─ リンゴの樹傍 ─だって だっておにいちゃ と やくそく したのにぃ!!あきらめない ってぇ![それなのにヘンリエッタに妨害されてしまったから。それが悔しくて、ハーノは感情を爆発させていた。もそりと目の前で何かが動く気配>>188。ハーノはしゃくり上げて、ようやく周囲に意識を向ける。目の前には身を伏せてこちらを見遣る黒狼の姿。喚き声は止まり、瞳がぱちくりと何度か瞬いた]……… おにいちゃ?[なんでいるの、と言った雰囲気]