人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


ピアノ奏者 オクタヴィア

─ 司書の部屋 ─

[>>765天鵞絨の瞳が、きょとんと瞬くのを見て、微笑む。

こちらの言葉に俯き黙した彼が、小さく声を上げて。
>>766思いもしなかったという顔をする彼を、ただ見つめる。

じっくりと、浸み込ませるように繰り返す声、揺らいだ瞳は一度伏せられて。
再度開いた瞳と唇、そのどちらにも揺らぎは残っていなかった。
>>767向けられた穏やかな笑みに返すこちらも、似たような笑みを返して]

どういたしまして。

[>>768礼と共に浮かべられた微笑は、彼が老尼僧に向けたそれと似ているように思えた。
受け取るこちらは、老尼僧のそれと似た微笑になっていただろうか。
そうなら良いと思いながら、目を伏せて]

(795) 2014/01/20(Mon) 22:35:07

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