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うん。カルロス。カルロスだけじゃない。ラスもアヤメも。きっとそう。
ただ他より夜目がきいて太陽が苦手なだけ〜
[と、奇怪な説明をしながら*笑っている*]
−森の奥−
……仮にも若い娘が、森で夜明かしするのは感心せんな。
[親御さんの眠る地に目礼し、髪に舞い降りた白に目を向ける。
木にもたれ座り込む姿の側に立ち、低い声を降らせた。]
家で腹を空かせたエリカが待ってる。
ちゃんと家で食って寝ろ。…親御さんが心配するぞ。
親御さんだけじゃない。
クローディアやジョエルやラスにもそんな顔を見せる気か?
…………百年の恋も一度で冷めるぞ。
[鼻を鳴らし、頭へと手を伸ばす。
花弁を取るには乱暴な手付きで、*白を散らした*。]
…ネロが言う事は、難しいな?
俺は「馬鹿」らしいので良く分からない…。
[言って、ネロの髪をわしわしと撫でた。
背中でもぞりとたまに動く「虚」は、巫女の祈りに苦しんでいるのかたまに頭痛となって這ってくる。
それには表情も変えずにいつものように右手で自分の首の後ろをさすりながら、天井を見上げた。
白く明るい光の中、キラキラと煌く天鳳の力。
ばさと翼で薄く風を起してみると、チリチリと黒い燐光が散っては消え。
水鏡に目を流すと、スティーヴとアヤメが映っていて、呆としたままの目で見つめた。]
/*
…でですね…
あああ どうしよう 書いていいものか。
エピになるなら書かないほうが良いか…
(エピでRPする前に読む可能性があるから)
勘違い…じゃ、ない、よね…(どきどき
く、空気読むってむ、難しい……!!!
*/
…なんで皆俺を励まそうとするんだろう。
忌み嫌ってもおかしくないのに。
巫女さんや、アヤメみたいに力があるならともかく、俺にはそんなものもないのに。
俺が人当たりが良かったのは、きっと自分の「闇」を隠すためだ。
だから、俺は全然優しくなんかも無いし良い人なんかでもない。
励まされる価値も、無い。
だから…忌み嫌われるべき、なんだけど。
[「虚」が、薄れているからだろうか、「全てを壊したい」という思いは大分減っていて。
ただそれは、自分にだけ向けられていた。]
皆、心に闇を持っているという。
じゃあどうやってそれを消化しているんだろう。
どんなに考えたって、やっぱり自分の将来を考えるとうんざりする。
このまま、ずっと、同じ毎日を――
――なら、変えればいいじゃないか。
変えられるわけないじゃないか、親を捨てるわけにはいかない。
――――なら、「捨てる」意外の選択肢を模索すればいいじゃないか。
そんなもの、あるわけない。
――――――自分の事を考えた後に周りを合わせてみればいいじゃないか。
そんな事、出来ない…。
間違ってる事なんて分かってる。
いやというほど、分かってる。
だから、考えない、押し込める、誰にも言わない、飲み込む。
そして「虚」に囚われて――
本当、俺馬鹿だ。
[目が熱くなったのは、「虚」のもたらす頭痛のせい?]
おともだちに、と言った元気な少女。
怖がるな、と言った治癒の出来る少女。
重いものは大事なものだ、と、気づかせてくれたかもしれない少年。
意外にも、いい奴かもしれないと思った狐。
家族の心配をするなと言ってくれた、尊敬する人。
何回も馬鹿馬鹿言ってくれた幼馴染。
引っ叩いてくれた幼馴染の女。
―森の奥・親の墓―
[舞い降りる気配にゆるく瞬き、そちらをみやる]
……ああ……旦那か。
その物言いだと、エリィは無事なんだね……オーフェン、は?
[自身の事には触れずに、問う。
施療院に向かわせた、との返事を得れば、ほっとしたよに息を吐き]
ま、確かに食べないとまずいし……って。
……そんなん、アタシに縁があるでなし。
気にしても仕方ないじゃないのさ。
[諌めの言葉――と、捉えていても、つい、こんな言葉が口をつく]
色恋沙汰は……もう、懲り懲りだよ。
[続く言葉は自身に言い聞かすよな響き。
伏せられた瞳の思いは他には伺い知れず。
それでも、白を散らす手の感触に、目は細められ]
……っとに。
子供扱い、しないどくれよ!
[むくれたように言いつつも、顔を上げた口元には、*微かな笑み*]
― 朝・自宅 ―
[くるる?と鳴き声に目を明けると、正面に首を傾げた白い鳥の顔]
わ……びっくり
……おはよう、ラウル
[寝台から起き上がると、目に入ったのは無造作に床に落ちた大きめのシャツ。スリットは、4つ]
あ、服、洗って、返さなくちゃ……
[汲み置きの水で顔を洗い、婆様に朝の挨拶をしに、自宅の外へと向かう。途中、平坦な出口で躓き、痛そうな音を立てて顔から地面に倒れた]
うう……痛いの
……あれ?
[ラウルが心配そうにぴぃと鳴く声を聞きながら、違和感を覚えた左足を見ると、球状に痣のように黒ずんでいる。首を傾げ]
……綺麗にしないと……
また、リディアさん、に、お風呂入れって……あひると、蛙も……
[顔を上げ外に視線を向けると、見えたのは、桜色の世界]
……わ、あ……
[墓標の周囲を、花弁が舞う。その光景をしばしラウルと眺めていた]
[とうに封印を終えたその場所は閑散としていて。
目に付いたのは、先程までスティーヴに説明をしていた長老。
掠れた声を投げる]
…ねぇ、本当?
[主語も述語もない、問い。
けれどそれは正確に捉えられ、明瞭な答えを受けた]
ふぅん……。
本当に…いないんだ。
しかも、抵抗の素振りすら見せなかったとか。
…命の危険が無いからって……。
[ゆるゆると腕を上げ、口許を覆う。
そうでもしなければ、発作的に笑ってしまいそうだった]
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