人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


司書 ライヒアルト

……は。

[欠けた記憶が浮かんでくるのを感じつつ、一つ、息を吐く。
周囲を飛び回る蒼い翼が、霞んで見えた]

……だい……じょ……うぶ。

[どうにか、上げるのは掠れた声。
そうするだけでも力は抜けるし、体の感覚もほとんどなくなっている、けれど]

まだ……やること。
ある、から。

[そんな思いは辛うじて。
意識が冥き虚無へと堕ちるのを妨げていた。**]

(305) 2014/01/18(Sat) 23:19:05

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