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[バレてんのか…と、苦笑混じりに額をかいて。]
これはまー…しゃーないんだ。
どうやっても塞がんない古傷だから。
[命を喰らう魔剣による後遺症。
その剣に傷つけられてなお助かったケースは非常に少ない故に治療法も見つからず。
片翼だけに留まったのが幸いだったとか。]
魂も命も必要ない身体が作れるこの界なら…手立てがあるんじゃないかと思ってさ。
[必要になったらいつでも使ってくれと、もう一度言って。]
無いなら作れば良いじゃない。
[馬鹿を見るような目]
”機鋼”は”創造”だっけ?
……命も魂もない躯なんて、気持ち悪いだけだと私は思うけど。
おデコのお兄さんもそれをアテにして来たんでしょ?
無い無い判らないって、何が欲しいのよ!
アーベルは欲しいのに、いけないの?
どうして、そんなの――――!
[寂しげに見えた目が]
[手を伸ばそうとして]
[虚空に]
[言葉だけを残し]
―廃棄エリア―
いったあー
[がらくたを押し退けて、起き上がった。
ギュンターから一応、と返して貰っておいた転送機(いまは転送出来ないが)を取り出す。通話は出来るのだろうか?]
何も急に飛ばすこと無いじゃない。
そんなに駄目なの?
―廃棄エリア―
[ファクトリーエリアの扉の前に立つ。
しかし扉は開かない。
両手をかけて引っ張ってみた。びくともしない。
扉に凭れて、座り込んだ]
案外冷たくもないのかと思ったけど
そうでもないのかな
ちょっと悪いこと言ったかもとか思ったのが
馬鹿みたいじゃない。
[命を削って与えた為に躯は冷えていたが、
それでも尚、扉の冷たさが勝っていた]
─移動中─
……誰がおとーさんですかと。
[いい加減、諦めた方がいいと思うが。
やっぱり突っ込んだ。真顔で]
無茶はしない……と言いたいが、向こうの出方次第だろ。
最悪、『全力』も考えにゃならんさ。
[『全力』とは即ち本性の解放。雷精にはそう言わずとも伝わるだろうが]
ま、大丈夫。後先顧みずに走りはしねぇ。
『現在(いま)』は……。
[続いた言葉は、*舞い落つ白に、溶けてゆく*]
―廃業エリア・焼却溶鉱炉―
…ってぇ……。
[転送の余波で気を失ったのか、浅い眠りから熱気に目を醒ます。
規則正しく続く作動音。
次々の放り込まれる、魂も命も無い鋼の体の残骸。]
…また新しく、生まれなおす為?
[炉の熱に溶かされ、その姿の痕跡も残さず。
ただ冷やされて、次の機体の材料になる。]
墓場、なのかな?
[続く作業には、追悼も感慨も感じられず。
ただ淡々と続く、再生への破壊。
温度は熱くとも、光景は薄ら寒い。]
[プラグに貫かれた無数の傷は跡形もなく癒えていたが、
背中に残る、古い傷痕。朽ちた翼は癒えることなく。
血の通わぬ冷たい機体が、無造作に弔われて行くのを眺める。]
それでも…、
冷たく虚ろな翼でも、朽ちて飛べないよりはましだ。
[生命の子はああ言っていたけど、
命と魂に見捨てられ、朽ちて死に絶えた翼には、
頼れるものはもう一対だけで。]
―廃棄エリア:第二集積所―
あいたっ。
[転送され、どすっと尻から落ちた。
腕の中のミリィが、苦しそうに身もだえたのを見て、そっと背中を撫でてやる。
揺れないよう、細心の注意を払いながらも、その頬に現れてた根のような管を心配そうに見やる。]
[同行者、ブリジットは甘い物に目がないようで、人間界を旅して回る間も大きな街に着けばやたらとそういった物を買いに行ったり、時にはミハエルを連れてわざわざ店へ食べに行く。
ミハエル自身は今でも全く甘い物に対して感慨を覚えることは出来ないが、菓子を食べて喜ぶ彼女の笑顔は好ましいと思っていた。
紙袋に入ったマフィンを抱えた。薄い紙越しに伝わる熱気が疎ましい。試行錯誤の結果、袋の上部を指で摘むようにして持つことにした。
傍目には如何にも不愉快そうなミハエルだが、心中は意外にも穏やかで、マフィンを渡したときにブリジットがどういった顔をするかだとか、何と言って渡そうか、といったような事を考えていた。]
< 落ちた猫の体。
床の上におちたとき、少しだけ、身じろぎました。でも、猫は目を覚まさずに。 >
―→廃棄エリア:食料庫―
―廃棄エリア―
[ファクトリーエリアとの間を隔てる扉の前に座り込んでいたが]
[急に音もなく扉が開いた。
リディは、ファクトリーエリアに転がり込む羽目になった]
―ファクトリーエリア―
[身を起こしたが、そこにアーベルは居ない。
化石のような、沈黙する竜が在るだけだった]
< 白い猫はまたまっしろになりました。
さすがにおっこちて、目をさましました。
……猫、にゃーん。
なんだか、なさけないなきごえでした。 >
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