:15:25

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