人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


役者 エーリッヒ

― →客室 ―

[二人を追うように部屋に向かうと、ちょうどベッドに安置される所で。
予想はしていたけれど、二人並べて安置されて、思わず片手で顔を覆った。
カルメンは獣の姿ではあるけれど、やはり、なんか、恥ずかしい]

………

[俺の体に関しては、慎重に扱ってもらえたようだった。
何しろ、首を繋げられる人なんで、当たり前だけど居なかった、から。
なるべく、頭が体から離れないようにして、動くようならタオルやらで支えて、そして、首の切断面が見えないように、しっかりと毛布が掛けられた]

……ありがとう。
俺は、二人を騙していたのに……

[二人は…いや、人狼以外は俺が本当はなにかを知らない。
もし、知っていたら……と考えて、それは杞憂とすぐに思った。カルメンをこんな風に大事に扱ってくれるのだから、と。
その後、カルメンと何か話したかも知れない、が、内容は他の誰にも聞こえないだろう]

(677) 2014/01/20(Mon) 04:14:05

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