23 桜花散華─闇夜に散るは紅吹雪─
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探偵 利吉
―――回想―――
……。
［男は立っていた。
周りに散らばる死体の中。
血溜まりの出来た海の中。
むせるような鉄の匂いの中。
男は、何も感じない虚無であるかのように、その場に立ち尽くしていた。
その眼は虚ろ。いや、まさにその眼が写しているのこそが虚無か。
手は赤く染まり、ただぼうっと、天を見上げている］
……？
［気づいたのはいつからだろう。
男は視線だけを、小百合に向ける。
虚ろな虚無の目を］
……オマエモ……オレヲ……コロソウトオモウノカ？
旅行家 蓮実
/*
>>1522 史人
[切るにいたろうがそもそも網から手が出せるのが少ししかない。しかもそれ以前に至ってない（ぇ]
面白そうとか試してみようかぁとかで小競り合いぐらいなら凄く頻繁にありそうだぁ。若いし
はい。そういう意味でしたなぁ。個人のキャラ差にもよるが、やっぱりその辺の厚みを色々思ったり
でもないほうが楽といえば楽かなぁって人ですな。
キリングありが嫌いではないが時代背景とかその辺で倫理観とかがそれなりに備わる場所だと色々難しそうだとかちと思ってるもんだから
>>1525 榛名
便利さー。しかもそのときやる行動終わった後だったから後寝るだけだったし
ああ、審問だったら使い切ったな。あの時は若かったから（ぇ
歌姫 琉璃
[裕樹を見上げながら]
スパルタはさすがに裕樹が大変そうだからね。
[くすりと笑いかけながら]
ボクも人と付き合うのは初めてだし、
お互い学びあいながらいかないとね。
[ほっぺたをむにぃとつつきながら]
裕樹はこういうのなれないみたいだからね、
お兄さんがリードしてあげよう。
学生 涼
[体がぎゅって締められて痛い。足の指の間は草履で痛いし、ピンで留めた髪も引きつってる感じ。
それでも昔の（っていっても、高校時代とか）友達と会ったら嬉しいし、やっぱり話すときは笑えるし、実際写真撮った時よりはつらくない。あれはひどかった。普通じゃできない格好するもんだから、どうしたってひきつりたくなっちゃった。
でも見てる人は違うんだろう。後から見ても違うんだろうけど。
すぐに決めた振袖は薄い黄色で、花の柄がいっぱいある。実は、草履もその生地を使ってて、これはちょっとした自慢だったりする。
ただ、これを次はいつ着ようとか、そんなこと今は考えたくない。
二十年で何があったとか、豊富とか、そんな退屈な成人式。
今日から大人の仲間入り。
誕生日当日なんてことはないし、ハッピーマンデーとかで、一月十五日じゃないけど、今日は多分、人生の節目の日ってやつなんだろう。]
学生 涼
んー、終わった！
[外は雪だし、ちょっと寒い。ストールをしっかり巻かなきゃね。]
同窓会？
んー、小学校とか中学校とか、たしかあった気がするけど、行かないかなー。
あ、でも、行く場所あるんだ。
だから気にしないでねー！
[高校の友達って、やっぱり中学のやつに行くし。
そう言って送り出して、傘を広げる。足とか微妙に痛いけど、歩かなきゃね。
二十年、たいしたことのなかった人もいる。それでも、違う人もいる。
五年前のことは、忘れることなんてなかった。ただ、前より思い出すのが少なくなるくらい。]
――ばーか、晴れ姿くらい見せたかったのに。
[聞こえやしないけど、文句は言いたい。信号が青になる。
せめて、気分の問題で、彼が昔いた場所に向かった。]
女中 小百合
-回想-
[大婆の命はあの男を殺せというものだった。理由は知らない。知る必要がない。
だが男は血の海に沈んでいる。手を下したのは勿論自分ではない。
他にも何人もの倒れたモノ。
何故倒れているのか、何があったのか。理由は知らない。知る必要がない。
ただそれをしたモノが中央に立ち、天を見上げている。
人でないモノだとは理解できたが。
それよりはさて、大婆の命令は既に為されたけれどどうしようかと思っていた矢先に、ソレが此方をみやり話しかけてきた。
小百合はけらりと笑い、その虚ろな目を見返す。]
アンタを？
残念。そんな事言われてないもの。
[問われた内容は、端的で。人の響きはまだない。]
アンタナニモノ？
[面白いものを見つけたと。にぃと、口が歪めながら、そう問うた。]
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