人狼物語 ─幻夢─


84 廻る刻・待宵歌

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絵描き ミケル

― 都市の通り ―

[泣いてなんてたまるもんか。
ぎゅうっと膝を抱えて俯いていたら、声をかけられる。
顔を上げて、すぐそこにエトを見つけて。くしゃっと顔が歪んだ。
泣いてなるもんかと決めていたから、涙を零しはしなかったけれど。]

エトおにいちゃん、
コレットおばあちゃんが、『死神』だった。

[ノクロに聞いた>>4:10事から、判った事を、そのまま伝える。]

おばあちゃん、ノクロおにいちゃんを、……
消しちゃった。

[ぎゅうっと、手を強く握った。]

(34) 2013/08/11(Sun) 19:55:09

絵描き ミケル

僕らが死ねば良いんだって、

[自分の言った言葉は伝えない。
声は震えて、エトから外した視線は、地面へと落ちた**]

(35) 2013/08/11(Sun) 20:05:11

絵描き ミケル、メモを貼った。

2013/08/11(Sun) 20:06:08

絵描き ミケル、メモを貼った。

2013/08/11(Sun) 20:06:08

道具屋 エト

― 都市の通り ―

[上がったミケルの眸は泣きそうな色に見えた。
けれど涙はみせぬ辺り男の子なんだなと思う。
呼び名に少しばかり曖昧な笑みが浮かび]

 そ、か。
 『死神』に憑かれたのは、コレット――…

[命を刈る死神の所在を知れどその事実を受け止めるのが精一杯。
けれど、ノクロの名を聞けば、ピク、と表情が強張る。]

 ―― ノクロが刈られた ?
 なんで、こうなっちまうかなぁ。

[深い息が落ちる。
伏目がちの双眸にはかなしみの色が灯る。]

(36) 2013/08/11(Sun) 21:12:20

道具屋 エト

 ――。

[ミケルから伝えられた言葉に柳眉が寄る。
顔は僅か伏せたまま、また吐息が漏れた。
震える声からはミケルの受けたものが伝うよう。
力篭る絵描きの手に軽く重なる道具屋の手。]

 僕はミケルにも死んで欲しくない。
 生きて、これからも、この手で、色んなものを描いて欲しい。

[ミケルに聞こえる程度の声量で確かな思いを伝える。]

(37) 2013/08/11(Sun) 21:21:18

道具屋 エト、メモを貼った。

2013/08/11(Sun) 21:27:08

薬師 コレット、メモを貼った。

2013/08/11(Sun) 21:42:33

道具屋 エト、メモを貼った。

2013/08/11(Sun) 21:46:20

天のお告げ(村建て人)

[こっそり連絡]
[更新タイミングは地上の皆様にお任せしますが、普通にエピ入りしても72hありますので、無理に延長を考えなくとも大丈夫かと……!]

(#0) 2013/08/11(Sun) 21:47:49

道具屋 エト、メモを貼った。

2013/08/11(Sun) 21:49:24

絵描き ミケル、メモを貼った。

2013/08/11(Sun) 22:44:57

絵描き ミケル

― 都市の通り ―

[こくんと何度も首を縦に振る。
ノクロも、目の前で消えたのだ。
立て続けに何人も消える所を見てしまったから、
ミケルはその衝撃を、殺すので、精一杯。]

…、うん。
僕も生きていたいし

[エトの手が重なる。下へと動いた視線は、また、エトの顔を見る。]

……死んでほしくない。
死なないで、

誰にも、消えないでほしかった。

[最後の言葉は、掠れるように小さい。]

(38) 2013/08/11(Sun) 22:52:01

道具屋 エト

[頷く気配がしてエトは静かに目を細める。
幸か不幸か、別れには一度も立ち会えず
ミケルほどの衝撃はないが穴のあいたような感覚だけはあり]

 ……ん。

[絵描きの彼は生きていたいと言ってくれる。
道具はは短い一音を紡ぐのみで自分もとは言わなかった。]

 一緒に過ごしてきたヒトたちが、さ。
 いきなり消えて、いなくなるのはツラいな。
 僕も、――…誰にも、消えてほしくなかったよ。

[小さな響きに同じを重ねる。
重ねた手の先にある絵描きの手が緩むまで
なだめるように、ゆっくりとしたリズムで優しく叩き]

 絵を描くための大事な手が傷つくぞ。

[小首を傾げ、此方に向いた双眸にそう紡いだ。]

(39) 2013/08/11(Sun) 23:08:39

薬師 コレット、メモを貼った。

2013/08/11(Sun) 23:18:26

絵描き ミケル

[頷くだけのエトを、じっと見つめる。
それから、もう一度、同じ言葉を、繰り返した。]

生きていて、ほしい。

[ゆるゆると、手の力が解けていく。
気持ちは同じだ、と。
ミケルは、うん、とまた頷いて、エトの言葉に同調する。
大事な手なんていわれたら、自分の手、エトの手に視線を落として、それから、少し、笑った。ぎこちなくても、やっと。]

うん、大事…だけど。
でも、だいじょうぶ。
傷ついても、痛いだけ。

(40) 2013/08/11(Sun) 23:20:01

薬師 コレット

─ 自宅 ─

[……ふと気づいたら、しぼり袋を手にしていた。
そのままの流れで、鉄板にしぼり出しながら]

(わたくしは何をしているのかしら?)

[と、自問する。
いや、分かっている。クッキー作りだ。
泣いて泣いて、泣き疲れた時に、目の前にキノコ粉の袋があったのだ]

[よいしょ、と声を出しながら拾って立ち上がり、
いつもどおりに台所に立ったら、慣れた動作が出た。
大椀を取り出しキノコ粉を開けたら、もう手が止まらなかった。
途切れることを恐れるように、卵を割り、甘草粉を混ぜ、杓子でこねあわせていた]

(41) 2013/08/11(Sun) 23:25:06

薬師 コレット

[「日常」を惜しむように。
あれほど望んでいた「刻」を、自ら否定するように]

……。

[手袋をはめて、鉄板を竈に押し込む。
何カ月も、何十回もやってきた動作だ。どれくらいの時間で火が通り、香ばしい匂いがして、おいしそうな焼き目がつくかも感覚が覚えている]

(42) 2013/08/11(Sun) 23:29:17

薬師 コレット

(わたくしはこうして、
 もう一年も 生きてきた)

[それを実感させられるようで]

(43) 2013/08/11(Sun) 23:29:59

道具屋 エト

[繰り返される言葉に、困ったような顔をする。
まっすぐなミケルの視線に、道具屋の眸が揺れた。]

 まだ周期の中にいて、終わらないなら……
 僕は自分よりもキミが生きる事を望む、かな。

[刈られる事を望んでいるわけではなく
ただ、誰かが選ばれるのならその方が良いと思う。
そんな心のうちを吐露するのは弱っている証拠かもしれない。
重ねた手の先、ゆるむ気配が伝えば安堵したように表情も緩んだ。]

 大丈夫ならいい。
 ――…でも、ミケルが痛いのもヤだけどなぁ。

[少しだけ軽い口調でそういって、触れていた手は離れてゆく。]

(44) 2013/08/11(Sun) 23:31:25

道具屋 エト、メモを貼った。

2013/08/11(Sun) 23:34:12

薬師 コレット

[コツンコツン、
……竈を見つめていたら、誰かの訪問が告げられた]

だあれ?
ミケルちゃん?

[我に返ればちくちくと痛み始める左手を押さえ、壁を伝いながら玄関へ顔を出す。
立っていたのは、ミケルではなく、都市の大人だった。
洞窟の奥で、もぎとられちらばった草>>4:66を見つけたという]

(45) 2013/08/11(Sun) 23:35:03

薬師 コレット

[高い絶壁の上の方に生える草で、勝手に落ちるとは思えない。おそらく誰かが必要として抜いた物だろうが、その者が見つからない。
だから、香草なのか薬草なのか毒草なのか分からないと言う]

まあ、わたくし、薬師はもう引退しましたのよ。

[正体が分からなければそれでいい、処分してくれと、大人は草を残して去って行った]

……おかしいですわね。
もう全てが終わりですのに、こうして「明日」を思うヒトがいる。
誰かがいなくなっても、
わたくしがいなくなっても、
この都市は続いていく……。

(46) 2013/08/11(Sun) 23:36:53

薬師 コレット

[竈の火を落とした。
クッキーの甘い香りは、家いっぱいに充満し、通りまで漂いはじめている。
きっとその内、お腹をすかせた子供が、「コレットおばあちゃん」におねだりに来るだろう]

[揺り椅子に座り、エプロンの膝に草を並べた。
葉脈の数は読めなかった。そこは諦める。
指先で潰して揉み、香りを嗅ぐ。
舌先に軽く乗せて、味を確認し、すぐに吐き出す。
ひとつひとつ、可能性を消していけば、どこかの本でちらりと見た、珍しい香草の名が浮かんだ]

(47) 2013/08/11(Sun) 23:42:03

絵描き ミケル

[自分よりなんていわれて、また首を横にふった。
嫌だ、と。
生きていてほしいのだと。]

……気をつける。

[手が離れてゆくのを、名残惜しいような、そんな感情で見送って。
それから、手を開いた。
少し血の気が巡ったばかりで、ほんのりとピンクの色をしている。]

痛いのは、……言葉の方が、痛いよ。

[自分が言ってしまった言葉を思い出して、小さく言った。]

(48) 2013/08/11(Sun) 23:45:45

薬師 コレット

[これは薬草にはならない。
でも、丁寧に乾燥させ発酵させれば、茶にはなるかもしれない]

ユーリちゃんが生きていたら、興味を持ったかもしれないわ、ね。

[その人がもういないことを、ヨリシロは知っていた。
香草茶を作る技術は誰が受け継いだのだろうか。
そちらはしかし、ヨリシロでも知らなかった]

[腰をトントンと叩いてから立ち上がり、机の上に草を並べる。痛まないよう、紙で包んだ]

(49) 2013/08/11(Sun) 23:47:26

薬師 コレット

[そうして、ごく簡単な「準備」をした。
大した物は必要ない。それに持ち物ももう多くはない。
だからそれは、エプロンのポケットいっぱいだけで済んだ]

……さよなら。

[長く使ってきた揺り椅子に、
使い込まれた竈に、
よく手入れされた小さな家に、
……告げる]

(50) 2013/08/11(Sun) 23:51:11

薬師 コレット

[そうして、家を出る]

[後に残るのは、
竈の中でゆっくりと冷えつつあるたくさんのクッキーと、
机の上の香草だけ]

[……もう二度と、
ここへ帰ることはない]

(51) 2013/08/11(Sun) 23:52:43

薬師 コレット

さあ、
わたくしの最後のお仕事を、
果たしに行きましょう。

[不確かな足取りで、
よく見えぬ目で、
それでも、歩き始める]

(52) 2013/08/11(Sun) 23:54:33

道具屋 エト

[首を振るミケルの仕草から思いが伝わるようだった。
困ったような顔のまま、僅かな笑みつくり]

 わかった、から。

[今できる一番の返事をして、小さく頷いた。
そろと腰をあげ掛けると見送る眼差しを感じる。
離れた手は、柔らかなミケルの髪を軽く一撫でして]

 いいこだな。

[子供を褒める時のフレーズを口にした。]

 言葉は――…、難しいからなぁ。
 一度発したものは取り消せない。
 だから、……痛いのを気にしてるなら、さ。
 痛いのを和らげる方法を探せばいいんじゃないかな。

(53) 2013/08/11(Sun) 23:54:56

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