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――恐らく。今上に居る彼は――。
…前の”アーベル”かな。
此処で出会う前。
……数百年前、会った頃の。
[リディの声に、緩く蒼を瞬く。
機鋼の声は、聞き取り難い故――詳細は、見えないが。]
前のアーベルなんてリディも知らないよ。
此処で会ったアーベルだけ。
でも、あれは[再び氷鏡を指差し]アーベルじゃない?
何か違うけどあれもアーベル?
[大混乱]
[守るように抱き込むように寄せられて。
少し肩の力を抜いた。過敏になっててはいけない。
もう一度、自然のままに意識を引き締めなおして。
走る閃光とその先にある姿を瞳に映す]
[皆の言葉にきょとん]
似ておるもなにも。あれはそれそのものであろうが
今こやつの中におるのも「アーベル」なる存在じゃし、あちらにおるのもまた「アーベル」なる存在じゃろうて
チッ、
[肩へと走る衝撃]
[痛みは無い。]
[しかし、散る赤は着実に傷を告げる]
“彼”と“僕”は違う、
本質?
……まさか、あれと同じなど、
『創造』は、僕が望んだ事じゃない!
[其は創造を司る機鋼なりて、
創造されし者であるが故に――]
[退く時竜へと追い縋ろうと地を蹴りかけ、]
[動きが止まる。]
" Ik#IRu ... ! "
[彼方へと向けられるコトバ]
上に居るのが、前の”アーベル”?
今と昔、何で分かれてるってんだ?
今も昔も、アーベルはアーベルじゃないのか?
[彼の者の出生他は全く知らない。疑問ばかりが浮かぶ]
仮にそうだとして、何で今の”アーベル”が機鋼竜の中に…?
[子をあやす様なダーヴィッドの声に軽く頷いた後、機竜と氷鏡を交互に見、訝しげに首をかしげる。]
……?
[氷鏡の中のアーベルは、女が屋敷で出会った彼とは何かが違って見えて。]
嗚呼。あれが、――アーベルなんだろう。
[リディの言葉に、小さく頷いて。
機竜へと、歩み寄る。そぅと、その『器』を撫ぜて]
……そうか。心を失くしたのではなく。
…お前が、生み出されていた…のかな。”アーベル”。
…お前も、――彼の者も。
失わずに済めば、良いのだろうが。
[駆け抜けた先で、稲妻は止まり、波打つ雷光の輝きの中]
[そこに立つのは、青年の姿の雷精]
[鋼の瞳が、動きを止めた青を見つめる]
多重人格の類と考えるべきでしょうか?
最初に精神の力を得てしまったから?
体も2つ。心も2つなら、これで手打ちにはできないのですかね・・・。
[鏡の中の様子をみやり]
…満たされたものを、取り棄てて、【器】に?
[伝わるイメージ。
封じられ、そしてようやく目覚めたものの、悲痛な声。]
正しくは、違うのかも知れぬが。
[リディの視線に、僅か困惑した蒼を向け]
――心を、記憶を。失くしたのではなく。
…前のアーベルの心とは、異なる――別の心かも、知れぬ。
喩えるなら、行き場の無くなった魂、とでも言うべきか。
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