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『…うん…』
[覗き込み手を伸ばしてきた猫にもされるがまま。
流れる歌声に気持ち良さそうに目を瞑った。
籠の中揺られながら、再び夢なき夢の*中へ*]
−南東部:海岸−
[移ろう空]
[暮れゆく陽]
[蒼][朱][紫][藍][数多の色]
[異なる青の双眸は映し続け]
……嗚呼、
紛い物にしては――……
[口許へと手を添えて][途切れる言葉]
[掌の下で、][微かに動いた。]
さて、
此処でこうしていても仕方無い、か。
[ぱちり、][指を鳴らす]
[それだけの動きで][分解][転送][再構築]
−中央塔下部:ファクトリーエリア−
嗚呼。
まだ、居たんだ。
[人の形へと戻り、][その場の存在へと][投げる視線]
[機鋼の竜は彼の来訪に呼応する如く][一度瞬いて][目を閉じた。]
―屋敷・自室―
[結局、昨夜オトフリートがこちらの言いたい事を判ってくれたのかどうかは甚だ疑問だった]
て、ゆーか、ぜってー本質的に判ってねーな、あれ。
[ごろり、寝台の上で寝返りをうつと、バンダナを外したままの髪がばさりと揺れ、パチパチと紫の光を散らした]
─影輝界・中枢─
不意に駆け抜けた衝撃は、精霊界の全域を揺らして。
『均衡』を領域と為す界の中枢。
貴紫の六翼広げし影輝の王は、閉ざせし瞳をゆるりと開く。
「……揺らいだ……か」
掠れた呟きが零れ、影輝王は手にした刀を握り直す。
「……外からの干渉は、不可能……出来うる限り、支えはするが……」
できるのは、それだけ、と。
零れるのは苛立ち帯びた、呟きか。
「……頼むぜ……」
機鋼界の内にある者、その姿を思いつつ。
音を立て、六翼を羽ばたかせる。
舞い散る粒子は、影輝の波動。
それは軋み、揺らぐを機鋼の界を支えし力となるべく、精霊界を*渡り行く。*
――『魂』なき、『器』の竜。
それの中には、
元々、何も在りはしないということ。
[なれば、]
[それを動かしていたものは]
[何だったというのか。]
[目線で巨躯を指した後、][近づく流水の獣を一瞥する]
─二階・自室/昨夜─
[屋敷に戻り、状況を聞いて。
色々とため息をついたりなんだりしつつ、セレスを連れて自室へと]
……て。
なんですか、コレ?
[それで、差し出された物にちょっときょとりとしていたりとかは、緊張の中でののんびりとした一コマ]
まだ、貰っていないものがあるから。
一つ目の目的は達したけれどね。
[宙を彷徨う手][眺める眼差し][冷たい。]
嗚呼。
そう。
解ったから、“僕”が此処に居る。
君達の言う“アーベル”はその為のものだったから。
あのまま自我が育ったら、困った事になったけれどね。
君達の、ちから。
[伸ばされた手]
[眉を顰め、]
[躊躇い無く 払った。]
……触らないで呉れる?
“僕”も“彼”も、
アーベルと呼ばれる存在だ。
同じで、違う。
[その後、いくつか言葉を交わして。
……セレスは少し、機嫌を損ねたりもしたようではあったけれど。
それを笑って受け流しつつ、眠りに落ちて──翌日]
─二階・自室─
[目を覚まし、最初に確かめたのは呪印の具合。
痛みはなく、それなりに安定している様子に、一つ安堵の息を吐く]
……ヴィンター、悪い。少し、頼む。
「……まったく」
[処置なし、と言わんばかりにばさりと羽ばたく白梟に苦笑しつつ、癒しの光を印に受け、痛みを抑える]
さて……んじゃ、どうしたもんかね。
[落ち着いたところでぽつり、零れたのはこんな呟き]
……嗚呼。
精神の竜か。
あれには、礼を言わないとね。
おかげで、思い出せた/解った。
けれど、あれとは、また違うよ。
君に理解出来るように説明するのは時間の浪費だ。
故意であれ無自覚であれ、
己を消そうとした存在を好きになれるものか。
“彼”こそ、僕にとっては理解出来ない事だらけだ。
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