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[いつの間にか落ちていた転寝。
見たのは過去の夢。
宿した『鳳凰』を御しきれず、暴走を繰り返していた自分を、何故か鎮める力を持っていた、従兄。
鎮めの力となっていたのは、彼の宿した『水』の属。
それが、『天魔』に属す力と知った時。
彼が、それを『封じ』て生きたいと願った時。
しかし、『封じ』を拒む魔が暴走した時。
焔は揺らいで、それでも、可能性を掴もうとして。
けれど──]
─『隔離の陣』・個室─
[ふ、と目が覚める。
いつの間にか、転寝をしていたらしい]
……あー……。
[口をつくのは、気だるげな、声]
……目覚め……最悪。
だったら、僕で満足して下さい。
[右の眼だけで向けられる視線に、薄く浮かべた弧が映る。
ゆるりと椅子から立ち上がると、
金の髪を見下ろすようにして、僅かに首を傾いだ。]
ええ、ご名答です。――隔離の陣の中ですよ。
夏の暑さが無い分、外よりは幾らか過ごし易いかもしれませんね。
僕には、少々退屈ですが。
[尤も過ごし易さに関しては、人間の身にとってはの話。]
[とりあえず己の気の流れを封じるのは。と蒼龍の知識を漁り試しておく。ちゃんと出来てるか知らないが、やらないよりましであろう]
友人のクラスメイト、干からびさせんな
[火がいないからしっかり困った。]
[のそり]
[鳳凰が転寝ていた部屋の外。遅々とした歩みのそれは、ようやく目的の場所へと辿り着いた。扉の前へと立つと、にゅい、と首を伸ばしてノックするような仕草。頭突きで成されたそれは、辛うじて音として鳳凰の耳に届いたか]
[キョウヤに強く窘められて、しょんぼりという表現化ぴったりと合う程に肩を落とした]
……マリーに傷をつけたんだ。干からびるくらい大した事はない。
[十分刑事事件です]
……ちぇ。
[ 小さく、舌打ち。
見下ろしてくる視線を捉え、
両の手を突くと、緩慢に身を起こして座り直した。
右腕と、胸が特に痛みはしたが、表には出さず ]
どーりで。 怠い筈だわ。
[ 抑えつけられているようで、息苦しい。
胸元を緩めようとして、パーカーがないのに気付く。
シャツにも裂かれた痕があり、色濃く染まっている事から、
おじゃんになったのなんて、容易に想像出来たが。
曝け出された金髪を、億劫そうに掻き上げる ]
そりゃあ。初回退場の身じゃねえ。
あ?そだったのか。
[そのときはまだ外の様子とか見れる状態じゃなかったとかだが]
いや、干からびるとか結構なことだから。ってかマリーはまだ外で……幸貴…どうしてるかな
[むぅと顔を顰める。まだこちらに来ていること等を知らない]
[ぼんやりとしていた所に聞こえた、音。
それを先に拾ったのは紅鴛で。
くるる、という鳴き声と羽ばたく仕種に物思いから覚め、翼の示す扉を見やる]
……ん?
[戸惑いながらも立ち上がり、細く扉を開ける。
が、人の姿はなく]
え?
[きょとり、としていると、紅鴛がふわり、肩から床へ。
その動きを追って、ようやく、それに気づいた]
……亀?
[キョウヤが流れ込む分を止めてくれたおかげで、土虚木乗は回避されたらしく。
未だヒサタカに流れ込む分の不快を、無意識に払おうとする]
…ぅうー…
[べしり。
黄金色の鱗に包まれた尻尾が地を叩く。その軌道にはヒサタカが]
[開かれた扉。そこから覗いた相手の姿に、亀は上方へ首を伸ばす]
[同時に降りてくる真白の鳥。挨拶をするようにそちらに首を伸ばしてから、再び鳳凰へと首を向けた]
『鳳凰、寄り代の願い、聞き届けてたもう』
[頭に直接響く声。それは幸貴とはまた違う女性の声。『鳳凰』の記憶ならば、それが『霊亀』の声だと言うのが理解出来たか]
[聞こえてきた声に、一つ、瞬く。
自身の記憶にはない、声。だが、『鳳凰』の記憶の中にはそれはあり]
……霊亀……か。
拠り代……先輩の、願い?
[訝るように呟きつつ。
ともあれ、その場に膝をついて]
大体、察しはつくが……鵬谷に憑いてた、魔の関係か?
[舌打ちに、顔色を変えることなくくつりと喉を鳴らす。
座り直した相手を、変わらず見下ろしたまま。
――怠いとの言葉には、一度瞬きするだけで。]
全くです。面白くなりそうだったのに、
“楽しかった”ですか?
[何がとは、言わないが。
ゆるりと、腕を伸ばす。――理由なんて、特に無い。
拒否されなければ、その金に再び触れようと]
『左様』
[膝をつく相手に頷くように亀の首が上下に振れた]
『これは久鷹の願いでもあり、マリーの願いでもある。
九尾の子を……彼らの傍に……。
陽の心は彼らの傍を望み、有する力も然程無い。
陰の心も力はほぼ無く、肉体が陽の心に奪われているために力を蓄えること叶わぬ。
確りとした封をし、影響出ぬようにした上で構わぬ。
寄り代の、彼らの願い、聞き届けてやってはくれまいか』
[亀を介した『霊亀』の言葉。それは柔らかく、静かに、鳳凰の意識へと伝い行く。寄り代の願いを叶えたい、その強き想いを言葉に乗せて]
[そういえばキョウヤに言われるまで、サキが戻ってこないのを忘れていた。
ただ町を直しにいくのであれば、そろそろ戻ってきてもおかしくない筈なのに。
と、そう考え込んでいるところに、黄龍の一撃が脛を直撃した]
〜〜〜〜〜〜〜〜!
[どうやら、サキの一撃も耐える体も、脛だけは別だったらしい。地面を転がって悶絶している]
っくし。
[不意に出たクシャミに我に返る。
ボーっとしていたのはどれだけの間だったのだろう]
神宮司先輩も落ち着いたかな。
うん、誰かに訊ねてみよう。
[座っていた石の上から、スタッと地面に降りて。
でも万一を避け、館に直接戻るのではなく外に居ないかと探しに]
……まぁ、それなりに。
あーあ。
後、ちょいだったのになぁ。
[ クリア直前でゲームオーバーになった、
その程度の軽さで、物を言う。
触れる手を避けようとはせず、顔を上げる。
見返す眼の、焦点が定まらぬは気付かれるか ]
そちらは楽しめませんでしたか。
ぁーぁ……まあ自業自得だろ
[とりあえずもだえる久鷹をみつつ、九尾を下におろした。それが気の流れによるものとは知らないが]
しっかし、五十嵐先輩の治療の手伝いをしたにせよ…。なんでこんなに消耗してんだか
[それが幸貴によるものだと知らず首かしげ]
[巨大黄金ハエ叩き?は見事ヒットした模様。
そしてその衝撃で黄龍の瞼が上下に開き、瞳孔が悶絶する男を捕え細まった]
………グルゥ…
[持ち上げられた鎌首が唸り、牙の揃った顎が不満げに薄く開く]
―――…あほー、勝手に横取りすんなー。
[声はアレですが、内容と発音は見事に変わってませんでした]
…………。
[伝えられる言葉に、しばし、黙り込む。
平時であれば、「無茶言うな」と、一蹴しそうなものなのだが。
『霊亀』の想いの強さ故か。
一連の事態への霊亀の取り組む姿勢を見ていたからか。
……或いは、転寝に垣間見た、夢のためか]
……何か、事、起きた時。
その責の全てを、霊亀が受ける覚悟があるのであれば。
それなら、俺が口出しする事じゃない、な。
[返る言葉は静か。
見上げる亀には、真紅の瞳に僅かに浮かんだ陰りが見えるやも知れないが。
それは、すぐに消え失せて]
……そも、一度任せる、と言ったからな。
今更、文句はいわねぇよ。
おや。…それは残念でしたね。
朱雀に、阻まれてしまいましたか。
[ゆるりと首を傾いで。何処か楽しげに言の葉を紡ぐ。
それはまるで、四瑞とは思えぬ台詞だが。]
――楽しませてもらいましたよ?十二分に。
ただ、物足りないのは否めませんね。
[指先で、金に触れる。
向けられる視線の違和感に、ゆるりと一度瞬いて――
何を思ったか、薄く、笑みを浮かべた。]
此処は、静か過ぎて。
[一番ありえそうなのは、昨日と同じ草原か。
きっと疲れたらリカはまたそこで回復図るだろうなとか。
だが流石に色々起きてアレでソレな事態になってるとは思わず]
『……万一の時は。
寄り代も「私」も、その責を負う覚悟は出来ている。
如何様な処遇、処罰も受けよう』
[鳳凰の言葉に揺らぐことなく確りとした言葉を返す。陰りを含む瞳を亀が真摯に見つめていた]
『……では、寄り代達の願いは……』
[ちなみに、ヒサタカは気の制御方法なんて全く知らない。しかし悶絶したおかげで何とか、気の流出に関しては目処が付いた様子。
しばしの間転がり回っていた彼は、むんずと黄龍を掴むと、尻尾でリカの額を殴打!]
――スパーン!
[いい音がしたと思われる]
……デボチン、いい音。
[八つ当たりである]
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